大寒winter
キャンディーズの、「春一番」。雪が溶けて川になって流れてゆきます、つくしの子が恥ずかし気に顔を出します、もうすぐ春ですね、ちょっと気取ってみませんか。名歌。
芹洋子の「早春賦」を想起。春は名のみの風の寒さや、谷の鶯歌は思えど。
★賦（ふ）とは、古代中国の韻文における文体の一つ。唐の詩や宋の詞などと並び、漢帝国を代表する文芸である。戦国時代に端を発し、形を変えながら遅くは清に至るまで存続した。★
古今亭志ん朝の、「たがや」。たがや - Wikipedia
江戸の両国橋上での、たがや と侍の喧嘩の話。
川開きで花火の夜。老いた両親の待つ川向こうへ急いで帰りたい たがや だったが、見物客がいっぱいで、なかなか進めない。
人波を分けながら急いでいると、視界が開け、そこに馬に乗った侍の一行。驚いたたがや、転んで道具箱を落とすと、中のたがが馬上の侍の笠を吹っ飛ばし、怒った侍に切りつけられそうになった。たがやは肝を据え、どっからでも斬りやがれ、と仰向けに寝転んだ。すると観客たちはたがやに共感、応援し出した。見つかると自分が斬られるため、人込みの中から姿を見せずに侍の悪口。
死ぬ覚悟のたがやは、偶然に味方されて三人の侍を倒し、残った侍はあと一人となった。
観客からは、「たーがやー」と声が掛かる、で下げ。
枕での、花火屋「たまや」と「かぎや」の話が伏線。
まず「かぎや」があって、そこで働いていた職人が「たまや」を作ったらしいのだが、「かぎや」は言いにくいためか、たまやたまやと一方ばかりに声が掛かる。
にわとりも追い詰められりゃ五尺飛び
窮鼠猫を嚙むの鶏版。たがやの覚悟の比喩。
士農工商の身分制度にあぐらをかく横暴な侍の姿が描写されている。
農工商や芸人たちつまり庶民が日々理不尽な、悔しい思いをしていたから、高座でこのような落語を聞くと胸がすーっとしたことだろう。
両国の花火。
鍵屋の歴史｜宗家花火鍵屋 (souke-kagiya.co.jp)
「かーぎやー」
「工学ではなく、芸術としての花火を追求した」
江戸のたがや（箍屋）。侍の笠を跳ね飛ばした、竹製の箍。
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★箍
-
桶おけや樽たるなどの周囲にはめ，その胴が分解しないように押さえつけてある，金属や竹で作った輪。
"風呂桶のたが"★
樽の箍。
醤油樽の箍。
酒樽の箍。
漬物樽の箍。
寿司桶の箍。
飯台の箍。
ステンレス製の箍の飯台。
風呂桶の箍。
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号
の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中です
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心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽（だけ）まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ
作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」
では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく？』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
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