星お月様星空『フィラデルフィア物語 The Philadelphia Story』1940年星空お月様星

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『フィラデルフィア物語』をApple TVで

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彫刻のように美しく奔放なお金持ちのバツイチのお嬢様が、

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再婚前夜にカルチャーショックを受け、軟化し、粘土のように一回ぐにゃっとなって他バイブス(空気・文化)を吸い、その後自分らしく成形し、自分軸の女神に生まれ変わって元夫と元鞘に戻った話。

 

そのカルチャーショックとなったのは、セレブなぶっ飛んだお嬢様のお屋敷に潜入し、再婚結婚式のパパラッチ記事を書いて載せようとしていた雑誌『スパイ』のライター。

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彼は駆け出しの作家。一緒に来てパパラッチ写真を撮ろうとしていたのは、いつか彼と結婚しようとしている絵描きの恋人。(二人は、結婚式には不参加の、お嬢様の兄の友人ということで潜入していたが、結構早い段階で身バレ。お嬢様は、『スパイ』のようなゴシップ誌が大嫌い。しかし、この再婚結婚式記事を出せば代わりに父の浮気記事を出さないと言われ、潜入記事を書かせることになる。)フィラデルフィア物語の画像一覧 | 映画ポップコーンお屋敷にやって来た二人は芸術家なのだが、本業が金にならないため、生活の為にこの仕事に甘んじているのであって、実はこの仕事が好きではない。しかしそんなことを言っていたらまず生きていけないでしょう、と女性は男性の尻を叩いて、自分たちの生活のために、上から言われた仕事をするのだ。駆け出しの作家は30歳で、一冊本を出したという段階。

恋人同士である二人に、上司が、その会社の支部に勤めていた男性を紹介。その男性は、取材対象であるお嬢様の元夫。

この元夫が、勝手知ったる妻の実家の裏口から入り、顔見知りの執事に顔パスされ、三人で「潜入」。

 

元夫は、元妻の再婚を阻止したい。

バタバタしているうちに、酔ったお嬢様と酔った駆け出しの作家が恋人のようなムードに。

それは結婚式の前夜。夫になる男と元夫の前に、駆け出しの作家がお嬢様を抱いて登場。

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しかし二人は酔った勢いとムードで二回キスして泳いだだけ。寝てはいない。

 

 

翌日。二日酔いのお嬢様は記憶を失っていたが、徐々に色々思い出す。

自宅には招待客も牧師さんも来ていて、結婚式がいつ始まってもいい、という状態。

しかし、結婚するはずだった二人は、この結婚はナシだと気付き、別れを決める。

ジョン・ハワード | 映画ポップコーン

映画の観客は、駆け出しの作家とお嬢様が結婚するのか?と思うも、そうすると絵描きの女性はどうなる?となってしまう。

なぜ元夫と元鞘に戻ることを想起しないかというと、元夫が「自分は部外者だから」というセリフを言ったから。じゃあ元夫にとってはもう終わっていることなのか、それで父親のような気分で「娘」のその後を見守っているのか、と思う。

しかし元夫はまだそこまで達観してはいない。

 

結婚式の客が集まっている部屋に、お嬢様が説明をしに行こうとしたところへ、元夫がアイデアを出す。

二年前、二人は駆け落ちして、結婚式をしていなかったのだ。

その二年前にするはずだった式を今しよう、となって、お嬢様は「元夫」と、晴れて初めての結婚式をしたのでした、というエンディング。

フィラデルフィア物語ポスター 見事な

軽快な、ラブコメ。

 

セレブだからぶっとんでいる、お金があるから深刻にならない、とも言える。

この主人公のトレイシーは、駆け出しの作家と付き合うことで、板のように居丈高に接して論破していた父にも、ごめんなさい、や、ありがとうが心から素直に言えるようになる。(娘は父をこの結婚式に招待していなかった。しかし母が父を呼んだ。父は仕事で家を長期不在にしていたか、別居中ということと理解した。(または、先の結婚の新居に、トレイシー一人が住んでいたのかもしれない。母と妹は、よく来ているので屋敷の勝手を知っている。))

 

父は若いダンサーと浮気をしていた。それを父自身は悪びれていず、母も気にとめていず、再会した両親はラブラブ。

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そんな二人に怒りを感じていたトレイシーだったが、自分も「浮気」でリフレッシュした、というオチ。

 

「浮気」とは、この映画では、異文化交流として描かれていると思った。

 

 

トレイシーが、上流社会しか知らない人物で、誰からも女王女神を崇められているため、自信があり過ぎ、何かと強引なのだ。そこがまた魅力とも言える。

そこへ苦労人のカップルが仕事で潜入。裕福で余裕があり、誰にも優しいトレイシーは、彼らからも好意を持たれる。

そして、彼らとの交流の中で、トレイシーの心の繊細さが発掘される感じ。

 

この件は、駆け出しの作家とその恋人とトレイシーの元夫の、仕事に対する闘争でもある。

彼ら三人は、上司のゴシップ記事を書き、トレイシーの結婚潜入記事を書かずに済むようにしたのだ。

それで三人は雑誌社からクビになることが明らか。

しかし、彼ら三人ならこれから自分の本当の才能を生かしてやっていけるだろうと思える。

 

 

映画冒頭は、トレイシーと元夫の、夫婦喧嘩。元夫がゴルフに行こうとしている玄関へトレイシーがネグリジェ姿で出て来て、夫のゴルフパターを折る(笑)。(また休日に一人でゴルフに行っちゃうの?なんで行っちゃいけない?という喧嘩だろう。そのシーンにセリフはない。故にアクションが大袈裟。)

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それに逆上した夫が、トレイシーの顔を(笑)押すと

『フィラデルフィア物語』(1940) 164-687 ( 映画レビュー ) - PONYの映画缶詰 - Yahoo!ブログ

トレイシーは直線的に後ろに倒れる。ここで、二人が遠慮なくやり合い、つまりエネルギーが対等であることが表現されている。

 

それから二年後、というキャプションが出て、トレイシーが別の男性と結婚しようとしていることが描かれるのだが、冒頭の元夫ほどには、出てくる誰もトレイシーと互角ではないのだ。

 

 

セリフ一つ一つが、数式のようだった。

バランスボールのように、ここを押すとあちらが凹む、というような因果関係があり、その足し算引き算掛け算割り算具合が面白かった。

それぞれのアイデンティティーが揺れずブレず、バイオリンの人はチェロにはならないし、ピッコロの人がコントラバスにはならない。

そういう個性しかない人達が集まり、交響曲を奏でていた。

ラブコメの元祖はこの辺りなのだろうと思った。

元は、ブロードウェイ喜劇として作られた。為に、話には、躍動、進展、が必須だったのだろう。登場人物がじっと落ち込み深刻に悩んでいてはならない。

ゆっくり過ぎると、リズムが出ず、よって喜劇にはならない。喜劇とは、ある種のリズムのことなのでは、と思った。

 

この話は、三角関係話とも言える。

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四角関係話とも言える。

男と女がとても仲が良く互角で、尊敬協力し合っていた古き良き時代の映画だと思った。

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フィラデルフィア・シティホール - フィラデルフィア

フィラデルフィア - Wikipedia

 

 

 

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「素晴らしき哉、人生!」のJ・スチュアート、「めぐり逢い」のK・ヘプバーン、「北北東に進路を取れ」のC・グラント
豪華3大俳優競演で贈る大ヒット・ブロードウェイコメディ

結婚式を間近に控えたフィラデルフィアの令嬢トレイシーは、プライドが高く傲慢なわがまま娘で、離婚した過去もある.。彼女の再婚を知った元夫デクスターは、いまだ残る彼女への未練から結婚の妨害工作を練り始める。そして、上流階級のスキャンダルを狙う雑誌記者マーコリーとカメラマンのリズをトレイシーの家に送り込み、一家を巻き込む大波乱を起こそうとするのだが…。
アカデミー賞に4度輝くキャサリン・ヘプバーンのコメディアンぶりと、のちにヒッチコック作品の2大名物スターとなるケーリー・グラントとジェームズ・スチュアート(本作で1940年度アカデミー賞主演男優賞受賞)の対照的な個性の組み合わせが絶妙の面白さを生み出している。後にミュージカル版「上流階級」としてリメイクもされているコメディの傑作。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

ケリー・グラント、キャサリン・ヘプバーン主演のブロードウェイコメディの映画化作品。結婚を控えた上流階級令嬢トレイシーの下に、2年前彼女から去って行ったデクスターが現れる。未練のあるデクスターは静かなる結婚妨害を試みるが…。

 

レビュー

製作: ジョセフ・L.マンキーウィッツ 

監督: ジョージ・キューカー 

ジョージ・キューカー

原作: フィリップ・バリー 

脚本: ドナルド・オグデン・スチュワート 

撮影: ジョセフ・ルッテンバーグ 

音楽: フランツ・ワックスマン 

出演: ケーリー・グラント/キャサリン・ヘプバーン/ジョン・ハワード/ジェイムズ・スチュワート/ルース・ハッセイ/ローランド・ヤング/ジョン・ハリデイ/ヴァージニア・ウェイドラー/メアリー・ナッシュ/ヘンリー・ダニエル/ヒラリー・ブルック
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)★

 

 

 

★Wikipediaより★

フィラデルフィア物語』(フィラデルフィアものがたり、The Philadelphia Story)は、1940年制作のアメリカロマンティック・コメディ映画[2][3]フィリップ・バリー英語版)が手掛けた同名のブロードウェイ作品英語版)を原作とし、結婚前夜の上流階級の令嬢と、その前夫と雑誌記者による喜劇を描いている。

キャサリン・へプバーン演じる令嬢は、フィラデルフィアの社交界で浮名を流し、後に原作者バリーの友人と結婚したヘレン・ホープ・モントゴメリー・スコット英語版

Helen Hope Montgomery Scott - Alchetron, the free social encyclopedia

Helen Hope Montgomery Scott, standing by a portrait of her painted by Augustus John

をモデルにしている[4]。へプバーンは本作の大ヒットによりスター女優となり、それまで映画興行主から着せられていた「ボックス・オフィス・ポイズン(金にならないスター)」の汚名を返上した[5]

1940年(第13回)アカデミー賞主演男優賞(ジェームズ・スチュワート)、

ジェームズ・ステュアート

脚色賞を受賞した。1956年の『上流社会』はこの作品のミュージカル版。

ストーリー

へプバーン、グラント、ナッシュ、ウェイダー

フィラデルフィア上流階級の令嬢トレイシーは、石炭会社の重役であるジョージとの結婚を控えていた。大のマスコミ嫌いのトレイシーの結婚式をスクープしようと考えた「スパイ誌」の社長キッドは、2年前にトレイシーと喧嘩別れした前夫デクスターを利用してヘイヴン邸内部の取材を計画する。キッドに指示されたコナーとエリザベスは、「トレイシーの兄の友人」と偽りヘイヴン邸に乗り込む。デクスターの存在から二人の正体を察知したトレイシーは二人を追い出そうとするが、デクスターから「父セスの愛人スキャンダルを雑誌に掲載する」と脅され、掲載取り下げと引き換えに結婚式の取材を引き受ける。ロード一家は渋々「上品な上流階級」を装うが、気が強くプライドの高いトレイシーはエリザベスのカメラを落としてネガを台なしにする。

エリザベスと別れたコナーはヘイヴン家の歴史を知るために図書館に向かうが、そこでトレイシーと鉢合わせになる。彼女はコナーが執筆した短編小説を探しに図書館を訪れ、彼の小説を読み才能を絶賛する。トレイシーはコナーを屋敷のプールに誘うが、そこでデクスターと鉢合わせになり、彼から「他人を思いやる心がない」と言われ口論になる。コナーはその場を立ち去るが、入れ替わりにジョージが現れてデクスターと口論になる。デクスターが立ち去った後、トレイシーはジョージが自分を愛情ではなく崇拝の念を抱いていることを知りショックを受ける。トレイシーは夜の舞踏会を前にセスと会うが、父からもデクスターと同じことを言われショックを受けてしまう。

へプバーンとスチュワート

舞踏会に出席したトレイシーは悪酔いしてコナーと良い雰囲気になるが、そこをジョージに見られてしまう。泥酔したコナーはデクスターの屋敷に乗り込み、「トレイシーのことを今も愛しているのか」と尋ねる。酔いが回ったコナーは上司キッドのスキャンダルを話し始め、それを聞いたデクスターは、スキャンダルをネタにトレイシーの父のスキャンダルを握り潰そうと考える。意気投合した二人はキッドのスキャンダルを文章にしようとするが、そこに酔い潰れたトレイシーを連れたエリザベスが現れ、エリザベスは文章をタイプするために残り、コナーはトレイシーを屋敷に連れて帰る。互いに惹かれ合う二人はプールでひと泳ぎした後、コナーはトレイシーを抱きかかえて屋敷に戻るが、そこで彼女を心配して駆け付けたジョージとデクスターと鉢合わせてしまう。

翌朝、結婚式を控えたトレイシーは酔い潰れて前夜の記憶を失っており、一部始終を見ていた妹ダイナから事実を聞かされ狼狽する。そこにデクスターやコナー、エリザベスが到着し、さらにジョージも昨夜の事実を確かめに訪れる。トレイシーはジョージと結婚はできないことを告げ、ジョージも婚約解消を受け入れ屋敷を立ち去る。しかし、結婚式が始まってしまい、トレイシーは慌てだす。コナーは責任を取るためにトレイシーに求婚するが、彼女はコナーに想いを寄せるエリザベスに配慮して求婚を断る。参列者に謝罪しようとするトレイシーに対し、デクスターは再婚を持ちかけ、彼女も提案を受け入れ、二人は結婚式場に向かう。

キャスト

へプバーン、グラント、スチュワート、ハワード

製作

へプバーン、グラント、スチュワート、ハッセイ

フィリップ・バリーは舞台女優のキャサリン・へプバーンを気に入り、彼女のためにブロードウェイ作品『フィラデルフィア物語』の脚本を執筆した[6]。へプバーンは令嬢トレイシーを演じ、デクスター役はジョゼフ・コットン、コナー役はヴァン・ヘフリン、エリザベス役はシャーリー・ブースが務めた。バリーは、出演作の興行的失敗で興行主たちから「ボックス・オフィス・ポイズン(金にならないスター)」と呼ばれていたへプバーンの不名誉を『フィラデルフィア物語』によって払拭しようと考えていた。後に元愛人ハワード・ヒューズから映画化の権利を受け取ったへプバーンはMGMと交渉し、25万ドルで映画化の権利を譲渡した[7]

へプバーンの要求により、監督にはジョージ・キューカーが、脚本化にはバリーの友人でもあるドナルド・オグデン・スチュアワート英語版)が起用された[6]。また、彼女はコナー役にスペンサー・トレイシー、デクスター役にはクラーク・ゲーブルを希望していたが、二人ともスケジュールの都合が付かずに断念している。代わりにオファーを受けたケーリー・グラントは、「自分をキャスト・クレジットの一番上に表記すること」「出演料13万7,000ドル」という条件でオファーを承諾し、彼は出演料の全額を英国戦争安心協会英語版)に寄付した[8]

1940年7月5日から8月14日にかけて、カルバーシティにあるMGMのスタジオで撮影が行われた。へプバーンはプールにダイビングするシーンをスタントなしで自ら行った。後に『黄昏』に出演した際、共演したジェーン・フォンダがダイビングするのを恐がっているのを見て、「私は『フィラデルフィア物語』で自分でダイビングしたわよ」と語りかけたという。

評価

へプバーンを抱きかかえるスチュワート

Rotten Tomatoesには54件のレビューが寄せられ、支持率100%、平均評価8.8/10となっており、「ジョージ・キューカーの示した素晴らしくウィットに富んだ脚本とキャストの優れた演技力により、『フィラデルフィア物語』は無条件の古典となっています」と批評されている[9]。また、同サイトでは「最高のロマンティック・コメディ」にランク付けされている[10]

ボズレー・クラウザーは、「この映画は、優れたコメディが持つべき要素が全て詰まっています。上流社会の優雅さ、ヘプバーン、スチュワート、グラントの見事な演技。この気の利いた恋愛シナリオは、フィリップ・バリーの素晴らしい原作をドナルド・オグデン・スチュワートが脚色しました」と批評している[11]。★