星お月様星空『20センチュリー・ウーマン星空お月様星

 

 

 
10 filmes para assistir e se emocionar no Dia das Mães - Cinema com ...
成長する息子に触れたい母。避ける息子。
マイク・ミルズ独特の、時代の映像の挿入。
 
パンクな写真家アビーの、持ち物を写せば自分を表現できるのでは、というアイデアが面白かった。
そうだろうと思う。(お借りした画像より)
Sister Missionary Complete Packing List - With Pictures (Part 1 ...
思わず見入ってしまう、センスあふれるクリエイターのバッグの中身【2020】(画像あり) | バッグの中身, カバンの中身, カバン
 
センスの鋭い人の脳内を見ているようだった。つまりマイク・ミルズの私小説。
主人公は1964年生まれ。お母さんは1924年生まれ。主人公は何度も、「お母さんは大恐慌時代の人だからと言う。
「大恐慌時代の人は、知り合い同士で一緒に子どもを育てたらしいよ」。

 

映画の舞台は1979年。つまり主人公が15歳の、思春期真っ只中の夏。

お母さんはシングルマザー。
息子を愛しているが愛すればこそいろいろしんどくなり、息子の幼馴染ジュリーと、同じ家に住むパンクなアビーに、息子の力になってほしいと頼む。
しかしジュリーは「母親役は嫌」。「母親じゃなくていい」と母。
このジュリーとアビーが本気過ぎるというか、いい意味で加減を知らない。純粋。言葉を真に受ける。社交辞令が加味されているだろうなどと差し引きしない。そのまま信じる。
ジュリーは17歳、アビーは自分のお母さんが流産したことを知らず、流産を避けるために薬を使ったことなどを受け入れられず、飛び出すように家を出て、この家にやって来た。アビーは、どうやらその薬が原因で子宮に不具合が生じたらしいのだ。
主人公のジェイミーも人付き合いの濃度程度が分からず、アビーの検査結果を聞くために、一緒に病院に行って結果待ちをしてしまう。お母さんからすれば、それはやり過ぎ、近過ぎでは、と感じるところ。
アビーは自分が知っているありったけを素直なジェイミーに教えてあげようと、女性の体のことや気持ちをあけすけに教えてあげる。ジェイミーはスポンジのようにそれを吸収、すぐに実行してみる。
ジュリーはジェイミーの二階の部屋に窓から忍び込み、セックスなしで一緒に寝ている。そこに夜遊びして喧嘩してきたアビーが来て、セックスしてないなら私も一緒に寝させて、とベッドに入ってくる。そしてアビーは、喧嘩で自分の自尊心がいかに傷付いたかをジェイミーだけに語る。これはジュリーにも丸聴こえなのだが、「ジュリーは聞いちゃダメ」と言うように、アビーはジェイミーの耳に口を付けて囁くのだ。これはジュリーも含めた楽しいおふざけではなく、本気でというか、ジェイミーの母代わりとして、セックスをしないのにベッドにいる女子に対しての攻撃なのだ。アビーにはたくさんの持論があり、それを決して曲げない。それがパンク魂ということなのかもしれないが、「セックスしない子と一緒に寝ちゃだめ、男が廃るから」というようなことを言う。アビーは、良かれと思って、お母さんに頼まれたという責任感もあり、こういうことを言ったりフェミニズムの本をジェイミーにあげたりする。ジェイミーは言葉だけ知って頭でっかちになり、それを仲間の男子につけこまれて攻撃されたりする。女性の前でのかっこいい男の立ち居振る舞いも教える。しかしこれは、アビーの好みの男性イメージのインプット。教える、という影響力の面白さと怖さを思った。特に相手が未成年の場合。
パンクなアビーにすっかり感化されたジェイミーはアビーに、「二人でこの街を出よう。そして〇〇で一緒に暮らそう」と言う。アビーはジェイミーに、「とにかくこの街を出なきゃだめ。サングラス屋で働く前に」と言っていたから。食べたものが即栄養や力になるように、ジェイミーはアビーの言葉を栄養や力にしている。
「だめ、あなたが好きなのはジュリーでしょ?」とアビー。それを聞き、黙るジェイミー。
こういうごちゃごちゃめちゃめちゃは、思春期に必須な培養土なのだろう。『ションベン・ライダー』や『スタンドバイミー』を想起した。同じ家に住む個性的な人達のドタバタに巻き込まれる主人公ということでは『めぞん一刻』を想起。
ションベンライダー | あの時の映画日記~黄昏映画館
映画『スタンド・バイ・ミー』のこと
「めぞん一刻」おしゃれまとめの人気アイデア|Pinterest|森実仁志 | 高橋留美子, めぞん一刻, うる星やつら ラム
めぞん一刻 #65~66【無料ビデオ1週間】 | 【ABEMA】国内最大のアニメチャンネル
 
ジェイミーには、アビーとジュリーの真剣さが分かる、伝わる。ということはつまり、お母さんの人選が正解だったということなのだ。
 
お母さんは離婚した。お母さんは息子や周囲のエネルギーを見て、自分も冒険する。
 
面白くかつ悲しかったのは、お母さんのドロシアが、独白中に「私は1999年に肺癌で死ぬ。」と言ったことだった。ここでこの映画は、実話ではなく物語としてのリアリティーを持った。お母さんドロシアの声は、自分が死んだことを知っている。死んだあとも生きている霊魂のようで、そこにいい意味でゾッとした。やはり声とは霊魂、言霊は霊魂、と実感した。
 
物語の舞台は1979年。そこで誰かが誰かの親の紹介を声のみでする。
誰もが、自分のその後を声で語る。
映像を置き去りにして、声だけ現実を、時空を超えて今此処にいるという感じで。
こういうことができる、というこの表現が面白かった。
スライドのようにインサートされる物広告のような静止画像やニュース映像や個人のスナップ写真がストーリーを立体的にしてゆく。
そのように未来からも過去からも浮き彫りにされた1979年のイマココを、観客は共有する。
かけがえのない夏の時間を一緒に生きる。
 
そうそう、や、あるある、だらけなのだが、それが独特の映像センスで撮られ繋げられることで、唯一無二のあの夏の波になり、何度も寄せては引いてゆく。
 
二人だけのとき、お母さんは息子に向き合い、「あなたには幸せになってほしいの。私のようにはなってほしくないの」と言う。
すると息子は「僕はお母さんがいてくれればいい」と言う。
ここで泣いた。お母さんは、自分が一緒にいるとこの子が幸福になれないんじゃないかと悩み、他人に預けて距離を取ったのだが、息子は母との距離こそが寂しかったのだ、という、母と息子のラブストーリー。
 
 
映画「20センチュリー・ウーマン」 パワフルな女性キャラが魅力(1/2ページ) - 産経ニュース

「20センチュリー・ウーマン」(2016)映画レビュー | CINEMA MODE

20センチュリー・ウーマン2 | Cinemovie.配信映画ブログ

20th Century Women / 20センチュリー・ウーマン ~15歳が演じる15歳 - mysterious sheets

映画「20センチュリー・ウーマン 」ネタバレあらすじと結末・感想|起承転結でわかりやすく解説! - ページ 4 / 5 |hmhm[ふむふむ]

20センチュリー・ウーマン : 作品情報 - 映画.com

映画『20センチュリー・ウーマン』春期男子の人生指南役の適役は? [mi-mollet]|JOSEISHI.NET|講談社

映画「20センチュリー・ウーマン 」ネタバレあらすじと結末・感想|起承転結でわかりやすく解説! - ページ 2 / 5 |hmhm[ふむふむ]

男性フェミニストが贈る 映画「20センチュリー・ウーマン」 | ポンカル

映画『20センチュリー・ウーマン』春期男子の人生指南役の適役は? [mi-mollet]|JOSEISHI.NET|講談社

映画「20センチュリー・ウーマン 」ネタバレあらすじと結末・感想|起承転結でわかりやすく解説! - ページ 3 / 5 |hmhm[ふむふむ]

『20センチュリー・ウーマン』☆☆☆☆☆☆☆ 誰の目線になるか。ネタバレ映画レビューブログ | Cinemovie.配信映画ブログ

20センチュリー・ウーマン | HMV&BOOKS online - WPCR-17712

映画チラシサイト:20センチュリー・ウーマン


★【ポイント】
監督マイク・ミルズによる長編映画3本目にして、第89回アカデミー賞脚本賞に初ノミネート! !
前作から6年ぶりとなる本作で新たに描く物語は、自身の母親をテーマにした「母と息子のラブストーリー」。

2016年ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされ、過去最高の演技をみせる名優アネット・ベニング。実力派グレタ・ガーウィグと若手NO.1のエル・ファニング、
旬の注目女優たちによる見逃せない豪華共演! !

現代の世界へとつなげる「今の始まり」の瞬間だった1979年を、トーキング・ヘッズ、デヴィッド・ボウイなどの名曲で彩る音楽にも注目! !

公開前にマイク・ミルズ監督が来日、女性誌を中心に露出し、イベントに登壇したことも話題に! !


【ストーリー】
母さんは、15歳のボクについて"彼女たち"に相談した。
1979年、ボクたちの特別な夏がはじまる。

1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。
ある日ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染で友達以上恋人未満の関係、ジュリー(エル・ファニング)に
「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」とお願いする。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった。


【スタッフ】監督・脚本:マイク・ミルズ『人生はビギナーズ』【キャスト】

出演:アネット・ベニング『キッズ・オールライト』、エル・ファニング『ネオン・デーモン』、グレタ・ガーウィグ『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』、ルーカス・ジェイド・ズマン、
ビリー・クラダップ『スポットライト 世紀のスクープ』(Amazon商品ページより)
 

 

20センチュリー・ウーマン』(トゥエンティセンチェリー・ウーマン、原題:20th Century Women)は、2016年アメリカ合衆国で公開されたヒューマンドラマ映画である。監督はマイク・ミルズ、主演はアネット・ベニングが務めた。

本作は批評家・観客の双方から称賛され、特にマイク・ミルズの脚本と演出及びアネット・ベニングの演技は「キャリアベストの仕事」と絶賛された(後述)。前者は第89回アカデミー賞において脚本賞にノミネートされたが、受賞は逃した。

ストーリー

1979年カリフォルニア州サンタバーバラ。15歳の息子ジェイミーとの関係が上手くいっていないことに悩むシングルマザーのドロシーは、知人の写真家アビーとジェイミーの幼馴染ジュリーに助けを求めた。息子を支えてあげてほしい、と。その頃、ジェイミーは友人と共にロサンゼルスへロックコンサートに行っていた。帰宅したジェイミーは、親友のジュリーから「クラスメートと避妊せずにセックスをしてしまった。もしかしたら妊娠したかもしれない」と打ち明けられる。慌てたジェイミーは妊娠検査薬を購入した。検査の結果、妊娠せずに済んだことが判明する。その後、ジェイミーは今度はアビーから、癌検査の結果を聞きに行くのだけど一緒に来てくれないか、と相談され、病院に付き添うことになった。検査の結果、アビーはガンではなく良性であることが判明するが、子宮頸部が開きやすく妊娠に適さないと言うことを告げられた。病院に付き添ってもらったお礼として、アビーはジェイミーに秘密を打ち明ける。子宮に異常が出たのは自分の母親がジエチルスチルベストロール(DES:流産防止剤)を使用したからだと。

ある日、ジュリーはドロシーに「なぜ貴方は堅実な男性との恋愛ばかり追い求めるの? 貴方が本当に惹かれているのはウィリアムなのに。」と尋ねた。その考えも尤もだと思ったドロシーはアビーに刺激的な世界を教えてくれと頼んだ。アビーに教えてもらったパンククラブで、ドロシーとウィリアムは初めてキスをした。しかし、ウィリアムがアビーと肉体関係を続けていると知ったドロシーはそれ以上の関係になることを断った。ドロシーを愛していたウィリアムはアビーとの関係を清算した。ショックを受けたアビーはジェイミーとジュリーに「成功者になりたいならサンタバーバラを離れなさい」と言い放つのだった。

ジェイミーはアビーに連れて来てもらったロッククラブで酔っ払い、見知らぬ女の子とキスまでしてしまった。その頃、ウィリアムはドロシーから恋愛の育み方を教授されていた。ワンナイトラブばかり追い求めてきたウィリアムには、恋愛というものがよく分からなかったからである。クラブから帰ってきたアビーは、クラブを満喫するジェイミーを撮影した一枚をドロシーに見せた。その写真を見たドロシーは、自分の近くにいたのではジェイミーは充実した人生を送れないと確信するのだった。

ドロシーの下宿に住む人たちの人間関係は良好だったが、ジェイミーがフェミニズムへの関心を強めるにつれて、徐々に緊張感が生じていくことになった。(Wikipediaより)

キャスト

製作

構想

ドロシーとアビーはそれぞれミルズの母親と姉をモデルにして構築されたキャラクターである。ミルズは「私は母親と姉に育てられたという気がしています。だから私はいつもパンクな世界にいる女性や私の周辺にいる女性に訴えかけるような作品を作ろうとしてきました。彼女たちとの交流を通して、私は異性愛者の白人男性の生とはどのようなものなのかを学んできました。本作ではそれを表現したかったのです。」と述べている[5]。ジェイミーというキャラクターにはミルズの経験が反映されているが、ジュリーはミルズの友人の経験を元に構築したキャラクターである[6][7]。ミルズは本作が自分を育ててくれた女性たちへのラブレターであると表現しており、「私を導いてくれたのはキャラクターそのものであり、実在する人間であった。勿論、私は実在する人々をモデルにこの映画を作ったわけですが、登場人物は実在する人そのものではありませんし、その人の全ての要素を投影することは出来ません。しかし、ドロシーが私の母親にそっくりなキャラクターであることは間違いないのです。」と述べている[8][9]。脚本を書き上げた後、ミルズはその映画化権をアンナプルナ・ピクチャーズに売却した。アンナプルナがミルズの脚本を購入したのは『人生はビギナーズ』に引き続いてのことである[10]。

キャスティング

2015年1月、アンナプルナ・ピクチャーズとアーチャー・グレイの出資を得て、マイク・ミルズ自身が本作の監督を務めると発表された[11]。5月にはアネット・ベニング、グレタ・ガーウィグ、エル・ファニングの出演が決まった[12]。8月3日にはビリー・クラダップが本作に出演すると報じられた[13]

ドロシーを演じるに当たって、ベニングはミルズの母親が好きだった映画を鑑賞し、母親がどんな人間だったかを2人で議論したという[14][15]。フェミニストの写真家を演じるに当たって、ガーウィグはプロの写真家から撮影の技術を学んだだけでなく、キャラクターが読みそうな本を読んだり、聴きそうなレコードを掛けたりした。さらにガーウィグは、役のモデルとなったミルズ監督の姉と実際に話をしたのだという[16][17]。なお、ファニングはモーガン・スコット・ペック

M・スコット・ペックの名言(Morgan Scott Peck) - 偉人たちの名言集

の著書『The Road less Traveled

The Road Less Traveled Audiobook, written by M. Scott Peck | Downpour.com

を参考資料として受け取ったのだという[18]

撮影

2015年9月8日、本作の主要撮影南カリフォルニアで始められ[19]、10月27日に終了した[20]。なお、本作はサンタバーバラ

Freed Up Girl : Tourists in Santa Barbara

を舞台にしているにも拘わらず、ロケ地のほとんどはロサンゼルスであった[21]

公開

2016年6月、A24が本作の全米配給権を購入したと報じられた[22]。同年10月8日、本作はニューヨーク映画祭でプレミアを迎えた[23]。11月16日にはAFIフェスタでの上映が行われた[24]。当初の予定では、本作は2016年12月25日に全米公開されることになっていたが、後に2016年12月28日公開に延期された[25]

評価

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには163件のレビューがあり、批評家支持率は88%、平均点は10点満点で7.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『20センチュリー・ウーマン』はアネット・ベニングに主演で輝く極めて貴重な機会を提供している。また、マイク・ミルズ監督にとっては、将来への確かな二歩目である。」となっている[26]。また、Metacriticには40件のレビューがあり、果樹平均値は83/100となっている[27]

バラエティ』のオーウェン・グレイバーマンは「『20センチュリー・ウーマン』で最も素晴らしかったのは、ドロシー・フィールズを演じるアネット・ベニングの演技である。自由人でありながらにして葛藤を抱えた人間を見事に演じている。離婚経験、溢れんばかりの優しさ、情熱、誇りを抱えた独特の人物ではあるが、多くの人々に共感されるキャラクターになっている」と評している[28]。『ハリウッド・リポーター』のデヴィッド・ルーニーは「ミルズ監督は『人生はビギナーズ

映画「人生はビギナーズ」ネタバレあらすじと結末 | hmhm

のときと同様に、キャラクターを取り巻く文化を作品に生かしている。特に、彼らが生まれた年に起きた出来事の映像や下宿に来るまでの人生の蓄積を作品に取り入れている。」と述べている[29]。