『シング ネクストステージ』
『ミニオンズ』のイルミネーションが贈る
極上のライブ体験、開幕!!
夢よ、どこまでも響け。
■国内映画動員ランキング3週連続第1位! 大ヒット『SING/シング』第2章!
音楽とエンターテインメントの持つ力の大きさ、人生に不可欠なその素晴らしさを、全ての世代に贈るミュージック・エンターテインメントである本作は、またもや多くの観客を虜にし、前作に続く大ヒット!
■最新作を彩る大ヒットナンバー! 映画を盛り上げる世界的名曲の数々!
ショーン・メンデス、アリアナ・グランデ、アリシア・キーズ、エアロスミス、ジャスティン・ビーバー、プリンス、Yeah Yeah Yeahs、ビリー・アイリッシュ、ザ・ウィークエンドら人気アーティストの楽曲が全篇に溢れ、さらにラストシーンを、U2の新曲が飾る。
■豪華ボイスキャストが再集結!
新キャラクター、クレイ・キャロウェイ役の日本語版吹替は稲葉浩志!
字幕版に加え、日本語吹替も主人公バスター役の内村光良を筆頭に、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、坂本真綾、田中真弓、大地真央ら主要キャストが続投。
そして、新キャストとして、稲葉浩志が声優初挑戦!
【ストーリー】
今度の舞台は、エンターテインメントの中心地“レッドショア・シティ”!
とびきりゴージャスできらびやかな大都会を舞台に、何度つまづいても
夢に一途なバスター・ムーンと、新たな仲間を迎えたキャストたちが
最高の“ミュージック・エール”をお届けします!
歌のオーディションを開催し、取り壊し寸前の劇場を見事に復活させたニュー・ムーン劇場の支配人バスター・ムーン。
だが、彼の夢はそれで終わらない。
次に目指したのは、エンターテインメントの聖地“レッドショア・シティ”での公演だった!
バスターは仲間たちを引き連れてショービズ界の大物、ジミー・クリスタルのところへオーディションに行き、斬新なアイデアと持ち前のハッタリで超一流劇場であるクリスタル・タワー劇場での公演の契約を取り付ける!
でも、その契約には15年間、人前から姿を消している伝説のロック歌手・クレイ・キャロウェイをキャストに迎えるという条件があった。
地元の小劇場を飛び出し、途方もなく大きな舞台に立つチャンスを手にしたバスターたち。
それは、数々の困難のはじまりだった―。
いま、ネクストステージに挑む彼らの、笑いと感動の物語が始まる!
【キャスト】
バスター・ムーン:マシュー・マコノヒー/内村光良
ミーナ:トリー・ケリー/MISIA
アッシュ:スカーレット・ヨハンソン/長澤まさみ
ジョニー:タロン・エガートン/大橋卓弥(スキマスイッチ)
グンター:ニック・クロール/斎藤 司(トレンディエンジェル)
アルフォンゾ:ファレル・ウィリアムス/ジェシー(SixTONES)
ポーシャ:ホールジー/アイナ・ジ・エンド
ヌーシー:レティ―シャ・ライト/akane
ロジータ:リース・ウィザースプーン/坂本真綾
ミス・クローリー:ガース・ジェニングス/田中真弓
ジミー・クリスタル:ボビー・カナヴェイル/大塚明夫
ダリウス:エリック・アンドレ/木村昴
ナナ:ジェニファー・ソーンダース /大地真央
クレイ・キャロウェイ:ボノ/稲葉浩志
【スタッフ】
■監督・脚本:ガース・ジェニングス(『SING/シング』(監督・脚本・声の出演))
■製作:クリス・メレダンドリ(『怪盗グルー』シリーズ、『ミニオンズ』、『ペット』シリーズ、『SING/シング』『グリンチ』)、ジャネット・ヒーリー(『怪盗グルー』シリーズ、『ミニオンズ』、『ペット』シリーズ、『SING/シング』『グリンチ』)
■音楽:ジョビィ・タルボット(『SING/シング』)
■製作:2021 アメリカ
『SING/シング: ネクストステージ』(原題: Sing 2)は2021年のアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ジュークボックス・ミュージカル・コメディ映画。
『SING/シング』の続編にあたる。イルミネーションが制作し、ユニバーサル・ピクチャーズが配給している。脚本・監督はガース・ジェニングス、共同監督はクリストフ・ルードレが務めた。
2021年11月14日にAFI映画祭でワールドプレミアされ、2021年12月22日にアメリカでユニバーサル・ピクチャーズによりRealD 3Dで劇場公開された[8]。制作費8,500万ドルに対し、全世界で3億6,100万ドルを超える興行収入を記録し、2021年のアニメ映画で最高の興行収入を記録した。
ストーリー
前作の出来事の後、バスター・ムーンたちがレッドショア・シティでショーを開きながら、ショービズ界の超大物、ジミー・クリスタルに気に入られ、15年間、人前から姿を消している伝説のロック歌手、クレイ・キャロウェイを出演させるために奮闘するという物語となっている。
バスター・ムーンが経営する劇場「ニュー・ムーン・シアター」は、前作の出来事もあり連日満席となり、活気に満ちあふれていた。だがバスターには、世界的に有名で、華やかできらびやかなエンターテイメントの聖地であるレッド・ショア・シティにあるクリスタル・タワー・シアターで新たなショーを披露するという大きな夢があった。
夢を達成するため、劇団員のロジータ、アッシュ、ジョニー、ミーナ、グンターと、彼らの元から一旦離れてソロで音楽活動をしていたアッシュを連れてレッド・ショア・シティの興行会社「クリスタル・エンターテイメント」に訪れ、経営者であるジミー・クリスタルのオーディションに飛び込みで参加したが、あえなく落選。そこで、グンターはジミーの気を引くため、隠遁している伝説のロック歌手クレイ・キャロウェイを出演させるという、突発的なアイデアを提案した[9][10][11]。
不機嫌行きのバスから降りなくちゃ。
選択肢はいつもある。正しいものを選ぶ勇気がないだけだ。
というメッセージが楽しく伝わってきた。
オーディションシーンに、まずスーザン・ボイルを想起。
この動画。スーザンが本番直前周囲を気にせず食している姿に、北島マヤ的天才性を感じる。元祖フードファイターの赤阪尊子(あかさか たかこ)も想起した。
大食いの間のチェイサーが、臨界点まで砂糖を含有した麦茶という(笑)、どこまでもあっぱれな大食い女王、赤阪さん。
ミュー・ムーン劇場の支配人である楽観的なコアラの男性、バスター・ムーン。
ミュー・ムーン劇場は小劇場。
閑古鳥の鳴く劇場だったが、オーディションを催し大盛況。しかしもっとビッグにしたいとバスターは夢見ている。
しかし、ある日劇場にやってきた、憧れのショービジネスの聖地レッドショアのクリスタル社の女性は、バスター自慢の、連日完売の公演の一部の途中で席を立ってしまう。
追いすがって話を聞くと、「はっきり言って力不足なのよ」。
落ち込むも、劇場のナナ▼から
「夢を追いかける人に挫折はつきもの。ある道が駄目でも別の道があるはず。それを見つけられないなら彼女の言う通り力不足なのよ」と言われ、一晩眠れずに悩むが、
目覚めると新たなアイデアを思いついた。
一度解散した、バスター・ムーンのメンバーを訪ね、
再結成して、ダメ出しした女性の上司の所へオーディションに行こう、となる。いわば雪辱を果たしに行くのだ。
このブタの女性ロジータの、その境遇から来る今しかないという不退転の勇気ある行動や発言に、
東京サンシャインボーイズの、舞台「ラヂオの時間」で超わがまま勘違い女優を完璧に演じた天才女優斉藤清子さんを想起した(斉藤さんはその後舞台を離れた。)。
- ★千本のっこ / 律子 → メアリー・ジェーン
- 演 -斉藤清子
- ラジオドラマの主人公「律子」役を担当する女優。以前は人気のあった女優だが旬は過ぎており、広瀬からは「盛りは過ぎたと言っても、一応はスターさん」と陰口を言われている。傲慢な態度で今年に入って付き人が7人も辞めるなど周囲の手を焼かせているが、一方で出演者に椅子や飲み物を勧める細やかな気遣いも見せている。炭酸飲料が嫌い。
- 今回の仕事は事務所の後輩が「弁天ガール」を務めている経緯からごり押しされたものと噂され、出演者で唯一個別の楽屋が用意されるなどラジオ弁天からも優遇はされているものの、のっこ本人も良くは思っていない。のっこが「拘束時間が長くなること」を理由に収録放送を拒否したためにラジオドラマは生放送で放送されることになるが、当日のリハーサル後に役名の「りつこ」に個人的に嫌な思い出があることを理由に変更を求めるなどわがままを言い出し、職業も「パート務めの平凡な主婦」から「敏腕女性弁護士」への変更を主張するなど相次ぐ台本改変の発端を作った。★
- 東京サンシャインボーイズ再結成舞台「returns」。
バスでレッドショアのクリスタル社に押し掛けると、受付で「アポなしお断り」。
しかしそこで諦める訳にはいかない。
バスターは辺りを見回す。
この「とりあえずきょろきょろする」というのは、レーダー発動ということだ。
バスターは、まず正面玄関から出ていく人たちを見る。あそこは出口。出たらお終い。チャンスなし。
じゃあどうする?
そこで見つけたのが「従業員専用入口」。ああ入るんだね、という抜け道フラグ。
案の定受付の人の目を盗んで従業員室に入ったメンバー全員。
あがり症のインドゾウの少女ミーナ(声はMISIAさん)は、「わたし狭い所、苦手なの」。
また辺りを見回すバスター。
見つけたのは壁の、優秀社員表彰のポスター。
写真の社員はゾウ。
ピンとくるバスター。
「ねえミーナ、これ、着られる?」バスターが手にしているのは清掃員用作業服。
変装フラグ立った。
案の定。
次のシーンではミーナが変装して清掃車を
運転している。
さっき尖った声を出していた受付の女性は「Hi、○○」と穏やかな声でミーナに言う。
第二関門通過。
受付から死角になっている面には、他のメンバーとバスターが作業員姿でぶら下がっている。
あやうく見つかりそうなるも、自動ドアの向こうへ。
第三関門通過。
「さあ、エレベーターに乗れ!」
モップを持って全員乗り込むと、エレベーターは超高層ビルの最上階へグイーン!
ドアが開くとそこはクリスタルエンターテインメント社。
中の人たちが一斉にこっちを見る。
「モップがけだ!」と小声でバスターが言うと、全員俯いてスー、スーっとモップがけ。深く帽子を被っているので正体がバレない。
第四関門通過。
作業服を脱いで向かったのは、オーディション会場。
舞台袖から客席をのぞいたバスターは、「あの人がクリスタル社長だよ!」
★ジミー・クリスタル: - クリスタル・エンターテインメントを経営するホッキョクオオカミの男性で冷徹なメディア界の大物。★
ジミーはオーディションでパフォーマンスをする人たちに、次々落選ブーボタンを押してゆく。
これは全くブリテンズ・ゴット・タレントのサイモン・コーウェルそのもの。
オーディションを受けに来た人の大半は、奇を衒った or デジャヴ or 自分酔い or 稚拙を斬新と勘違いしたパフォーマンスばかり。
ブー、ブーとボタンを押し続けるジミー・クリスタル。
中には押しても押しても全く気付かない(気付けない)、波動強すぎ和太鼓チームも(笑)。
こちらは素晴らしい、和太鼓総のパフォーマンス、「疾風」
ジミー・クリスタルはイライラしている。
「次は誰だ、俺を待たせるな」。
慌てるネコの助手男性。
助手はまるで救いを求めるかのように舞台袖を見る。
するとカーテンから顔を出していた
バスターと目が合う。
「次の方ですよね?」
「………はいそうです!」チャンスはものにするためにあるというようなシーン。
どんなことも、信号のない道路で車が来ない一瞬を狙って向こうに渡らねば、行けない。
バスターは仲間たちを引き連れて、斬新なアイデアと持ち前のハッタリで超一流劇場であるクリスタル・タワー劇場での公演の契約を取り付ける。
でも、その契約には、15年間人前から姿を消している伝説のロック歌手・クレイ・キャロウェイ▼(声・稲葉浩志)を
キャストに迎えるという条件があった(ジミー・クリスタルは彼のファン)。
奥さんが死んでからずっと引きこもっていたクレイ・キャロウェイを連れ出し、
ジミー・クリスタルの娘ポーシャ・クリスタル▼もキャストに加えて最終的には舞台を大成功させる。
★ポーシャ・クリスタル: ホールジー(アイナ・ジ・エンド[16]) - ジミー・クリスタルの娘で、甘やかされて育ったが歌の確実な才能を持つオオカミの女性。★
ポーシャは、テンションや突破力(好きなものは好き。わたしがやることは正しい。)やコスモっぽい蛍光色が似合い過ぎるところがフワちゃんに似ている。
フワちゃん。
最新機器と親和性が高い感じもポーシャに似ている。
感動したのは、10代の頃に持った音楽の夢をあきらめ、献身的な主婦&25匹の子ブタの母になったブタの女性ロジータが、
大勢のこどもブタを、ビルのデパート階に放つことで警備員を総出にし、ぶっちぎって上演しようとしていたこっちをノーマークにしたところ。
それから、あがり症のゾウの少女ミーナが、劇場の外でアイスクリームを売っていたゾウの男の子
に恋して恋愛中となり、それまで出せていなかった本気の恋オーラを、演技ではなく素で出せたこと。
勘違いした嫌な相手役を、アイスクリーム売りの男の子だと思い込んで演技を成功させている、ミーナのビジョン▼。
それから、ロジータが、高い所からバンジージャンプっぽいことをしなければならなかったのに足が竦んだところ、ジミー・クリスタルに落っことされたバスターをキャッチしたい一心で怖さを忘れて跳べてそのままバスターもキャッチできたこと。
この映画は、ザ・多様性の祭典。
「多様性をテーマにした話」を人間でやると、「社会問題」になりがちで、結果当事者全員の心が快晴、とはなれない。
しかし動物でやれば、多様性は自明。人間の故意にではなく、この星の自然の歴史の結果として視覚化されている。
この映画では、そのビジュアルを利用して人の多様性を描き分けている。
そして結果、それぞれがぞれぞれの力を発揮、良かったというハッピー映画になっている。
最新センスのビジュアルと音楽のノリが目に耳に楽しく、承認欲求や存在理由や恋愛や仲間意識などについては、古今東西不変のもの。
そのミックスが、ライブ感のある全員参加のフェスティバルになっている。
舞台が大成功と分かったとたん手の平返しで大絶賛したジミー・クリスタル▼。
娘のポーシャが、最初の役から外されたことで泣いて落ち込み、それを見て「この舞台やめー」、となったのだが、バスターたちが内緒でぶっちぎり上演したため、怒ったジミーはバスターを高所から落として殺そうとした。しかしバスターは助かり、観客はスタンディングオベーション。となったら、ショービジネス界の大御所であるジミーは「この舞台は最高です!今後もうちで何年も何年も上演し続けたいと思います!」。
そんな馬鹿な、とジミーの部下がジミーを警察に通報(容疑は殺人未遂だろうと理解した。プラス契約不履行、などだろうか)。
一行は、15年引きこもっていたクレイ・キャロウェイと共にバスで帰郷。
いい思い出になったね………、みたいなムードを醸し出していると。
あの、始め劇場にやってきて「はっきり言って力不足なのよ」と言い放った女性がバイクで追いかけてきて、
「うちの(系列の(?ビルの劇場ではないので))劇場から上演のオファーが来ているのよ」。
「みんなどうする?」
「行こうぜ!」
めでたしめでたしのハッピーエンディング。
ダンスの師弟バトル。
バスター・ムーンの声を演じているのは内山光良さん。ポケット・ビスケッツとブラック・ビスケッツを想起した。