境界線を探して | 僕と彼女の秘密

境界線を探して

彼女とうちで一緒に映画を観ました。ちょっとウルっと来る感動系の邦画です。クライマックスの辺りから彼女は泣きだして、隣に座る僕の肩に頭をもたれて、膝掛代わりに渡した毛布に蹲ってました。僕は映画とかドラマとかで涙を流して泣いたりしない立ちなので。肩にもたれる彼女をやさしく介抱しなきゃいけない。頭を撫でたり、ちょっとやさしく抱き締めてあげたり。
頭も撫でたし、軽く抱き寄せたりもした。でも、撫で方にしろ、抱き寄せたかにしろ、なにかしらに僕は怯えながらだった。
付き合って二週間目でうちに喚んじゃって、一週間目でキスはしたけど、やっぱりわからないことだらけだ。どこまで強く抱き締めればいいのか、両腕を使ったほうがいいのか、髪は撫でっぱにしでいいのか、何か話したほうがいいのか、なんて声をかけたらいいのか、それでも彼女はお構いなしに僕の肩で啜り泣く。
ラブコ(前に付き合っていた女性)の時はスキスキムードいっぱいでいろいろ遠慮なく抱き締めたり、髪を撫でたり、目が合ったらキスしたり。いまからしたら、聞こえは悪いかもしれないけど、やりたい放題だった。でも、結局、最終的に「好きって言われ飽きちゃった」って感じにフラれた。
だから、彼女に対しては小出しにしていこうと決めてる。だけど、抱きついてこられたり、こんな距離で見つめ合った時なんかは、どこまですればいいかわからなくなる。
この雰囲気でキスしないのは逆に失礼?とか。がっつき過ぎるとあとで後悔する?とか考えをめぐらせて、向こうから歩み寄ってくるのを待つ。なんか彼女を好きになるのに億劫なんじゃないかな。
これは僕の勘違いかも知れないから、書いてすぐ忘れることにするけど。
彼女自身はそんな僕のヘタレな部分を好きでいてくれてると思う。











ポカン

でも、やっぱり最後には彼女の笑窪が観られた。