肩こりや眼精疲労、頭痛、腰痛などの症状は、デスクワークがメインの方なら多くが経験されていると思いますが、私も近年、酷い時は市販の鎮痛剤も効かず、週末を丸々寝込んでしまうようなしつこい片頭痛に悩まされており、何とか根本治療ができないものかと考えていました。
そこで自力で体質改善しようと、整体師の方の動画を観ながら肩や首回りのストレッチの研究を始めたところ、側頭筋、後頭筋、後頭下筋群(首の後ろ、ぼんのくぼあたりに細かくついている筋肉)をほぐすことにポイントがあるのがわかってきました(あくまでも私の場合です)。
目を酷使すると固くなってしまい首の痛みにも繋がってしまう後頭下筋群には、実は肩こりや眼精疲労に効くツボが集まっているんだそうです。なので、まずはここを時間をかけてしっかりほぐしながら、併せて耳の上あたりの三叉神経が通っている部分(こめかみより少し下のコリコリとした部分)のセルフマッサージを続けていたところ、今ではたまに頭痛が出ても寝込むほどにはならず、以前よりだいぶ快適に過ごせるようになりました!
頭痛に限らず不調な時に病院で診てもらうのは基本ですが、日頃から身体の声に耳を傾け、自分に適したセルフケアを把握することは症状の改善に役立つだけでなく、自身の健康を人任せ・運任せにしないという気付きに繋がったような気がしています。
<文章・臼井 沙織>
*以下のサイトより、図を引用させていただきました
「後頭下筋 - 徒手療法の臨床論」