医療系調査会社として日々患者さんやそのご家族、そして医療従事者の方々とお会いする中で、様々なカラーに彩られたリボンを目にすることが増えています。病気に関するものが多いのは知られていると思いますが、実は社会課題に関するものも少なくありません。そこで、どのカラーにどんな意味が込められているのか調べてみました。
<病気関連>
ピンク:乳がん
レッド:エイズ
ゴールド:小児がん
グリーン:臓器移植、メンタルヘルス
イエロー:身体障がい
ブルー&イエロー:ダウン症
パズル:自閉症
ティール:卵巣がん
ティール&ホワイト:子宮頸がん
ブルー:大腸がん、パーキンソン病
パープル:膵臓がん、てんかん、アルツハイマー病
スカイブルー:性同一性障がい
パール:肺がん
<社会課題関連>
シルバー:脳や心に起因する障がいを持つ人への偏見
レインボー:LGBTQ
オレンジ:人種差別、児童虐待
ブルー:いじめ防止、拉致問題
パープル:異性間DV、動物愛護
ホワイト:開発途上国における妊産婦の命と健康を守る
グリーン:環境保護
ホワイト:平和、母体保護
レッド:飲酒運転
ブラック:死者への追悼・哀悼
ピンクやレッドのようにある程度イメージが浸透・定着しているものもあれば、ブルーやパープルのように様々な意味を持つものもあるため、場合によっては使用者の目的や意思を確認する必要もあるようです。
ともあれ、どのリボンであっても当事者同士だけでなく、様々な人々や意識と思いをつなぐというシンボリックなマークであることは間違いありません。私たちも微力ではありますが、病気そのものだけでなく、当事者様やご家族、医療従事者の皆さまの暮らしや思いを深く理解し、それを社会に共有する努力を重ねてまいりたいと念じています。