4月2日は世界自閉症デー(World Autism Awareness Day、そして、4月2日~8日は、発達障害啓発週間です。

 

自閉症スペクトラム障害を含めた発達障害について理解を深めるための啓発活動、教育や情報の提供するイベントなどが世界各地、日本各地で開催されています。

 

発達障害のある人々の能力を尊重して、かれらが自分らしく生きるには、社会全体の正しい知識とサポートが必要です。

 

五体満足で見た目が健康体だと、誰もが均一な能力を持ち、その人自身の努力しだいで理想の、あるいは標準的な能力を獲得できるとか、学習や教育によって、「普通の」感情を育んだり、言動をとれるはずに違いないと思ってしまう傾向はないでしょうか。つまり、本人や親の努力が足りないので、周りと同じようにできない、と考えてしまうことがあるかもしれません。

 

そういった思い込みが、気づかないうちに誰かを傷つけてしまうこともあります。誰もが一人ひとり違う個性や能力をもち、その自分の持ち味を生かし、生きやすい社会が構築されるためには、社会全体で疾患や障害について理解を深めることがまず大切です。

 

皆さんは、自分の個性や特性を無視されて、周りと同じようになれと言われたときつらい思いをしたことはありませんか。個性や能力の凸凹の幅が大きい人にとってはさらなる困難に人生を通して直面する機会が多いということが想像できれば、理解も深まり、皆が生きやすい世の中になるのかもしれないなと思っています。

皆さんはどう思いますか。経験やご意見など、いつかぜひ聞かせてください。

(梅本)

 

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