早いもので1月も過ぎようとしていますが、今月は年間のプランを考えるにあたり、2022年のことを振り返る機会が多くありました。

私共Just Worldwide株式会社は、グローバルに展開する医療系市場調査会社Just Worldwide groupの日本支社として7年前に創立し、医療従事者のみならず、患者・介護者さんの調査実施に力を入れ取り組んでまいりましたが、2022年は確実に手応えを感じる年となりました。これまで実施の機会が少なかった癌領域-胆管癌、頭頚部癌、小細胞肺癌、難病の分野ではcTTP(先天性血栓性血小板減少性紫斑病)などの疾患に関する調査を実施することができました。また、新しいデバイスや治験設計に関するテーマなども増える傾向にありました。

 調査対象の方々に協力をお願いする過程で、「市場調査とは何か、なぜ自分が協力しなければならないのか?」の質問を多くいただきました。その質問に一つ一つ丁寧に答えられるよう努めてまいりましたが、まだ理解いただけないわかりづらい部分も多かったかもしれません。

 そもそも私たちはなぜ調査を実施しているのか、その理由を一言で表すなら

「調査を通して医療に貢献することができたり、課題・問題を改善したり、何か新しいものを生み出す一助になることができる」

ではないかと思っています。

患者さんご本人、そのご家族の方々から、

「私なんかでいいのでしょうか?」とも言われます。インタビューというと、何か立派なことを提言しないといけない、というイメージがあるのかもしれません。

ですが、そのようなことはありません。どのような経験も患者さんの生の声、リアルな経験に勝るものはありません。それこそが何かを改善するため、前に進めていくためのパワーとなります。

 昨年9月にはそのような内容をまとめて、北海道難病連の患者学の中でお話させていただく機会もありました。掲載している写真はその時のものです。

 

今年も皆様に、調査協力のためにお声がけさせていただくことがあるかと思います。

疑問に思ったこと、不安なこと、何でもぶつけてください。たくさんの出会いがあることを期待しつつ、今年も一年邁進してまいりたいと思います。

 

文:プロクター 編集責任:梅本