ジャスミン・サンバック
アロマテラピーでふつう「ジャスミン」と言われるのは「Jasminum officinaleまたはJasminum grandiflorum」と呼ばれる花。
精油にはもう一つ別のジャスミンがあります。
それが「ジャスミン・サンバック」。
日本名で「茉莉花(まつりか)」。
他に「アラビアジャスミン」とも言われます。
先ほどと同じく学名で書くと「Jasminum sambac」。
花はコロンとした形。
大人の親指の爪くらいの大きさの八重の花です。
つぼみの時は香りはしません。
咲いたとたん、たった1輪でもとってもいい香りがします。
風にゆられ鼻にふうっと入ってくると、香りに酔うような心地さえする強さ。
もしも、たくさんのジャスミンに囲まれたら・・・
暑い国のうっそうとした森や、小道の草むら、はたまた栽培している畑にいるわたし。
妄想でくらくらしそうです。
ジャスミン・サンバックは一番香りが強くなるのが夜。
そのため精油を採る花摘みは夜間に行われます。
とてもデリケートな精油で8000個の花から採れる精油はたった1g。
貴重な精油です。
香りの使い方も次さまざまに・・・
ジャスミンは仏教の儀式や瞑想に使われます。
いっぽう、その香りはムーディであるため官能的な意味合いでも使われます。
夏の宵に、ゆったりした気分になりたいときにお使いください。
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matricaria マトリカリア.
アロマセラピスト 白井康子
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