古い歴史をもつポマンダー
ポマンダーは昔は「におい玉」でした。
古代ギリシア人がすでに作っていたというので、相当古い歴史のあるものです。
わかるように初めて書かれたと思われるのは13世紀。
「琥珀色のリンゴpomum ambrae」と呼ばれていました。
ヨーロッパの医療文献でというのですから、わたしたちの「香りのクラフト」なんて趣味みたいなものではありません。
病気にならないための「琥珀のリンゴ」。
アンバーグリス、ムスク、シベット、カストリウムなどの芳香剤をリンゴ大に丸めたものです。
これらの素材はひとつでもかなりのニオイを発するもの。
それがリンゴ大になったと思うとどれほど強烈なニオイだったか。。。
そして、それほど病気は恐れられていたものと分かります。
ちなみに・・・聞きなれない香りの材料はこんなもの↓
少し古いブログにそれぞれのことを書いていますので、気になったらクリックしてご参照ください。
オレンジポマンダーは・・・
いまのような「オレンジ+クローブ」のオレンジポマンダーは16世紀になってから。
古代ギリシャに比べるとなんだか最近っぽいけれど。
ざっと500年前。
続いてることが感慨深いです。
広くは「シトラスポマンダー」と言い、他の柑橘や姫リンゴなどでも作れます。
例年この時期は似たようなことを書いているので、ご参考までに去年のブログを。
ブログにおつきあいくださりありがとうございました。
インスタグラムぜひフォロワーしてくださいませ
matricaria マトリカリア.
アロマセラピスト 白井康子
キッチン蒸留®講座
キッチン蒸留®講座では身近な食べ物を蒸留して香りを取り出す方法や、活かし方など。ワンランクアップ香りの暮らし術をお伝えしています。
アロマクラフト教室
香りを使ったクラフト教室では、精油を用いたクリームやオリジナル香水、フレグランスオイルを用いたワックスバーなどのメニューをご提供しています。ただいま、ご希望による個別レッスンとさせていただいてます。
「いい匂い」と感じる幸せが「心」と「身体」のバランスを整え笑顔の毎日に。暮らしに香りのひとときを添えてみませんか?