26巻「為、乱」 思うように文字が書けない。 身体中のバランスがおかしい。 力を抜こうとすれば、筆先がどこへ行くかわからない。 「上手に書こうなんて思うな! 放下著(捨ててしまえ!)」と念じても、思いどおりになるほどの力量はない。 ひたすら「観自在菩薩・・・」が頭を駆け巡る。 最後まで、肩、ひじ、手首の力は抜けずガチガチに。 まあ、握力と上腕二頭筋を鍛えられたということで、好しとしましょう。