2023年の侍ジャパンが3大会ぶりのWBC優勝、世界一の栄冠を勝ち取った。
3/21の準決勝・対メキシコ戦。
一度もリードすることなく、9回裏までビハインドが続いた。
もはやこれまでかとあきらめかけたが、大谷選手の先頭打者2塁打、続く吉田選手が四球を選び、本大会絶不調の村上選手に打順が回った。
このままで終わる選手じゃないと信じていたが、村上選手が逆転サヨナラ・タイムリーヒットで試合を決めた瞬間は、震えるほどに興奮し、目頭が熱くなった。
翌3/22の決勝戦・対アメリカ戦は、仕事でライブ観戦することはできなかったが、最後まで手に汗握る試合展開で、大谷選手が同僚トラウト選手を三振で勝利をつかみ取ったフィナーレは感動的だった。
各球団の一流の選手たちが、優勝という1つの目的に向かって、それぞれの役割を淡々とこなす姿は大変素晴らしかった。
特に吉田選手の沈着冷静な仕事ぶりには舌を巻いた。
その姿が、映画『七人の侍』の久蔵(宮口精二)とだぶって見えたのは私だけだろうか。
無口で、あまり感情を表に出さないが、根の優しい凄腕の剣客である。
まるで夢を見ているような、楽しい2週間だった。
言葉で言い尽くせないほどの感動をありがとう、史上最高・最強のチーム、侍ジャパン2023。
(了)