右目の視力を失ったのは,高校2年の時でした。先天性白内障、緑内障、そして網膜剥離の手術の後視力を失いました。そして、残ったのは,強烈な術後慢性疼痛でした。大学病院の精神科で心理検査等も受け、精神的なものからくる一時的な症状かとも思われたのですが、結果は精神的なものはなく、術後の神経の痛みということで大学病院の麻酔科のペインクリニックに紹介になりました。あれから、20年以上、神経ブロックの注射と投薬で治療を続けていますが、なかなか痛みから解放されることはありません。


今は、ベースのい鎮痛剤として麻薬系の張り薬とレスキューの麻薬系の5内服薬、その他諸々の内服薬を使っていますが、今日などは、瞬きをしても痛みが走ります。それでも食事もまともに取れなかった時期に比べれば、幾分は楽になりました。


見えないけど,しっかり存在価値を主張しているような気がして、なんとなく愛おしくも思えるようになったのは,やはり私自身が年を重ねたせいかもしれません。どんなにいたくても、眼球摘出をしたいと思ったことはなく、また主治医からも勧められたことはありません。


私にとっては、どんな状況になってもかけがえのない唯一無二の存在です。