「キミがいないとダメなんだ」


なんて思ったあの日。


実際はいなくても何とかなるわけで。


青春てまるでドラマを演じてるようだ。全く様にならないのに。


でも、それはどんなに名作の映画よりも高視聴率のドラマよりも深く心に刻まれていて。


もちろん、時の経過と共に尖っていた気持ちも柔らかくなって、少しずつ美化されて。


そんな風に思うんだ。


それの美化する作業を瞬時にやってしまうのが作詞作業かな。


やっぱり、言葉に制限があるし、伝えたいことだけシンプルに詰め込むから必然的に美化されるよね。


人って時の経過を恨むけど、俺も昔はそうだったけど、今はちょっと違うかな。


色々と後悔とかたっくさんあるよ。ああすれば良かったとかさ。


でもね、自分の歴史を振り返ると「悪くなかったな」って思えるんだ。


そんな風に思わせてくれるのは、やっぱり今の彼女がいるからかも知れない。


紆余曲折あったけど「この人と出逢うためのプロローグだったんだ」って思えるからね。


そりゃ喧嘩もするし、嫌いなところもあるけれど、それも全部ひっくるめて許せてしまう。


そういう人に出逢えただけで、全てのことが報われた気分になるんだ。


もう何年も付き合ってるけど、色褪せないなぁこの気持ちは。


で、話はHidekiの話。


彼も最近そういう人ができたようなんだけど、何だかはっきりしないね。


喧嘩したりして、それなりの仲みたいなんだけどさ。


はっきり自分の気持ちを伝えたんでしょうか。女性は特にその「言葉」を欲しがるからね。


何だかHidekiもそうだけど、相手の方も俺らより年上だなんて聞いたから、かなり慎重になってると思うんだよね。


どうしてそんなに奥手になってしまったのか、お互い考えたことないのかね。


俺も中学生とかの頃はなかなか言えなくてモジモジしてたけど、高校生とか過ぎたら覚醒したけどな。


「言わなきゃ始まらん!」


って。言えば良いってわけじゃないけど、そのタイミングとか時期を判断して、いつかは言わないと進まないじゃない。


そのモジモジの期間が馬鹿らしいというか、その間に興醒めしちゃうというか。


やっぱりオーケストラとか普通のPOPミュージックと同じで盛り上がるところで、一番伝えたい言葉を言えないとダメだよね。


そういうところを見極める。むしろ自分で作る。そういう気分じゃないとさ。


自分のことを振り返ると、相思相愛の時って変な力は全く働かずにポンポーンって事が運ぶんだな。


色んなことを画策したり、無駄に時間が掛かった時はほとんどダメ。付き合ったとしても何か上手くいかない。


そんな風に思うんだ。


「これから経験して分かるさ。」


なんていう歳でもないでしょ。だから、もうこのチャンス逃したらお終いなんじゃないかなって思うの。


余計なお世話なんだけどね。でも、最後くらいバシッと決めて欲しいじゃない。


俺はあいつのシタタカな部分とか知ってるので「いつまで甘えてるんだ、ボケ」って思っちゃうんだ。


恋愛に関しては誰も手を差し伸べてくれないからさ。誰かの力が作用した恋愛なんて嫌じゃない。


つまり、頑張れと。男になれと。


俺は言わないよ。


しかたないよ、だって人間だものなんて。


しかたなくねーよ。絶対、後悔するよ。


俺のこの心の叫びはきっと届かないでしょう。


聴こえてても聴こえなかったふりをするでしょう。


だって、自分に甘いもの、誰だって。


でも自分が傷つくリスクを放り投げてまで愛せないなら、やめちまえ!って思う。


実際、そういうの俺は体験した。天秤にかけるじゃないけど、「そこまで好きじゃねーや。」って。


それならそれで良いじゃない。絶対上手くいかないしさ、そんなの。


とにかく俺は見守るだけ。ここで吠えてるだけさ。


受け身の男はカッコ悪い。


最期にそれだけ言って終わろう。


もう一度言う。


受け身の男はカッコ悪い。


                                                BY みつを