「大野くん、今日はどーもねぇー!」

「はい!楽しかったです。」

「あれ?大丈夫だったかなー?」

「ふふっ。あれですか?
まぁ、いつものことなんで、大丈夫っす。」

「ははっ!じゃ、またよろしくねー!」

「はい!またよろしくお願いします。
お疲れさまです。」

ゲストの芸人さんと挨拶をして、楽屋に戻った。

ドアを開けると、はははっと、元気な笑い声がしてたのに・・・途端にしんとなって・・・

「・・・ぁっ・・・。俺帰るわ。お疲れっ・・」

ってコートをひるがえして
オレの横を通り過ぎる。

「・・っちょっ!・・・潤くんっ!」


「あー。智くん・・・お察しします。」
ニヤリと笑う翔くんと・・・

「おーちゃーーん。潤くん、スネてるだけだから!ふぁいとっ!」
ってガッツポーズの相葉ちゃん。

「ほらっ、大野さん。さっさと行かないと、大変なことになりますよ。」
って、全く大変なことだとは思ってないように、ゲームしながら言うカズ。

えー?なに?
潤くん・・・おこってんの?マジかぁ・・・

はぁ・・・と溜め息をついて、

「じゃあ・・・お先に・・・」
ってみんなのクスクス笑いを背中に感じながら、潤くんを追いかけた。

地下駐車場の車の横に立ってスマホいじってる潤くん・・・。

「ごめん。待っててくれたんだ。」

「待ってねぇーしっ!」

不貞腐れながら車に乗り込むから、オレも慌てて助手席に飛び乗った。

潤くんはさー。怒ってると、プルってした唇がプルルンってもっととんがっちゃうの。
それが、ちょー可愛いんだよね。
ニヤニヤして、可愛い潤くんの横顔見てると

「てめぇ、見んなっ!」

ってギロって睨まれる。

こわぁーー・・・。
こりゃ、かなりヘソ曲げてんな。


マンションに着いて、さっさと歩いていっちゃう潤くん。

「待ってよ!」
ってきゅって手を繋ぐと

「・・バカっ・・・見られんだろっ?」
って・・・・・・でも、繋いだ手はそのまんま。
そんなとこも可愛いんだ。

鍵を開けて部屋に入ると・・・
お前なんかしらねぇよ。・・・って感じで
さっさとバスルームに手を洗いにいって・・・
ソファにドサッって座り込む。

オレもソファに座って

「潤くーーんっ。」
って抱きしめると・・・

「うるせぇっ!離せっ!」
ってジタバタしちゃって・・・
ほんとは嬉しいくせにね。

「誰彼構わず、キスするやつなんて!
嫌いだからっ!」

抱きしめる手を緩めて、潤くんの顔を覗きこむと、赤くなって唇がとんがっちゃってる。

「おこんなよー。潤くんだってあるでしょ?
あの芸人さんと。」

「俺のことはいーの!
なんだよ!あの智のウットリした顔・・・」

「へっ?・・・ウットリしてた?」

「ぜぇーったい!してた!」

潤くんの膨らんだホッペを両手で挟んで
潤くんの顔を覗きこむ。

「ね?ほんとに?よく見て?
今のオレの顔のほうがウットリしてない?」

「・・・・・・・・・。」
キレイな瞳がチョット潤んで
ホッペもピンク色になる潤くん。

チュッてキスすると

「・・・や・・だ・・・」
って下を向いて・・・

「智が他の人とキスすんの・・・やだ・・。
俺・・・見たく・・・ない。」

もぉー。なんなの?可愛すぎんでしょ?
ズルいでしょ?
自分はドラマだって、なんだって・・・
キスしまくりで、色んな人と仲良くしてさ。

「やなの?ズルいな潤くんは・・・」

「だって、やなもんはやなのっ!」

「もぉ、ほんと、ヤキモチ妬きだな。」

プルンとした唇を指で撫でて
俺の舌でペロッて舐めてあげる。

「・・ぁっ・・・」
ふふっ。
潤くんのほうがウットリしちゃってる?

「・・ね?・・潤くんとだけだよ?
・・・・テレビじゃ見せらんないような・・・エロいキス・・・しよ?」

「・・・ば・・か・・・んっ・・・」

少し開いた隙間から、舌を滑らせて
オレを待ちわびてた潤くんの可愛い舌を
思う存分味わった・・・・。


今度、あの芸人さんがきたらさ・・・
どさくさに紛れて

ふたりでキスしちゃおっか?(笑)



。。。。。。。 おわり 。。。。。。。