こんにちは。
今年最初の大長のカキコでございます。
どうぞ宜しくお願い致します。
春はお別れの季節です
みんな旅立って行くんです
先日、渋谷駅のモヤイ側を徘徊しておりますと、東急プラザ閉館！と大書されていました。
建物の処遇は分かりませんが、見慣れた風景は変わる事でしょう・・・。
さて。
1988年3月13日。
津軽海峡を往く青函連絡船が廃止になりました。
その代わりに青函トンネルが開業し、それに合わせて寝台特急北斗星が走り始めました。
以来27年。私も何度かお世話になり、札幌を出て、次の瞬間には大宮通過という「時間と距離のスペクタクル」に大いに酔いしれたものでした。
数年前、北海道新幹線計画が本格化し、何と来年2016年3月には新青森～新函館北斗が開業という・・・。
そしてついにこの3月改正で、JRグループ最期のブルートレイン北斗星の定期運用が廃止される事が年末に発表されました。
3月に入れば沿線は隙間なくカメラが並ぶだろう・・・と思い、ちょっと早めに先日、「ワシクリ」と呼ばれる有名撮影地に赴きました。
東北本線東鷲宮～栗橋なのでワシクリ。栗橋駅から30分以上歩くんです・・・。
上り北斗星がこの区間を通過するのは9：15前後ですが、今改正で同じく運転終了の「カシオペア」もせっかくなので狙いたいと思い、8：15には現地着。
暦表的には陽が出る時間ですが、生憎の曇天。
寒風に晒され、指が悴んでアタフタしている内にカシオペア通過！
ゲ！ まったくお粗末なもので、到底お見せ出来ませぬ。
その約30分追いかけで北斗星がやってきました。
曇天ばかりはどうしようもないっす・・・。
デビュー間もない北斗星をヒガハス（東大宮～蓮田）で撮って以来、そういやキチンと撮ってないなぁ・・・と反省しました。
四半世紀前の冬の北海道。駅から撮影地まで吹雪の中を延々歩き、北斗星shooooot!!の筈が、フィルムがキチンと装填されていなかったという俄かに信じがたい失態も冒しましたし。
当時はピンク色の機関車でした。赤い機関車を経て、今では新しい青い機関車です。
今度撮ろう、その内に撮ろうなんてボンヤリしている間に世の中は変わりました。
今夏の臨時ダイヤでは北斗星は一時復活するらしいですが、恐らくそれが最期でしょう。
華やかだが、ちょっぴり寂しい夜汽車の終焉カウントダウン。
出来ることなら無くならないで欲しかった。
叶わぬ願いと解っているから、私は撮りに行きますね。
時節柄、皆様ご自愛下さいませ。