新潟県湯沢町の苗場スキー場で29日開幕する「フジロックフェスティバル’11」。3日間で、のべ12万人が訪れる大イベントとして定着しているが、15回目となる今回は、ファンや企業に協賛金を募り、間伐材の利用や、森林を生かした街づくりに役立てる環境プロジェクト「フジロックの森」がスタートする。森林を守るために、ロックイベントと行政機関が手を組んだ。
「国際森林年」の今年、県と町、地元町内会、ルイヴィトン財布激安 東京の主催会社などが6月下旬、プロジェクトの推進協議会を立ち上げた。事業は、(1)地元の間伐材を使った紙製品「フジロック・ペーパー」をつくり、パンフレットなどに活用する(2)会場にある木道の整備や、ゲレンデへの植林などで森林に親しめるエリアをつくる――というものだ。
県南魚沼地域振興局によると、湯沢町を含む魚沼地域5市町では、間伐材が年間約2200トン出る。だが、利用しようとしても、チップ工場への運搬費よりも買い取り価格が安く、赤字になってしまうため、大半が森林に放置されたままになっているという。
森林保全のため、間伐材の運搬費を募ろうと、県は「県内最大のイベントを巻き込んでPRすれば、協賛金が集まりやすいのではないか」(農林振興部)と考えた。「先行投資」的に間伐材20トン分の赤字額約9万円を出資。できた紙は、出演ミュージシャンの紹介や、フェス関係者のインタビューなどが掲載された約60ページの無料パンフレット20万部に使われた。
