図書室の見学 | スコットランドは今日も曇り空

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気がついたら在英30年。今さら周りに言えない憂さをさらすブログ。

先週だか先々週だかは

Doors Open Dayという、

普段一般が入れない建物を

見学できるイベントがありました。



毎年恒例の行事。







何箇所か回ってきたんだけど、

ちょうど『お探し物は図書室まで』@英語版を

読み終わったので、

そういや、この間

図書室を見学してきたんだと思い出しました。






訪れたのは

グラスゴーの街中にある

立派な建物。

法律関係者や法学生のみが

利用できる場所です。


王立法曹会館とでもいうかな?






もちろん普段は

一般人は入れません。


このイベント中だけの

特別公開です。






重厚なインテリア。

ミーティングルームや

図書室などがあります。









図書室自体は

そんなに広くはない。







でもなかなか趣きのある雰囲気です。



お勉強用の

窓際の机とか、







こじんまりしたアルコーブみたいな

小部屋があったり。









こういう19世紀から

そのまんまみたいな場所で、

判事さんや弁護士さんが

過去の判例を読んだり、

寛いだりするのね?








書架の判例集。

ざっと探した中で

1759年の判例集というのが、

一番古かった。



当時の裁判の記録だから、

じっくり読んだら面白そう!






でも英国の法曹界は、

いまだに男性優位らしいです。



一階では

女性弁護士のパイオニアの

展示があって、

そこに詰めていた

現役法学生の女性と

話したんだけど、


法学部に進み資格をとる

女性は増えているんだけど、

そこから先が険しい道のり。

男性優位の壁が厚いそうです。






外からは

女性も沢山活躍しているようにも見えるけど、

それは、ごく近年になってからのこと。


現実はまだまだ

厳しい闘いだと言っていました。



キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ