長男に締め出されちゃったよ‼︎
もう、可笑しくて、お腹が痛い
事の次第は、台所に水を呑みにいったら、大きな月が窓から見えたせい。
満月。
スーパームーンらしい。
すごく大きいんです。
パティオドアから庭に出て、ちょっと月見と洒落こんだ。
外気は生暖かく、白い月は明るく光っている。
裏木戸から外へ出て、五分くらいして戻ってきたら、パティオドアに鍵かけられていました
戸締りされて、締め出された!
ノブをガチャガチャさせても、窓を叩いても、部屋の中の長男はヘッドホン付けてゲームをしているので、気がつかない
もちろん携帯なんて家の中
表に回って玄関ピンポンする?
でも夫は、もう寝てるから、起こしたくない。
それにピンポンしてもヘッドホンしている息子が、すぐ気がつくかどうか。
ピンポンは最後の手段にして、とにかく窓にへばりついて、しつこくノックしたり、バンバン叩いてみた。
おい、気配を察して、こっち向いてくれ!
こっち向けホイ‼︎
ようやく振り返った長男。
ギョギョ⁈
瞬間、固まってから、鍵を開けてくれました。
えー、何ビックリしているのよ、早く開けてくれれば良いのに
だって、黒い格好の人影が、いきなりヌッと窓に現れたんだぜ。何者?と思うだろう?
黒いダボダボパーカーにボサボサ髪の私…
確かに夜目には充分怪しいかも。
まぁ、明るい中から見たら、顔もよく見えないし、だいたい、こんな時間に、二階で寝ているはずの母親が庭にいるとは思わないよね
でも何か可笑しくて、ゲラゲラ笑っちゃった。
怖がらせてゴメンよ。