ある日の午後。
なおごんはジュピゴンに言う。
「ジュピゴン。お相撲やるわよ」「お相撲?この前YouTubeで見たやつ?」「そう。あたしにかかって来なさい」「なおごん大きいから嫌だ」「良いのよ、別に勝ち負けとかそう言うのは無いのよ。良いからかかって来なさい」
ジュピゴンはなおごんに体当たりする。小さいジュピゴンは大きいなおごんにはね飛ばされる。「ジュピゴン敵わない!負ける!」「もう一回来なさい」ジュピゴンはぴょんぴょんと助走をつけてなおごんに体当たり。しかし、なおごんは優しくジュピゴンをつかまえ、地面へ下ろす。「なおごん強い!ジュピゴン無理!」ジュピゴンはくるりと背を向け、草むらに顔を埋める。悔しくて泣いているのだ。
「仕方ないわね…」なおごんはジュピゴンの背中を撫でながら言う。「これから毎日三回戦ずつやるのよ。分かった?」「なんで?」「ジュピゴンに強くなってほしいから」「ジュピゴンはなおごんとは違うもん!」「他の恐竜が襲って来たときに自分の身を守らないといけないでしょう?だから今から鍛えておくのよ」「なおごん守ってくれないの?」「守ってあげるわよ。でも私がいないときもあるでしょう。ジュピゴンも強くならないといけないのよ、分かる?」「…うん」なおごんはジュピゴンを抱きしめる。
ジュピゴンは木登りを始める。器用にスイスイと登る。なおごんはその様子を見て、「力はないけどバランス感覚とかはあるのね…じゃあやっぱりお相撲 やるしかないわね」と思う。