黒椿姫の学び舎 -16ページ目

黒椿姫の学び舎

黒椿姫の学び舎へようこそ。
最近は忙しくてあまりブログ更新をしてません。
ブログ外では割とポケモンやモンハンをよくやってます。
ポケモンガチ勢でモンハンエンジョイ勢な黒椿姫の日常?をごゆるりとお楽しみください。

※注意!この小説には「擬人化」する(常時擬人化ではありません)ポケモンが多数登場し、基本人間と同じように生活する様子も描かれます。普通に喋ります。
また、今回は初バトル描写があり、独自の表現を使うため説明が合間合間に挟まる場合があります。
説明を読み、「分かりづらいな」と思った方にはこちらの小説はオススメできません。
そのような描写が苦手な方はページをバックすると幸せになります。







-ポケモンの学び舎 対戦部屋-

テストバトルに向けた練習も(個人的には)ばっちり終了し、ついにテストバトル開始の時が訪れた。

「そんじゃ、ツバキの対戦相手だが……都合良くもう1人遅刻してきた奴がいる」

「え?そうなんですか?」

「もっとも、お前みたいに寝坊なんていうくだらない理由じゃなく、昨日熱を出して寝ていたから、今日の朝少し様子をみていたっていう奴だがな!」

うぐっ……仲間がいると思ったのに……!

「つーことだ、ツバキ。お前の相手はアズライトだ。アズライトもツバキが相手で文句はねぇな?」

「あっ、えっと、はい。大丈夫です。よろしくお願いしますね…?」

私の対戦相手は、綺麗な青い髪に群青色の瞳をしたおとなしい子、アズライトだった。
そういえばアズ(ニックネーム)はちょっと体が弱いんだっけ?

「よろしくね、アズ。でも、手は抜かないからねー!」

「わ、私もテストバトルなので負けられません!」

「よし!お互い、立ち位置につけ!」

アズとはいつも仲良くしているから、ちょっと申し訳ないけど、勝ちは譲らないから!




「これより、ツバキ対アズライトのテストバトル、シングル・レーティングルールを始める!両者準備はいいな!」

「「いつでも構いません!」」

「よし……では、始め!」

「それじゃ頼むよ!まかみ!」

「主の勝利は我が飾る!」

私は1番手にウインディのまかみ。
ちょっと安易な考えだけど、相手の先発が物理アタッカーなら特性の『威嚇』で弱体化出来るからね。

対してアズは……?

「お、お願いします!ヌメイル!」

「ヌメメー!」

ヌメイル……ドラゴンか。相性は悪いかな。
どうでもいいけど、あのヌメイルは喋らないみたいだね。

「一応最初だけ念を押すが、これはレーティングを想定したテストバトルだ。地形を利用するだの、技を工夫するだの、そんなこと出来ないからな?」

「承知してます!」

レーティング想定……つまりは、ここで安易に技を繰り出さず、相手の交換を読む必要も出てくる。
ちなみに、レーティングルールだとお互いが指示を決めた時点でポケモンにその指示を出すことが出来る。
相手が指示を決めたかを判断する方法は、腕につけたチェッカーで、相手が指示を決めた時には「あなたの指示待ちです」と画面に出るから便利なんだよね。

「ヌメイル!交代です!」

そうこうしてるうちにお互いが指示を決めたみたい。
アズの指示は……交代?

「いなり!お願いします!」

「はいさー。……うわ、まかみじゃない」

出てきたのはキュウコンのいなり。アズの手持ちの喋るポケモンかな?

「……何故その態度なのか分からぬが、喧嘩を売っていることは分かった」

「い、いや、そんな意味じゃ……ないと思うけどさぁ……」

「主、指示を」

誤解みたいなのに……いなり、南無南無。

「まかみ!インファイト!」

「えっ、炎技じゃないんですか⁉︎」

「性分には合わんが、売られた喧嘩は買おうではないか!」

まかみの猛攻が無慈悲にもいなりを襲う。
頭突きに後脚の蹴り、タックルと、休ませる暇を与えずに攻撃が続く。

「がふっ!うぐぅ!ちょ、ちょっとぉ!手加減っ!無しって!ひ、酷くな……」

「キノホシ殿が見ている中で手は抜けないのでな!これで終いだ!」

明らかに何か別の理由があるだろうけど、渾身のタックルがヒットし、見事いなりを突破!
……当の本人は疲れ切って防御と特防が下がるんだけどね。
それよりも可哀想なのは……。

「う……ぐぅ……。ちょ、ちょっとくらい話聞いてくれても……ガクっ」

誤解を解けずにダウンしたいなり。
なんというか、勝ったのに嬉しくないとはこのことなのか……?

「ご、ごめんねいなり……!よく考えたらヌメイルに炎技しても今ひとつだよね……」

どうやら、アズはいなりの特性『貰い火』でまかみの強力な『フレアドライブ』を受けるつもりでいたみたい。
まぁ、ヌメイルにフレアドライブしても耐えられそうだったし、とりあえずインファイトしておいて正解……だよね。

「あ、改めて!ヌメイル!お願いします!」

「ヌ、ヌメメー……」

ヌメイルもやや困り顔。

「……さて、まかみは一旦引くかな」

「耐久を戻す意味でか?ならば誰に引く?手持ちにドラゴンもフェアリーもいないが」

手持ち……ウインディのまかみに、デンチュラのくもっち。そして……。

『……俺を出すのか?』

「突破性能はパーティナンバーワンだし、頼っちゃうかな」

『好きにしろ。命令は長く聞くつもりはないぞ?』

「相手の手持ち次第だけど、恐らく2、3ターンあれば足りるよ」

『ならさっさと出せ』

「はいはい。よし行け!ホーク!」

……ラストはムクホーク。タイプで倒すのが無理なら火力でゴリ押ししかないよね。

「ヌメイル、守る!……って、交代されてました……」

アズの指示は『守る』。
一度だけ相手の攻撃を防げるけど、今回は交代だから失敗。ホークをノーダメージで場に出せた!

「ホーク!ブレイブ……」

「指示されなくてもそのつもりだ!」

「あっ、はい……」

フィールドの天井近くまで上昇して、一気に突撃。
ホークは特性が『捨て身』だから、反動のある技がかなり強い。
その上ブレイブバードはタイプ一致!火力すごいことになるね!
この子はこの子で一匹狼な性格に難ありなんだけど……。

「はぁぁぁぁぁぁあ‼︎」

「ヌメッ⁉︎ヌメメー⁉︎」

圧倒的スピード、圧倒的火力になす術なく吹っ飛ばされたヌメイル。勿論戦闘不能に!

「あ、あぅぅ。ごめんねヌメイル……」

すっごくいい調子!このまま勝利は私の……。

「最後です!ボスゴドラ、お願いします!」

……あっ。


to be a continued…