2018年は台風の威力が凄まじいですね。
今夏7月末の台風12号が関東に上陸した日、「傾聴講座」の初級を受講しました。
「傾聴」はもともとカウンセリング技法の一部分ですが、今回受講させていただいたのは「傾聴」だけを特化させたカウンセリングスタイル。家族や友達にも話せないような事をお話ししていただくので、リラックスして心を開いていただけるよう、守秘義務を徹底した安心・安全な場を作り、「この人になら相談できる！なんでも話せる」と思って頂けるよう、聴き手の主観やジャッジを排除し、お互いの信頼関係構築に細心の注意を払い心を尽くします。
傾聴カウンセラーはアドバイスなどは全くしませんが、ただ聴くだけではなくきちんとした技法があり、それに基づいて「傾聴」する事で、話し手の自己決定や気づきの場に立ち会わせていただきます。「相手の中に答えがある！」という基本姿勢を貫いていて、嬉しかった事も、悲しかったことも、楽しかったことも、怖かったことも、不安なことも、共に感じて、共に見て、共に居る、のが「傾聴」です。
今回ほとんど予備知識無く受講させていただいたのですが、思いのほか強烈な体験となりました。実技・練習の為に交代でカウンセラー役とクライアント役をするのですが、自分がクライアント側の時、自分で話したことをカウンセラー役の方が要約してフィードバックしていただくと、確かに自分で話した事なのに新たな気づきがあるのです。完全な信頼関係の下でお話しさせていただくと、一度自分の身体を出た言葉たちが愛に包まれて戻ってくるという感覚。
そして自分や自分の置かれた環境などを俯瞰で見るような体感覚を得ることが出来ます。なかなか人には話せずにいて、自分の中で抱えていたままぐるぐると堂々巡りしていた自分の経験や感情を一度身体の外に言葉という形で存在させ、それをジャッジのない鏡の存在のカウンセラーに返してもらう。それだけで、一歩前に進めるのです。その一歩とは言葉にした感情や思いをそのまま握りしめるのもよし、手放すのもよし、変化させるのもよし、全てはクライアントの自由。「全て自分自身の中に答えがある！」という事を体感します。
台風通過時の異常気象も影響していたのかもしれませんが、この時の感覚は強烈過ぎてしばらく余韻が身体から抜けませんでした。今日の台風で少しあの日の事を思い出しましたので感覚をタイムスリップさせて書いています。
傾聴カウンセリングは私が占いをする時のスタイルとは違うのですが、「クライアントを信じる」・「場を信じる」という基本姿勢は一緒です。また、占いの場でも出来るだけジャッジのない聴き手として存在しようと改めて心に刻んだ経験となりました。
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（内容はタロット・占星術・数秘術のいずれかをお選びいただけます）
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