けたたましい電話の音で目が覚めた。

どうやらテレビを見ながらそのまま寝てしまっていたらしい。

横にいる綾はこの騒音の中でもぐっすり眠っている。…なかなか大物かもしれない。

そんなことを考えてる間も電話は鳴り続けている。時計に目をやると12時をまわっていた。

まだ両親は帰ってきたいないいようなので、自分がとるしかない。

まだ半分まどろんでいながらも電話をとる。

「すいません!遠峰さんのお宅ですか!?」

いきなり大声で尋ねられ、驚きながらも言葉を返す。

「こちらは藤深市第二病院ですが、先程交通事故が起き、遠峰一彦さんと綾音さんが搬送されてきました!一刻を争う容態なので、来ていただけませんか!?」

…は?何を言っているのだろうか?両親はただ外食に行っただけなのにそんな事になる筈はない。

まだ覚醒しきっていない頭で必死に取り繕うとしたが、電話の向こうから聞こえてくる看護師や医師の声が、そんなオレに現実を押し付けてくる。

オレは何も言えず、受話器を落とした。

その音で綾が目を覚ました。

「どうしたのぉ?」

オレは今聞いたことをそのまま話した。綾は言葉を失い、その顔はみるみる青ざめていった。

とにかく病院に行こう。という結論に至ったオレ達は、タクシーを呼び病院へと急いだ。

車の中で、震え続けている手をお互いに握り合って。


そういえば今だらだらと書いてる「駄作」・・・タイトル考えてなかったなぁ;


とりあえず持ってく方向は見えてるんだけどなかなか題名ってつけにくいですね


う~む・・・オリジナリティとネーミングセンスないところがここで響くとは・・・!


・・・とりあえず序章終わらせてから考えよぅ(逃

夕食を食べ終え、リビングでソファーに座り二人でテレビを見た。

そういえば、こんなのも初めての体験だった。

そう考えると楽しいはずだが、あまり…なぜなら、そのテレビが原因だ。

番組は…メンタル系のものだ。様々な占いを紹介しながら、簡単な診断もしている。

正直、うさんくさかった。占いなんてものを信じたことは一回もなかったからである。

朝のニュース番組でやっている十二正座占いなども、うさんくさくて仕方なかった。

日本だけで何千万人もいる人々が、たった12という数字に分けられるというのが、幼心に納得いかなかったのである。

でも、女の子、いや、女性というのは往々にして占いというものを信仰している節がある。

隣で夢中でメモをとっている綾を横目で見る。

なにやら10個の項目に○×をつけているようだ。

なになに、「部屋の扉に自分の名前が書いてあるネームプレートはかかっているか?」これはまたずいぶんピンポイントな質問である。

綾は「えぇーないよぅー…」と悲しそうに×をつけた。

『…それだけで悪いのかどうかはまだわかんないだろーに;』

言ってみようとも思ったが、一喜一憂しながら夢中に楽しんでいる綾を見ると、そんな気は失せ、心の中に留めることにした。その代わりに、「オレも少しくらいは信じてみようかな…」と小さく呟いた。


ついさっきまでは目も合わせてなかった二人が、隣同士に座ってテレビを見ている。

悠真も、綾も、心から楽しんでいた。

二人はまず、今現在の仲良くなったという事実が嬉しく、両親が帰ってきた時に自分たちを見てなんていって驚くのか、ということも楽しみにしていた。

自分の娘と、兄となる男の子が仲良くなったのだ、喜ばない親はいないだろう。

二人は小さな期待を持ちつつ、二人でいる時間が流れるのを楽しんだ。

…もちろん、もう両親がこの世には存在しないことなんて、考えもせずに…