梅林を見に行った。

 

いろんな種類があって、どれも美しかったけど

 

一番印象に残ったのは

 

大きな濃いピンクの梅の木。

 

無数の花を付けて

 

縦横無尽に伸びた枝をくねらせる様は

 

まるで踊っているようだった。

 

いや、夜になって誰もいなくなったら

 

きっと踊っているに違いない。

 

『月夜に踊る』

 

全身満開の梅が

 

月と一緒に踊ります。

 

無数の花の腕を

 

くねらせて。