容疑者Xの献身 | 映画生活 side B

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「容疑者Xの献身」 を日劇PLEXで観賞。素晴らしかった!

本当に本当にただのドラマの延長ではない、立派な映画だった。

堤真一、自分としては「39 刑法第三十九条」以来の

インパクトある好演!!


堤が演じたのは天才的な数学の頭脳を持ちながらも、

たまたま運命のめぐり合わせで、成功の階段を踏み外した

みすぼらしくうだつの上がらない中年高校教諭だ。

役作りよくできている。やっぱり堤の狂気の芝居はいい。

石神という人物が実在するかのごときリアルさ。


最後のどんでん返し、全く考え及ばず驚く。

献身―

誰かのために命を捧げるに及ぶような出会いのタイミングは

きっと誰の人生にも起こりうる。ガリレオ湯川の頭脳をもってしても、

結局最後まで知ることができない石神の事情を

観客が目撃できるつくりになっていて感嘆とともに涙する。


また、ドラマシリーズとはひと味違う

エモーショナルな湯川学も新鮮。

福山雅治 はこのキャラクターにぴったり。

彼の声とスタイルのよさがあって、このシリーズは成功している。


映画のエンディングテーマでしらけることも多々あるが、

「最愛」 はよく出来ている。

何故KOH+で「最愛」というバラードなのか?

もっとテンポのいい曲じゃないの今回は?と思っていたのだが

本編を観て納得。作詞作曲は福山本人。

柴咲が福山の「Squall」(バラード)をカラオケで歌うのを聞いて

今回の曲を作ったとか。歌詞の内容も映画とリンクしていて

「最愛」のタイトルの意もよく伝わるエンディングにふさわしい曲。

原作、映画、また歌い手の味を踏まえた、

福山の名プロデューサーぶりに感心。


いいところいろいろあるけれど、スタッフキャストを動かす

原作の力をとても感じる1本。東野圭吾は今後も注目だ。

劇場の帰りに思わず原作を買いに走った。