夏休み終わっちゃいますね。
最近夢中になって読んだ本です。
なので語らせていただきたい。
数年前に直木賞をとった作品で、
書店でたまたま文庫本を見つけたので思わずまとめて購入。
これ大河ドラマでやってくれないかな。(もう大河押し!!)
等伯役は堺正人さんで頭の中物語が進んでいくの。(真田ロスを引きずってます。)
等伯といえば、松林図で有名な長谷川等伯のことですが、
能登の武家生まれの末っ子が染物屋に奉公に出されて、
商いしながら絵を学んで京へ向かいます。
たくさんの苦難に会いながらも絵の修行をするのですが、
京都で狩野永徳と火花を散らしながら作品を残していきます。
まさに芸術の世界でも戦国でありました。(仕事の争奪戦)
永徳といえば、唐獅子図を始め絢爛豪華な障壁画など多くの作品を残しています。
作品から立派な人だろうと思いきや、ダークに描かれてます。
&永徳パパの松栄は等伯に対して良心的ですが、それ以外ダークな集団だった。
石田三成もダークだわ。(利休が可哀そう。秀吉あんたも!)
狩野派も裏でやってること同じやん!
お家(自分)を守ることなら人を蹴落としてまでもという考え。凄まじい時代だよね。
今でもどっかにあるかもね。
秀吉と三成役はやっぱあのお方で物語がグルグル回ってました。
ん~永徳とかどんな役者さんがいいかな。
そして下巻に入っての悲劇は涙です。(せつなすぎる。)
もう言っちゃおうか?やめろ!?
ずいぶん前に東京国立博物館で「やまと絵展」で
松林図を見た覚えがあります。
当時は理解が浅かったので、これを読んでから見てみたかったです。
以下ネタバレになるので、
興味のある方は是非読んでみてほしいです。