レースとメディチ家の関係
「medicine（薬）」の語源となった
イタリアの大商人
メディチ家
とレースの関係は
絶大なる財力と権力をかねそなえた
メディチ家からは
フランス王妃として
カトリーヌ・ド・メディシスと
マリー・ド・メディシスが嫁いでいます
カトリーヌが1533年に
フランのアンリ王子に嫁いだ際に
刺繍が好きだったカトリーヌが
当時イタリアで流行していた
reticella（レティチェラ）が
フランスに伝わりました
reticellaは刺繍ですが
のちにレースへと発展してゆきます
※reticella（レティチェラ）とは
16世紀の中ごろ、ベネチアで考案されたニードル･ポイント･レース
イタリア刺繍
【マリー・ド・メディシス
ひだのある襟がreticella（レティチェラ）】
レースが宮廷文化に大きな影響を
レースは宮廷文化に大きな影響をあたえ
ブルボン王朝の最盛期を支えたました
大規模な産業振興政策の一環で
王立のレース工場が設立され
レース職人の技術も向上も目覚ましく
国の財政を支えていました
その後
産業革命と
フランス革命により
王侯貴族だけの物のではなくなりましたが
多くのレース職人は
フランスから出て行ってしまいました
衰退してゆくレースを
後世へつないでくれたのが
イギリスのヴィクトリア女王や
フランスのウジェニー皇妃でした
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