*表現や解釈は投稿者のものと皆様のものの間で差が生じる場合があります。
 こうしてほしい、という要望等があればコメント欄やTwitterにお願いします。
 
 
けものフレンズ第02話



~前回に続き、夜の密林の中街灯に照らされる三者~
サーバル「あっ…ボス」
ボス  「ヨロシクネ」
かばん 「あっ、どうも。よろしくおねがいします」
サーバル「シャベッタアアアア!」
かばん 「えっ?普段そんなに喋らないの?」
サーバル「初めて声聞いたよ!なんで!?えっ、ボスってしゃべれたの!?」
ボス  「君ノ名前ヲ教エテ?君ハ何ガ見タイ?」
かばん 「か、かばんって言います。図書館が見たいんですけど」
ボス  「ワカッタ。図書館マデノルートヲ検索スルヨ。ソノ前ニ、ジャパリパークニツイテ話スネ。
ジャパリパークハ、気候ヲ基ニシテ、幾ツカノ地方ニ分カレテイルヨ。
ソレゾレニ動物、植物ガ展示サレテイルンダ。
【*】マズ大キク5ツノ気候帯ニ分離。
【*】フレンズト呼バレル生キモノ達デ、彼女ラハ動物ヤソノ遺物ト…」
(【*】は、うとうとしていたかばんの意識の飛びを表す。)
~ボスが、かばんの帽子に付いた羽に?気付き、ボスの目が点灯。口調も変化する~
ボス? 「えー、おっほん。テストテスト。」
サーバル「あれ?」
ボス? 「えー、テステス。聞こえますか?こちらサバンナ地方です。」
~しかし眠りに落ちてしまうかばん。それを受け、ボスの目の光も落ちる~
サーバル「寝ちゃったね。かばんちゃん、今日は色んなことがあったからなぁ~。疲れちゃったんだね。
でもびっくりしたよ―!ボスがしゃべれたなんて!初めて聞いたけど、不思議な声してるんだね!」
ボス  「……」
サーバル「みんなボスとお話ししたいと思うよ!なんで今まで喋らなかったの?」
ボス  「……」
サーバル「ねぇなんか言ってよー!」
ボス  「……」



~OP~


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~木漏れ日の中、目覚めるかばん~
かばん 「あ…。ここ…どこ…?」
~サーバルが茂みの中から現れる~
かばん 「うわああああ食べないで下さあぁぁぁい!」
サーバル「もー!食べないって!…あはは。おはよっ!」
かばん 「ご、ごめんサーバルちゃん。おはよ」
サーバル「昨日途中で寝ちゃったんだよ!」
かばん 「えっ!…そうかぁ、昨日…」
~かばんの鞄から飛び出すボス~
ボス  「オハヨウ、カバン。ジャア出発シヨウ」
サーバル「うわあああまたしゃべったぁ!」


~話し合う三者~
ボス  「ジャア、確認スルヨ。目的地ハジャパリ図書館ダネ。」
かばん 「はい。僕がなんの動物なのか、調べたいんです。」
サーバル「私は付き添い!」
ボス  「ワカッタ。ジャア図書館マデノルートヲ検索スルネ」
~ボスの腹部のモニタが地図を表示する~
ボス  「ジャパリ図書館ハ、森林地方ニアルヨ。途中三ツノ地方ヲ通ルネ。
タダ、トッテモ距離ガアルカラ、歩イテ行クノハオ勧メ出来ナイヨ。ジャパリバスニ乗ッテ移動シヨウ。
ココカラ一番近イノハ、アンイン橋ノ傍ダネ。」
かばん 「バス?」
サーバル「ばすって何?」
ボス  「バスハ、乗リ物ノ一種ダヨ。ジャパリバスナラ、広イパークヲ回ルノモ楽チンサ」
二者 「「へー!」」
ボス  「バスノ近クマデハ、ジャングルヲ歩ク見学ルートガオ勧メダヨ。ソレデイイカナ?」
かばん 「はい!」
サーバル「うん!」
ボス  「ソレジャア、ガイドヲ開始スルヨ。案内時間ハ、二時間程ダヨ」
二者 「「おー!」」


かばん 「サバンナとは、だいぶ違うんですね」
ボス  「ジャングル地方ハ、熱帯雨林気候ニナッテルヨ。動物ノ数モ、トッテモ多インダ」
サーバル「いろんな音が聞こえるよ!今日もフレンズと会えるかもしれないね!
…あっ!みーっけ!あそこ!ほら、木の上!」
かばん 「サーバルちゃんと似てるね」
ボス  「アレハオセロットダネ。サーバルキャットト同ジネコ科ナンダ。
夜行性ダカラ、日中ハ木ノ上ヤ茂ミデ休ムンダッテ。木登リモ上手ナンダネ」
[テロップ : ネコ目ネコ科オセロット属 Ocelot オセロット]
サーバル「いーなー!私もお昼寝したいなー!」
ボス  「アッチニモ、何カイルネ。マレーバクダネ。白黒ノ模様ガ特徴的ダヨ。
夜ハ白イトコロガ目立ッテ輪郭ガ曖昧ニナルカラ見ツカリニククナルンダッテ」
参考:http://animalphotos.info/a/2008/01/20/wild-malayan-tapir-in-jungle-caught-in-spotlight-at-night/

[テロップ : ウマ目バク科バク属 Malayan tapir マレーバク]
サーバル「不思議な模様だね!」
かばん 「いろんなフレンズがいるんだねー」
~フォッサが2者の後ろに着地~
[テロップ : ネコ目マダガスカルマングース科フォッサ属 Fossa フォッサ]
サーバル「わっ!」
かばん 「あっ」
フォッサ「ん?見かけない顔!あっ、君はもしかして、サーバルキャットのサーバル?」
サーバル「私のこと知ってるの?」
フォッサ「ふふっ。だって、有名だもん。サバンナ地方のトラブルメーカー!」
サーバル「みゃあっ!そんなことないよ!」
フォッサ「私はフォッサ。この辺りに暮らしているけど、サバンナ地方もたまに行くよ!」
かばん 「わぁ~」
フォッサ「えへへっ、大きいしっぽだろ?この子は?」
サーバル「かばんちゃんだよ!何の動物か分かんないから、図書館に行くんだ!」
フォッサ「へー、遠くまで大変だね!気を付けて行きなよー!」
サーバル「ありがとー!」
かばん 「ありがとうございます!」
サーバル「強そうな子だったねー!」
かばん 「大きい方でしたねー!あの尻尾が…わっ」
~インドゾウとぶつかったかばん~
サーバル「わ」
インドゾウ「ごめんなさい、踊ってたらぶつかっちゃったわ」
[テロップ : ゾウ目ゾウ科アジアゾウ属 Indian elephant インドゾウ]
かばん 「こっ、こちらこそ、すみません」
インドゾウ「ここ、木漏れ日が綺麗でしょ?踊ってると、とってもいい気分なの」
サーバル「おおきいね~!」
ボス  「インドゾウハ、アジアゾウノ亜種ダヨ。アフリカゾウト並ンデ、陸上最大ノ動物ダネ」
インドゾウ「じゃーねー」
サーバル「まったねー」
かばん 「どうもー。はぁ~、さらに大きいフレンズさんだっね」
サーバル「それに派手だったねー。あ!また誰か!あっ、何やってるのー?」
アクシスジカ「ここの土、なめると体にいいんだって。塩?がどうのこうのらしいよー?お前らもどう?」
[テロップ : 偶蹄目シカ科アクシスジカ属 Axis deer アクシスジカ]
サーバル「えーっ!?ほんとにー?」
かばん 「あっ…今日は、遠慮しときます」


キングコブラ「キングコブラだ。なんだ?なんか頼み事か?」
[テロップ : 有隣目コブラ科キングコブラ属 King cobra キングコブラ]


ミナミコアリクイ「なっ、なんだよー!あっちいってよー!」
[テロップ : 有毛目オオアリクイ科コアリクイ属 Southern tamandua ]


クジャク「クジャクです」
[テロップ : キジ目キジ科クジャク族 Peafowl クジャク]
デビル 「タスマニアデビルだぞー!」
[テロップ : フクロネコ目フクロネコ科タスマニアデビル属 Tasmanian devil タスマニアデビル]
エリマキトカゲ「わぁ~!?びっくりしたぁ!」
[テロップ : 有隣目アガマ科エリマキトカゲ属 Frilled lizard エリマキトカゲ]
オカピ 「オカピだぞー!」
[テロップ : 偶蹄目キリン科オカピ族 Okapi オカピ]


サーバル「ここはほんとに沢山の動物がいるねー!」
かばん 「ほんとだねー」
サーバル「それにしても、さばんなとはちょっと違った暑さだねー!」
かばん 「確かに…」
ボス  「サバンナ地方ハ、植物モ熱帯雨林ノモノデ構成サレテイルンダ。樹木ガ層ニナッテイルノガ特徴ダヨ。
ツル植物ノヨウニ、ホカノ植物ヲ利用スル種ガ多イノモ特徴ダネ」
かばん 「鬱蒼としてきたね…」
サーバル「わぁーっ!?」
~つるに巻き付かれてしまうサーバル~
かばん 「あー!サーバルちゃーん!」
サーバル「うぅー、ありがとー。かばんちゃん器用だねー!」
かばん 「えへへ」
ボス  「ウ、ア、オ」
~つるに巻き付かれてしまうボス~
サーバル「ボスー!」
かばん 「ラッキーさーん!」
ボス  「オ、ア」


サーバル「ねぇボス、こっちであってるの?」
かばん 「道がどんどん無くなっていくね」
ボス  「任セテ。僕ノ頭ニハ、パークノ全地形ガ入ッテルンダ。コノ茂ミヲ超エレバ、アトハ楽ナ道ダヨ」
サーバル「よーし、いこー!」
かばん 「うわー」
~茂みを超えた先には、流された橋の残骸と広い川があった~
サーバル「えっ!?」
かばん 「これって…」
ボス  「マ、マママ、マ・カ・セ」
二者  「ボス!?」
ボス  「マ・カ・セ・テ、マ、、マ、マママ…カ…」
サーバル「どういうことなの!?ねぇ道は!?」
~機械音とともに停止するボス~
サーバル「うぇ~?どうしたらいいんだろー」
~川の方からボチャンと音が聞こえる~
コツメカワウソ 「ふぅぅ~とうちゃ~く!わーい!ハハハwwたーのしぃ~フフヒwwwフゥーw」
~コツメカワウソが橋の残骸で滑り台を楽しんでいた~
コツメカワウソ 「モーイッカーイwwひっひっふーん、ハーwwwハハイwたーのしーいフフww」
サーバル「おーい」
コツメカワウソ 「?」
コツメカワウソ 「私、コツメカワウソ!今日はいい滑り日和だねー!」
[テロップ : ネコ目イタチ科ツメナシカワウソ属 Small-clawed otter コツメカワウソ]
コツメカワウソ 「君たちも遊びに来たの?」
サーバル「ううん、歩いてきたんだけど、ここで道がなくなってて。カワウソ、何か知らない?」
コツメカワウソ 「ここ通る子なんて見たことないなぁ…結構前から、あたしの遊び場だよー!
さーて、もうひと滑りしちゃおーっと!」
サーバル「あー待って待って!」
かばん 「あのぉ、あんいん橋に行きたいんですけど、なにかご存じないですか?」
コツメカワウソ 「うん?それなら、ジャガーちゃんがここ通るから、乗せてってもらえば?」
二者  「えっ?乗る?」
コツメカワウソ 「あれもサイッコーに楽しいんだよー!私なんて自分で泳げるのに、つい乗っちゃうもんねー!」
サーバル「そのジャガーって、いつ頃通るの?」
コツメカワウソ 「さぁねぇ、一日二回くらいかなぁ?日向ぼっこでもしながら待つといいよ!」
 
 
~川辺でジャガーを待ちながら、石遊びをするコツメカワウソ~
 参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=IsAOMZSEyEU
コツメカワウソ 「よっ、ほっ、よっ」
サーバル「何それっ!?楽しそー!私もやる!えいっ…うっ…えいっ…う…」
~真似てみるもサーバルには中々うまく出来ない~
コツメカワウソ 「楽しいでしょー!?ねぇ楽しいでしょ-!?こんなこともできるよー!」
~コツメカワウソは3つの石でジャグリングをやってみせる~
かばん 「わぁ~、器用ですねー!」
~練習を始めると、サーバルは中々上達しないが、かばんは段々と動きを飲み込んでいく~
サーバル「みゃみゃみゃ…みゃみゃみゃ…みゃっ…みゃあ」
コツメカワウソ 「そこは、こうだよ、こう!…そう、その調子その調子!」
かばん 「(無言の練習)」
~そうする三者の後ろをジャガーが通過~
サ&コ 「あぁあ~!」
サーバル「待って待ってー!」
コツメカワウソ 「乗せてー!」



とうぶどうぶつこうえん くどうおねえさん(さいたまけん)による解説
 好奇心旺盛なのでカワウソってすぐ寄って来るんですよ人とかに。お客さぁんもワーってこう手を出すんですけど、それを触りたがるのでカワウソ自身も。手はぷにぷにしてるので爪で攻撃っていうものではないです。そう全然川の底とかも潜れるのであの人たち潜水能力は高いので、夏場はほぼプールの中で泳いでましたね。ただ昼寝のときはちゃんと乾かして、お昼寝して、また、プール入ってーで。



~台車状になった橋の残骸を牽くジャガーに乗せてもらう一行~
サーバル「うわぁ~こんなの初めて!」
かばん 「すごいですね~」
ジャガー「あんいん橋まで行けばいいんだねー?」
[テロップ : ネコ目ネコ科ヒョウ属 Jaguar ジャガー]
サーバル「ありがとう助かったよ!道が無くなって困ってたんだー!」
ジャガー「この辺り、川の形ごと変わっちゃうからねー」
かばん 「すみません、大変じゃないですか?」
ジャガー「へへん、へーきへーき!まっかせてー!」
ボス  「ジャガーハネコ科デハ珍シク、泳ゲルンダ」
ジャガー「へへ、そーよー!…あれ、ボスって喋れたっけ?」
かばん 「それでこのお仕事を?」
ジャガー「そ。渡れなくて困ってる子が多かったからねー。
それにここから見る景色、面白いだろー?さぁ、大きい川に出るよー!」
サーバル「わぁー、おっきい、おっきい川ー!」
かばん 「ほんと、ひろいねー!」
コツメカワウソ 「あそこが、あんいん橋だよー!」
ジャガー「せーのっ、と!」
~陸に着く一行~
ボス  「コッチ、コッチ。スグソコダヨ」
サーバル「やったー!」
コツメカワウソ 「うぉー!」
ジャガー「これが、バスか?」
~しかし、バスは見るからにひどく汚れており、車体の前部が無い~
コツメカワウソ 「きゃっはははっ、面白いおもしろーいきゃははっ」
かばん 「わぁー、大きいんですね~」
サーバル「ねぇボス、触っていい?触っていいよねっ?」
コツメカワウソ 「私、上に乗りたーい!ねぇ、乗っていい?」
サーバル「わーい!バスバス!」
ジャガー「お、不思議な感触ぅ…」
コツメカワウソ 「ひゃっほーう!バスに乗っちゃったー!」
サーバル「くんくん」
ボス  「運転席ガナイヨ」
かばん 「え?運転席?」
ボス  「運転席、検索中検索中…ホントウハ、ココニモ車体ガアル筈ナンダ。運転席、検索中検索中…」
サーバル「ねぇ、それがないとバスじゃないの?」
ジャガー「あっ、これと似たの向こう岸で見たことあるけど、もしかして…」


~川を渡る一行~


ボス  「ヤッタ!コレダヨ!コレダヨ!」
ジャガー「あぁ、よかったー!」
サーバル「あはは。面白いかたちー!」
コツメカワウソ 「なるほどねー、こんなのなんかー」
サーバル「これがさっきのにひっつくんだね!」
かばん 「でも、これ、どうやって向こう岸まで運ぼう…」
か&サ 「う~ん…」
ジャガー「う、えっ?」
か&サ 「じー…」
ジャガー「えぇー」


~ジャガーが車体を持ったまま川を渡ろうとするも重さから沈んでしまう~
ジャガー「だはっ、ダメだダメだ。やっぱ重すぎ~」


コツメカワウソ 「サーバルって、ジャンプ力あるんでしょー?持って跳べないのー?」
サーバル「うみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃー!」
~身一つでジャンプするも、向こう岸にはまるで届かず流されてしまうサーバル~
サーバル「うぎゃー!」


ジャガー「あのさ、みんなで持ち上げながら泳いでみる?」
~当然浮かせ続けるには敵わず~
コツメカワウソ 「わーい、沈んでいくぞー!」
サーバル「あれっ?かばんちゃん!?かばんちゃんがいないよ!?」
かばん 「(ごぼぼぼぼぼぼぼぼぼ)」


一同  「はぁ、はぁ、へぇ…」
ジャガー「これはちょっと厳しいぞ~」
コツメカワウソ 「あっはは。こんな思いモノ初めて持ったよ~」
かばん 「すみません、ぼくの都合で…」
サーバル「大丈夫、がんばろ!私もバスになるとこ見てみたいもん!…うーん。けど、川が大きすぎるんだよ~」
ジャガー「今、水も多いんだよね~」
コツメカワウソ 「あれれ?ねぇ、あの道って、どこに続いてるの?」
ジャガー「えっと、砂漠地方に出られるよ。こっちはサバンナ地方。」
サーバル「へぇ~、結構通る子多そうだねー!」
ジャガー「そう。ここ渡りたい子が多くて、大変だよー」
コツメカワウソ 「なら、ジャガーがいないときって皆どうしてたんだろ」
ジャガー「さあ?泳げる子におぶってもらったり、とか?」
かばん 「あの、ひとつ思い付きが…」
サーバル「えっ?なになに?」
かばん 「ちょっと大変かもですが…」
ジャガー「いいよー」
コツメカワウソ 「たのしそー!やるやるー!」


~木のつるで作った縄や橋の残骸を集める一同~
かばん 「まず、ジャガーさん、これをカワウソさんに渡してもらえますか?」
ジャガー「はいはーい」
コツメカワウソ 「ジャガー、はやくはやくー!…とったよーかばーん!」
かばん 「そしたら、それを後ろに回して、またジャガーさんに渡してもらえますかー?」
コツメカワウソ 「はーい!あはははは!おっもしろーい!へんなのーへんなのー!」
~川にあった杭に縄を引っ掛けるコツメカワウソ~
コツメカワウソ 「はーいジャガー」
ジャガー「りょーかーい!…はいよ!」
かばん 「ありがとうございます!」
ジャガー「次はどうしたらいい?」
かばん 「これを引っ張ります!」
~縄を引くことで、縄に繋いだ橋の残骸を川に浮かべる~
コツメカワウソ 「わー!動いてる動いてるー!」
かばん 「カワウソさん!輪っかになってるところを引っ掛けてもらえますかー?」
コツメカワウソ 「に”に”に”に”に”に”っ!重いけど、おっもしろーい!」
サーバル「なにこれー!なになにこれー!」
ジャガー「へぇー、ふしぎだねぇ~」
かばん 「これをあと三つ、お願いできますか?」
~同様にして、仮の橋を計4つかける~
かばん 「じゃあ、試してみたいんですが」
サーバル「はいはーい!私行ってみたーい!よーし…いっくよー!ハイっ、ハイッ、ハイッ、ハイっと!」
~できた橋を足場に、サーバルは身一つで川を渡りきる~
三者  「おぉ~!」
コツメカワウソ 「わっはぁ!つぎ私!私もやる!」
ジャガー「すごいね、魔法みたい!」
サーバル「そうでしょ!かばんちゃんって、すっごいんだよー!」
かばん 「えへへ、じゃあ、本番やってみましょう!」
サーバル「うううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううぅぅぅぅうおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぐっみっみみみみふうんんんん…
とぁーっ!…うーーーんはーい!とりゃー!ふーっ!ほーっ!」
~サーバルが運転席の車体を持って川を渡りきる~
三者  「やったぁ!」
サーバル「ボス、これで大丈夫なんだよね?」
コツメカワウソ 「じゃーいくよ、せーのっ!」
一同  「おぉ~」
サーバル「バスだ!」
コツメカワウソ 「これでバスできたの?バスになったのっ!?」
ジャガー「いや、分からん」
コツメカワウソ 「乗るの!?乗るの!?」
サーバル「あ、ボス!なんか始めるの?」
かばん 「ラッキーさん、何するんでしょうか」
ジャガー「どうなるか、全然分からん!」
~運転席に乗ったボスのモニタが点灯するとバスはエンジン音を上げる~
一同  「おぉー!」
~しかし、嫌な音とともにバスはまた動きを停止してしまう~
サーバル「あれっ?静かになっちゃったよ?」
かばん 「ですね」
コツメカワウソ 「えっ、死んじゃった?バス、死んじゃった!?」
ジャガー「寝ただけじゃないか?」
ボス  「ナルホド、電池ガ無クナッテルミタイ」
サーバル「うん?電池って?」
ボス  「コレガ電池ダヨ。今、空ッポミタイナンダ」
~ボスがそう言うと、車体前部から電池が出てくる~
コツメカワウソ 「よくわかんないけど、遊べないってことかぁ~」
かばん 「それって、増やしたり出来るんですか?」
ボス  「アソコノ山頂ニアル、ジャパリカフェノ屋上デ充電出来ルヨ」
~ボスの視線の先には険しい山が聳え立っている~
かばん 「ど、どうやって行くんですかぁ~」
サーバル「おぉ~!」
~そのとき空を通った何者かの影にかばんが気付く~
かばん 「?」



--------------------------ED--------------------------
合縁奇縁一期一会 袖すりあうも多生の縁
この世の奇跡ぎゅっと詰めて 君と出逢えたんだ
青い春いつか幕を閉じ 桜とともに舞い散っても
必ず僕らまたどこかで 出逢いを果たすだろう

かけがえない 僕といた君へ
一人で転んで傷だらけになったときは いつでもどこまでも走るよ

たまには喧嘩して怒ろう 泣き顔見たら慰めよう
とびっきりの長いお説教は 短めにして
綺麗なものを探しに行こう おいしいものをたくさん食べよう
つまりはこれからもどうかよろしくね
-------------------------------------------------------



てんのうじどうぶつえん なかやまおにいさん(おおさかふ)による解説
 顔がでかくて首が太くて足が短くてちょっとずんぐりむっくりした感じする頑丈な体をしてるのがジャガーです。木の、木も登らなあかんし水にも入らなあかんし、どこでも、こう…狩りしたり出来るような体なってるんで。ヒョウの模様は丸っこい輪っかが体に散らばってますやんか。その、丸っこい輪っかの中にさらに点々があるのがジャガーの模様なんです。



PPP予告
イワトビ「今週は、アルパカを紹介するぜ!」
フンボルト 「アルパカ…?」
イワトビ「唾を飛ばすらしいからぁ」
ロイヤル「攻撃してるってこと?」
コウテイ「へー…」
イワトビ「愛情表現かも」
コウテイ「マーケティング!…マーケティングじゃないよね」
フンボルト 「マーケティングはまた違う…」
ロ&ジェ「マーケティング!?」
イワトビ「次回。『こうざん』




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けものフレンズ第01話
 


 ~壮大なサバンナを一人歩く女の子。その足音を聞き、獣耳の子が駆け出す~
獣耳の子「ふぅッ!やっ!わぁ~!ウヒヒヒヒヒwwwwウヒヒヒwwwwアハハハwwウゥッwwウゥヒヒヒヒwwww
             ウヒヒアァハァ~wwウワァフゥwwウォ~ww」
女の子 「ハッ!?うわぁ~…うわああー!」
獣耳の子「わーい!」
 ~女の子は獣耳の子から逃げる~
女の子 「どこここ!?はぁっはぁっはぁっ、なんでぇ!?」
獣耳の子「狩りごっこだね!負けないんだから!
       みゃあっ!みゃあっ!みゃ~!」
女の子 「わぁあぁあぁあぁっ」
 ~女の子が姿を隠す~
獣耳の子「あれっ?隠れちゃった…」
  (足音)「ザッ」
獣耳の子「あっ!そこだ~!」
 ~獣耳の子が女の子に跳びかかり、押し倒す~
獣耳の子「ハァ、ハァ、ヒィ」
女の子  「うぅっ…うぅっ…はっ…はっ…はっ…
       た、食べないでください~!」
獣耳の子「たっ、食べないよ!」
 

 ~両者座って向かい合う~
獣耳の子「ごめんね!私、狩りごっこが大好きで!
      …あなた、狩りごっこあんまり好きじゃないけものなんだね!…えぇーっと!」
女の子  「うっ…」
獣耳の子「…その!」
女の子  「ひっ…。っ…?」
 ~獣耳に目を奪われる女の子~
獣耳の子「あっ!ちょっと元気になった?」
女の子  「いえ…はい、大丈夫です!
       …あなたは、ここのひとですか?ここ、どこなんでしょうか…」
獣耳の子「ここはジャパリパークだよ!私はサーバル!この辺は私のナワバリなの!」
 [テロップ : ネコ目ネコ科ネコ族 Serval Cat サーバル]
 (以下、獣耳の子⇔サーバル)
女の子  「サーバル…さん、じゃあその、お耳と尻尾は…」
サーバル「どうして?なにか、珍しい?あなたこそ、尻尾と耳のないフレンズ?珍しいね!」
女の子  「ふれんず…?」
サーバル「どこから来たの?ナワバリは?」
女の子  「…分かりません。覚えてないんです。気づいたら、ここにいて」
サーバル「あっ!昨日のサンドスターで生まれた子かな?」
女の子  「さんどすたー?」
サーバル「そう。昨日あの山から噴き出したんだよ!まだ周りがキラキラしてるでしょー?
      そしてぇ、なんのフレンズか調べるにはー…鳥の子なら、ここに羽!…は、ない…
      フードがあれば、蛇の子!…でも、ない。あれぇ~?あれっ、これは?」
女の子  「えっ?鞄…かなぁ」
サーバル「かばん…かばん…!かばん、かーばん!」
女の子  「ヒントになります?」
サーバル「分かんないや。 …これは図書館に行かないと分かんないかも~」
女の子  「図書館?」
サーバル「そう!分かんないときは、図書館で教えてもらうんだ!」
女の子  「そこで、ぼくが何の動物か…。ありがとうございます、サーバルさん!
       図書館って、どっちに行ったらいいですか」
サーバル「途中まで案内するよ!行こ行こ!」
女の子  「あっ、すみません。よろしくお願いします」
サーバル「あれっ。それまで、なんて呼べばいいのかなぁ?
       …かばんちゃんで! どう?」
 (以下、女の子⇔かばん)
かばん 「はいっ、ありがとうございます!」


 ~歩き出す二者~
サーバル「がーいど!がーいど!さばんーながーいどー!」
かばん  「わぁ~」
サーバル「広くて見晴らしいいでしょー!さばんなちほーっていうんだよー!」
かばん  「ここ、サーバルさんひとりのナワバリなんですか?」
サーバル「まさか!ほかにもいっっぱいいるよ!
      例えばねぇ…あっ!あそこにシマウマちゃんがいるね!」
かばん  「えっ…えぇ~、見つからないです…」
サーバル「あっ!隠れちゃった。あとはねぇー、その横に、トムソンガゼルちゃんがいるよ!」
かばん  「あっ!わかります!」
サーバル「ほかにもいっっぱいいるよ!さばんなちほーは広いから、たっっくさんフレンズが いるんだ!
       図書館はじゃんぐるちほーの先だから、さばんなの出口まで案内するよ!」
かばん  「出口って、結構遠いんですか?」
サーバル「すぐ近くだよっ!さ、行こ行こ!」


 ~切り立った崖(背丈4つ分ほどの高さ)を降ろうとする二者~
かばん  「えぇ…」
 ~軽々と跳び降りるサーバル~
かばん  「うえぇぇ…」
サーバル「はやくはやくー!…ゆっくりな動き…。あなたもしかして、ナマケモノのフレンズとか?」
かばん  「えぇ?ナマケモノ?うわぁっ!あぁ~!」
 ~滑り落ちるかばん~
サーバル「大丈夫っ?」
かばん 「すみません…」


サーバル「やっ!えいっ!」
 ~川の飛び石を渡るサーバル~
かばん  「えいっ、…うわぁっ!」
 ~川に落ちるかばん~
かばん  「…ご、ごめんなさい」
サーバル「へーきへーき!フレンズによって、得意なこと違うから!」


かばん  「はぁ…はあ…」
 ~歩みを進めるかばんの前に、小型の謎の青い生命体?が現れる~
かばん  「あっ、フレンズさん…ですか?」
サーバル「あっ!だめっ!それはセルリアンだよ!にげて!」
 (以下、謎の生命体?⇔セルリアン)
かばん  「うわぁっ、ひっ…うっ」
 ~転倒するかばんを襲おうとするセルリアン~
サーバル「みゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃ~!えーい!」
 ~セルリアンは、サーバルの一撃によりサンドスター?の欠片となって散る~
サーバル「あれはセルリアンっていうんだ。ちょっと危ないから気をつけてね!
      でも、あれくらいのサイズなら自慢のツメでやっつけちゃうよ!」
かばん  「すごいですねサーバルさん!ぼくにはそんな力…
      普通に案内してもらうだけでこんな感じだし…ぼくって、相当ダメなどうぶつだったんですね」
サーバル「大丈夫だよ!私だって、皆からよく『ドジー!』とか、『ぜんぜんよわいー!』とか、言われるもん!
      それに、かばんちゃんは、すっっごい頑張り屋さんだから!きっとすぐ、なにが得意かわかるよ!」


サーバル「ここでちょっときゅーけい!太陽が一番暑い時間は、ヘタに動いちゃだめだからねー!
      あとで水も飲もうね!こっちもおすすめの場所があるんだ!
      あーあ、鳥のフレンズだったら、ひょいっと飛んでいけるのになぁ」
 ~人工物の痕跡(ツタの絡んだ丸テーブルやボロのソファ)のある木影で休む二者~
かばん  「フレンズさんって、色々いるんですか?」
サーバル「いるよ!私よりも強くて怖くて、おっきいネコ科の子もたっくさん!」
かばん  「かっ、噛まれたりとか、しますか?」
サーバル「そんなこと、たま~に機嫌が悪いときだけだよ!」
かばん  「そ、そうなんだ…」
サーバル「あっ、でも。さっきのセルリアンには注意だよ!
      ほんとはこの辺には、あんまりいないはずなんだけど…」
かばん  「さっきのサーバルさんのツメ、すごかったです」
サーバル「フレンズの技だよ!また出てきたら、私に任せてー!」
かばん  「すみません…」
サーバル「ハァ、ハァ、…あれっ?かばんちゃん、ハァハァしないんだね!それにもう、元気になってる」
かばん  「えっ?」
サーバル「すごいよ。結構歩いたのにー」
かばん  「そ、そうかなぁ」
サーバル「私、あなたの強いところ、だんだん分かってきたよ!きっと素敵な動物だよ!楽しみだねー!」



たまどうぶつこうえん しんざきおにいさん(とうきょう)による解説
 サーバルはですね、基本的にはアフリカの、サバンナと言われる地域に過ごしていまして、若干ゃ草が、生えているとこなので、そういったところぉで歩きやすいようにぁサーバルあの細長い個体で、であと耳も大きいので、遠くの、音を、聞こえるように。ジャンプ力ぅ…ですかね。高いところに、スッと、ジャンプできる動物でして、結構高いところが好きなので、軽々と、1m2mは余裕でジャンプしてくれますね。



 ~バオバブの木々の近くを通る二者~
かばん  「すごい木~」
サーバル「おっきいでしょー!サバンナには所々に木があるんだよー!あっ!そうだ!
木登りが出来ると、逃げたり隠れるときに便利だよ!ちょっとやってみない?」
かばん  「えぇ!?」
サーバル「みゃーみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃー!
      ね、簡単でしょっ?」
かばん  「無理ですよぉ~」
 ~背の低いバオバブを指すサーバル~
サーバル「ね、これだったらどうかな?」
かばん  「う、うあぁ…」
サーバル「よいしょっと!」
 ~サーバルの手助けでなんとか登りきるかばん~
サーバル「いいでしょ、木登り!」
かばん  「わぁ~、はぁ~!」
サーバル「水場はあそこだね!いこっか!」


かばん  「う、うわぁっ!…っ!」
 ~水場のある丘を登り転んでしまうも、自分で立ち上がるかばん。サーバルはそれを見守る~
両者   「うわぁ~、水だぁ~!……おいし~い!あはははははは!」
サーバル「結構歩いたねー!…あ、あそこ!休憩した木陰だね!」
かばん  「ほんとだ~!」
サーバル「景色を見ながら水飲むと、生き返るよねー!元気元気!」
かばん  「サーバルさん、ずっと元気でしたよ」
サーバル「にしても、今日は空いてるなぁー。いつもは場所取りになるくらいの場所なのに。
怖い誰かでも来たのかなぁー?」
かばん  「…へ?」
???  「だーれぇー?」
 ~水中から現れる何者か~
かばん  「うわぁ~!た、食べ…!」
???  「失礼。水浴びをしてましたの。」
サーバル「あっ、カバ!」
 [テロップ : 偶蹄目カバ科カバ属 Hippopotamus カバ]
 (以下、???⇔カバ)
カバ   「珍しいわね、サーバル。この辺まで遊びに来るなんて」
サーバル「今日はゲートまで行くんだ!お水を飲んでいこうと思って。今日はフレンズが少ないね!」
カバ   「今日はセルリアンが多いから、皆あんまり出歩かないのですわ。
      ゲートにも、ちょっと大きいのがいるそうよ。気を付けるんですのよ」
サーバル「じゃあ、私がやっつけちゃうよ!」
カバ   「サーバルがですの?心配ですわー」
サーバル「大丈夫だよ!さっきもやっつけたもん!」
カバ   「どうせ小さいやつですわー」
サーバル「な、なんでわかったの!?」
カバ   「ところで、その子はどちら様?」
サーバル「かばんちゃんだよっ!」
カバ   「かばん…?聞いたことない動物ですわね」
サーバル「名前はさっきつけたの。何の動物か分かんないんだって!
      それで、図書館に行ったらいいんじゃないかなって!この子が何の動物か、分かったりしない?」
カバ   「う~ん…あなた、泳げまして?」
かばん  「いえ…」
カバ   「空は飛べるんですの?」
かばん  「いえ…」
カバ   「じゃあ、足が速いとか?」
かばん  「いえ…」
カバ   「あなたなんにもできないのねぇ」
かばん  「うぅ…」
サーバル「そっ、そんなことないよ!」
カバ   「ふふっ。まぁサーバルみたく、足も速いし鼻も耳もいいのに
      おっちょこちょいでぜーんぶ台無しになってる子もいることですし。気にすることないですわ」
サーバル「ひどいよぉ…」
カバ   「私も泳げませんしね」
サーバル「えっ!?そうだったの!?」
カバ   「ただ、ジャパリパークの掟は、『自分の力で生きること』。
      自分の身は、自分で守るんですのよ。サーバル任せじゃだめよ」
かばん  「はい!」
サーバル「じゃあ、私たち行くね!」
カバ   「あ、セルリアンに会ったら、基本逃げるんですのよ?どうしても戦うときは、
      ちゃんと石を狙いなさいね」
サーバル「うん!(食い気味)」
カバ   「あと、暑さに気を付けるんですのよ!
      特にサーバル、あなた殆ど汗かかないんだから、今のうちに水もたくさん飲んでいk」
サーバル「はーい!(食い気味)」
カバ   「それから、上り坂下り坂は足を挫かないように気を付けるんですのy」
サーバル「大丈夫だよー!(食い気味)」


サーバル「もうちょっとでゲートだよ!ここの平たいのが目印なんだ!」
かばん  「サーバルさん、本当に詳しいですね」
サーバル「えっへん!あ、もうさばんなちほーの出口が見えてくるよー!」
かばん  「あ、ほんとですかぁ! …?」
 ~かばんが、看板につけられた蓋つきの透明な箱から地図を取り出す~
サーバル「わ、何これ!?ちほーの場所が分かるの!?今、さばんなちほーで、隣がじゃんぐるちほーだから、
      今、ここかぁ!いいなぁ~コレ!どこにあったの!?」
かばん  「ここにありましたよ!」
サーバル「え・えー!?全然知らなかった!どうやって出したの!?」
 ~誰かの叫び声が微かに響き渡る~
サーバル「あっ!」
かばん  「どうしました?サーバルさん」


 ~現場に向かうと、二者は巨大なセルリアンを目撃する~
かばん  「あれもセルリアンですか…?」
サーバル「さっきのあの声…誰か食べられちゃってるかもしれない!」
かばん  「たっ…食べられ…!?」
サーバル「助けなきゃ!」
 ~威勢よく駆け出すも、サーバルはセルリアンの前で立ち止まってしまう~
サーバル「えぇっ!?石がないよ!どこぉー!?」
 ~セルリアンの攻撃をサーバルは回避~
サーバル「え~っ!石がないよっ!なんでぇ~!?」
かばん  「サーバルさん!セルリアンの後ろに!」
サーバル「えぇっ、ほんとだ、背中にある…うぅ、ホラ!…ホラ!」
 ~横に大きく動くステップで回り込もうとするも、セルリアンが動きを追うためにうまくいかない~
サーバル「…めちゃくちゃ見てるよぉ~、向こう向いてよー!」
かばん  「!」
サーバル「うぅ、どうしよう~。こんなの初めて見るよぉ~」
 ~戸惑うサーバルの脇を1機の紙飛行機が通り、その動きを追ったセルリアンは背をサーバル側に向ける

かばん  「今のうちに!サーバルさん!」
サーバル「…あっ!みゃああ~!」
セルリアン   「!」
 ~セルリアンはかばんに気付き攻撃を仕掛けるが、かばんの背後から現れたカバがかばんを庇う~
かばん  「わっ!?」
カバ   「私に大口勝負を挑むなんて、いい度胸してますわね!」
サーバル「えーい!」
 ~急所である石へのサーバルの一撃によりセルリアンは粉々に~
カバ   「サーバルは詰めが甘いわねぇ。助けるのは今回だけよ?
      …変わった子ね。でも、サーバルを助けようとしたのね」
 ~カバはその場を去る~
かばん  「サーバルさん!…よかった」
サーバル「……。すっごーい!なにあれ?」
かばん  「へっ?」
サーバル「すっごーい!さっきの!なにあれ!ヒューって空を飛ぶやつ!あれなに?どうやったの!?」
かばん  「…か、紙飛行機のこと?作ったんだけど…」
サーバル「つくったー!?」


サーバル「じゃあ、気を付けてね!じゃんぐるちほーでも、
      図書館に行きたいって話せば、フレンズの子が次の地方まで案内してくれるはずだから!」
かばん  「ありがとうございました、ほんとに。…サーバルさんがいなかったら、ぼく…」
サーバル「かばんちゃんはこんなにすっごい技を持ってるんだもん!何があっても大丈夫だよ!
      何の動物か分かったら、またさばんなちほーにも寄ってね!」
かばん  「はい!必ず!」
サーバル「そうだ!今度会ったときは、サーバルちゃん!って呼んでね!話し方もちゃんとフツーに。
      もうお友達だから!」
かばん  「分かりました!ありがとうございます…じゃあ、行きますねっ」
 ~別れを告げるも、ジャングルの入り口で心細さから振り返りそうになるかばん。しかしそれを堪え、暗いジャングルへと歩みを進める~


 ~視線を落として歩くかばんの背後から何者かが近づいてくる~
かばん  「わっ!わあああああ!たっ、食べないで下さ」
サーバル「食べないよっ!」
かばん  「は…サーバルさん!どうして…」
サーバル「やっぱり、気になるからもうちょっとついて行こ―かなーって!」
かばん  「サーバルさん…!」
サーバル「ほら、約束でしょ!次会った時だから、サーバルちゃん!って呼んで!話し方も!」
かばん  「ふふっ…さっき別れたばっかりじゃない!」
サーバル「ちゃんと一回別れたからいいの!」
かばん  「そうかな~。あははっ」
サーバル「ほら、行こ行こ!」


 ~街灯の光に照らされる二人~
サーバル「ねっ!明日どこ通って行こうか!
      じゃんぐるちほーって、大きい川があるらしいよー!楽しみだなー!」
かばん  「サーバルちゃん、元気だね。ぼく、今日色々あったから…そろそろ…」
サーバル「私、夜行性だからね!
      あと、じゃんぐるちほーもフレンズが沢山いるんだって!面白いことがいっぱいありそーだね!」
かばん  「サーバルちゃん、あぶないよー」
サーバル「大丈夫!夜行性だから!」
 ~サーバルが爪とぎをしたことにより木が倒れる~
サーバル「みゃああああああああっ!」
かばん  「サーバルちゃん!」
サーバル「びっくりした~」
かばん  「気をつけようね…あっ!」
 ~先程のかばんの叫び声に反応したと思われる兎型のロボットが現れる~
かばん  「サーバルちゃん、うしろ!」
サーバル「…ぁっ…ボス!」
かばん  「えっ?」
サーバル「大丈夫、知り合いだよ!
      ボス、この子、何の動物か分かんないんだって。住んでるところまで一緒に案内…」
 (以下、兎型のロボット⇔ボス)
 ~ボスはサーバルの声に耳を貸す様子もなくかばんに近づく~
ボス   「ハジメマシテ、ボクハ、ラッキービーストダヨ。ヨロシクネ」
かばん  「あ、どうも。初めまして、かばんです。…どうしたの?サーバルちゃん」
サーバル「ぅぅぅわああああ!しゃべったあああ!」

-------------OP-------------
Welcome to ようこそジャパリパーク!
今日もドッタンバッタン大騒ぎ

(ウッホホホーホホwwwwwwwwwwwウッホホホーホホwwwwwwwwwww)
(ウッホホホーホホwwwwwwwwwwwウッホホウッホホwwwwwwwwwww)
(ウッホホホーホホwwwwwwwwwwwウッホホホーホホwwwwwwwwwww)
(ウッホホホーホホwwwwwwwwwwwウッホホウッホホwwwwwwwwwww)


うー!がぉー!
高らかに笑い笑えば フレンズ(ふれんずー!)
喧嘩して すっちゃかめっちゃかしても仲良し(わっはっはー↓)

けものは居ても のけものは居ない
本当の愛はここにある(いぇーい!)
ほら 君も手をつないで大冒険

(ワン・ツー・スリー)
Welcome to ようこそジャパリパーク!
今日もドッタンバッタン大騒ぎ
姿かたちも十人十色 だから魅かれ合うの
夕暮れ空に 指をそっと重ねたら
はじめまして(はじめまして)
君をもっと知りたいな

うー!がぉー!
ララララ ララララ Oh, Welcome to the ジャパリパーク!(じゃぱりぱー)
ララララ(ららららー!) ララララララ(ららららー!) 集まれ友達(はいはい!)
ララララ(ららららー!) ララララ(ららららー!) Oh, Welcome to the ジャパリパーク!(じゃぱりぱー!)
ララララ(ららららー!) ララララララ(ららららー!) 素敵な旅立ち(はいはい!)
ようこそジャパリパーク!
----------------------------

???黒「ふんふん、ここを通っているようなのだ。早く捕まえないと~」
???白「まーまー気軽にいこうよー。道のりは長いよ~」
???黒「だめなのだー!これ以上逃げられたら~…逃げられたらー…パークの危機なのだぁー!」
???白「パークの危機ねー。アライさんに付き合うよ~」
 (以下、???黒⇔アライさん)
アライ  「一刻も早く、捕獲するのだ!」
???白「はいよー」

 PPP(PENGUINS Performance Project⇔ペパプ)予告
ロイヤル「今週はジャガーについて予習するわよ!『雨の神』ってどういうことかしら」
コウテイ「雨乞いするの…」
ジェンツー 「あま…?」
フンボルト 「雨乞い?」
イワトビ「ロイヤルやってみてよー」
ロイヤル「あ…うぅ…アーメーヨーフーレー」

コウテイ「あぁ~…」
イワトビ「これはひどい」
ロイヤル「次回、『じゃんぐるちほー』