セリエAというリーグ戦とコッパイタリアというカップ戦を年間通して戦ってきましたが、
いよいよシーズン終盤を迎えます。
カップ戦は順調に決勝まで勝ち進み、
その決勝の相手が、リーグ戦の最後の相手、モンツァというチームでした。
まずはリーグ最終戦。
この時点で私の所属するレッジアーナは首位に立ち、
2位のミランとは勝ち点で2差あったため、
引き分けでも1位が決まる状況でした。
モンツァ戦私はベンチスタート。
前半押し気味に進めながらもなかなか得点に結びつかず、
逆にモンツァに40メートルはある距離からFKを決められて、先制されてしまいました。
1点取られてからレッジアーナはすっかりリズムが狂ってします。
モンツァのペースで試合が進んでいき、
なかなか決定的なチャンスがつかめないまま時間ばかりが過ぎていきます。
試合終了13分前になってやっと監督から
「カオリ!行くぞ!」
と声がかかり、待ってましたとばかり飛び出していきました。
グラウンドに入ってすぐ、右からのセンタリングでチャンスをつかみ、
私はボールに絡めなかったのですが、混戦の中、ボールがゴールに入っているのを確認。
誰の得点かも分からないまま、喜びの輪に飛び込んでいきました。
後で相手の自殺点だったと聞きました。
そして、終了直前にフリーキックからのボールを、元イタリア代表のマリオッティがヘッドで合わせて、逆転!!
素晴らしいゴール、
それも試合終了間際の逆転の一発!
リーグ戦首位を確定的にしたこともあり、
ベンチから選手監督などもコートになだれ込んで、
感動で涙を流す選手もいたほどです。
リーグ戦はこれで終了。
レッジアーナは1位で終わりましたが、この後まだプレーオフの厳しい戦いがあるのです。
2位のミランと5位のサッサリ、
3位のラツィオと4位のフィレンツェが当たり、
その勝者同士が準決勝を戦い、
その勝者とレッジアーナで決勝を行います。
それに勝って初めて優勝となるのです。
リーグ最終戦とプレーオフまでは2か月近く空き、
その合間にカップ戦の決勝戦がありました。
リーグ戦で苦戦したモンツァに今度は5-1と圧勝。
私も時間は短かったけど、10分ほどプレーする事が出来ました。
出るのと出ないのは大違い。
優勝の瞬間をコートの上で味わえたのは感無量でした。
優勝カップも掲げさせてもらいましたよ~。