男54歳 そして…
彼は5人兄弟の末っ子。
両親、兄弟からたくさん愛された。
とてもまじめて、周りに気を配り、礼節を重んじ、いつも笑顔でいる
誰からも愛される 男だった。
わたしもたまにしか会わないが、大好きだった。
新しい家族をもった。
奥さん、男の子ばかり…3人。5人家族。
本当にいつも笑顔で、幸せそうな家庭。
彼は53歳で、念願のマイホームを手に入れた。
子供たちも 3人とも成人になり、一通り子育てを終えた。
そんな 絵に描いたような幸せな家族に 悲劇が起きた。
彼は課長に昇進して管理職となっていた。
彼は家族のため、マイホームを購入してすぐに、
静岡の三島へ 単身赴任をしていた。
突然の知らせだった。。。
「おじさんが、亡くなった。」
いつも笑顔で、話しかけてきた あのおじさんが…
しかも まだ54歳。
死因は心不全。
その詳細は 心不全という病名で片付けられ、
本当の原因は分からないままだ。。
先週の金曜日にその知らせを聞いた。
その日に 会社を早く上がり、わたしの母を連れ、おじに会いに行った。
3兄弟は長男、次男ともに気丈に振る舞い、母親を気遣っていた。
3男は大学に行っていたため、戻ってきてからその訃報を聞き、
まだ気持ちの整理ができず、ただ泣いていた。
次男は父親を亡くした次の日に、
就職活動で 最終面接のひとつ前の重要な面接試験を控えていた。
親族から、
「お父さんは礼儀を大切にする人だった。
会社の人が、その時間にわざわざ会ってくれるのだから、
その面接に行きなさい。お父さんもきっとそういうと思うよ。」と。。。
考えてみてください。
自分の父親が亡くなって、24時間経ってないのに、
就職活動とはいえ、面接受けて、何を答えられますか。。。
あまりにも残酷で、わたしからは、
「とにかく、ウソをつくな。質問に対して、自分が思うことを答えて、
気持ちが昂ぶって答えられなかったら、正直にあったことを話せ」とアドバイスしました。
アドバイスと言っても、そんなこと俺も経験したことないし、
人として、それを受け入れてくれない会社だったら、こっちから断れという
勝手な考えです。。
マイホームを購入して、まだ1年ちょっとしか経ってません。
しかもおじがその家にいたのは、3ヶ月も住んでいません。。。
彼は54歳で この世を発ちました。
あまりにも急いで…
何をそんなに あせっていたのでしょうか。。
まだこれから たくさんの幸せを享受できただろうに。。