今まで僕は、病気を悲観して生きてきました。

なんで自分の人生は辛いことばかりなんだろうって。でも目を向けたら幸せな時間もあったことに気づきました。僕は2回結婚をしていて息子が2人います。一番の願いは病気が遺伝しないことです。息子たちには健康でいてほしいです。

今は、全然会えていませんが思う気持ちは病気だろうが病気じゃなかろが世の中のお父さんは一緒だと思います。僕の家族は病気体質で母も兄も病気で妹も重度の障害を抱えています。父は他界しました。僕は、なんで家族全員こんな人生なんだろうと思います。健康な家族が1人もいません。だからなおさら息子達が心配です。僕が息子達にできることはなんだろうってよく考え込みます。自問自答の繰り返しです。

僕は、ALSになれて色々なことに気付かされました。学ばされました。決して良いことではありませんが、全部が悪いわけでもありません。痛みや不安や恐怖ももちろんあります。時には、泣きじゃくる時もあります。でもまた復活して一日を過ごします。

いつか、化学が進んで病気が治ったら沢山したいことがあります。絶対諦めたくありません。また、いっぱい頑張りたいです。

悲観が、きっといつか強さに変わる。苦しいことは自分の成長をさせられる時だと思っています。

これからも泣いて笑って頑張ります。