私の勤める幼稚園では、ハンドオーバーというちょっとした儀式(?)というかルーティーンがあります。
これは、お子さんの保護者(ご両親やご祖父母、またこちらではベビーシッターさんなど)と幼稚園の先生の間でお子さんを間に行う、コミュニケーションツールであり、絆を深めるもの。
お子さんを間にして、3者間の信頼関係を育む、特に幼稚園に新たに入ったお子さんや保護者にはとても大切なルーティーンです。
朝は、お家での状況(睡眠、食事、体調など何か気になることで、先生側が知って置いた方が良いこと)をお子さんと保護者の両方からヒヤリングします。
帰りは、幼稚園であったことお子さんが楽しく過ごしたことなどの出来事を先生がお子さんを交えて、保護者に伝えます。
朝も帰りも、特別な言葉「お子さんが安全で安心して過ごせるように、私たちに預ける準備ができていますか?」と教師が保護者にお子さんの前で確認します。
帰りは、教師が、「お子さんが安全で安心して過ごせるように、受け入れる準備ができていますか?」とやはり教師が保護者に確認します。
ただ、幼稚園なので、特に帰りのお迎えの時間が重なりがち。
園長からは、保護者の皆さんには、なるだけお迎えの時間がギリギリにならないように、また先生にいろいろ聞きたいことがある場合には、早めに来るとか、改めてミーティングを設定するとかしてください、ということは何度か伝えています。
でも、皆さん下のお子さんのお世話やお仕事で忙しくされているせいか、お迎えの時間がギリギリ重なりがち。幼稚園は、3時半までなのですが、3時15分になっても大半のお子さんがまだ残っていたりします。
また、2年目のお子さんの保護者の方、あるいは2人目だったりすると、慣れているし勝手もわかっていたりするせいか、さらっと帰りもさよならするのですが、1年目のお子さん、1人目のお子さん、またクラスに問題行動のあるお子さんがいたりすると、そのお子さんとのことで懸念があったりするせいか、いろいろと聞きたいことがある様子。
このハンドオーバーで、自分のお子さんについて質問をしたい順番を待つ保護者とお子さんで、ごった返します。
うちも娘は、一人だし、初めての子だし、障がい児だし、特に幼稚園のことは先生にその日の娘の様子を聞きたくて仕方なかった。
だから、よ〜くわかるんです
保護者の方の気持ちが
幼稚園だとお子さんもまだ小さいし、お子さんから聞く情報が断片的だといろいろ不安だったりして、先生からも話を聞きたいことありますよね。
ただ、教育者の側に立ってみると、それぞれのお子さんをできるだけ観察しているし、コミュニケーションを取ることを試みているのですが、時間内にやるべきことや特別なイベントや誰かが怪我したり、具合悪くなったりという思わぬアクシデントもあって、毎日同じ時間や質の量でそれぞれのお子さんをみれる訳ではありません
ですので、日によっては、あまりお子さんについてお話しすることがないなんてこともあったりします。決して、みていない、軽視しているわけではないんです
また、それぞれのご家庭の事情もあると思うのですが、話をじっくりしたい時は少し早めに余裕を持ってお迎えに来るか、改めてミーティングを設定することも可能です。(各幼稚園や保育園によりますが)
こうした点は、自分が幼稚園で働く側になってから、気づいたところ。
お互いの立場にたって、その時にできることを双方が無理のない範囲で行うことで、ご家庭と幼稚園側でよりよい関係が築けたらよいなぁと思います
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