いま、中国では、コンサルティングの仕事を
していると以前書いたと思います。
中国人の方が創業され、中国で複数の店舗を
展開されている会社様のご支援です。
ご支援の際、ある店舗で各部門のリーダークラス
の方々に業務に関するヒアリングをさせてもらいました。
ある20代前半の女性で、にこやかできびきびした動作
が印象的なリーダーにヒアリングをしました。
ヒアリングの終わりに、「このお店で働くことは楽しいですか?」
と質問したところ、それまでの少々緊張した様子とは、
うってかわって、満面の笑みを浮かべて、「はい!」と
答えてくれました。
その理由を聞くと、従業員を店舗の経営に巻き込んで、
業務を任せてくれている、従業員の意見を汲み取ってくれる、
そういった社長のやり方が好きで人情を感じる、やりがい
を感じるということでした。
このときの一連のヒアリングを通して、社員と会社の関係、
さらには、会社経営、店舗経営は、どこの国でも一緒であると、
改めて実感しました。
社員がその会社に働いて、幸せかどうかは、社員個人を認め、
仕事を任せ、社員が自分の成長が実感できること、また、
適切なコミュニケーションが図れており、きちんと見てくれる人
がいると感じること。
社員がいきいきと楽しく、やりがいをもって働く環境があるかどうか、
社員の能力を最大限に引き出し、組織力を高めているか、国は
違えども、変わらないことですね。
また、その会社の社長(中国では、総経理)に社員、特に、店長に
求める資質を伺いました。
そのお答えは、「徳と品格」。
部下がついてくるような人間性(徳)を普段から磨いているか、
そして、リーダーとして、部下に模範を示し、厳しく部下を律する
ことが出来る品格があるか。
徳と品格。
まさに、いまの不祥事続きの日本の会社にこそ、必要なのでは。