今年から、中国に行くようになり、
もう今月で、8回目になりました。
中国では、あるチェーン展開予定の店舗を持つ会社の
本部機能の仕組みづくりのコンサルティングをしています。
ひらたくいうと、チェーン展開していくうえで、必要な
店舗マネジャーの教育の仕組みや店舗業務が円滑に
かつ、レベルも一定水準で、実施できるような業務のの標準化
など、をしています。
マネジャー教育ということで、店舗のリーダーとして、必要な
目標設定や時間管理などの項目なども教育の仕組みの中に
入れています。
でも、現地の人とお話をすると、こういった項目が大事なのは、
わかるけども、なかなか理解されにくい、理解しても、実行
段階までには、時間がかかる、とおっしゃるのです。
まぁ、どこの会社も人の教育は一朝一夕にはいかないのだけど、
という思いはあるのですが、でも、話をよくよく聞いてみると、
中国での考え方などが根底にあるようなのです。
中国では、昔から、中庸であること、が価値観として、
重要であると教えられるそうです。
二人の意見が対立しているときは、
じゃあ、あいだを取ろうよ、みたいな。
また、白黒をはっきりさせるというより、お互いが気持ちよく
すすむために、ものごとがあいまいなまま進んでいくことが
あったり。
中庸思想というものが、普段の生活、そして、会社の経営を
行っていくうえでも、日々、目の当たりにするもののようです。
もちろん、目標設定や目標管理、時間管理という
ひいては、売上、利益予算の達成といったものと、
中庸思想というものが、反するというわけではなく、
融和できるものだと思うのです。
でも、中庸思想というものとマネジメント、とくに、
売上、利益絶対主義のような欧米式のマネジメント
のバランスが必要なのでしょう。
わたしのイメージとしては、欧米と東洋のマネジメント
スタイルの特徴は以下のようなものです。
○欧米のマネジメント
・市場至上主義
・売上、利益が是
・結果を求める、求められる
・株主第一
・勝ち、負けをはっきりさせる
○東洋のマネジメント
・市場も大事だけど、人が中心主義
・理念、協調が大事
・結果よりもプロセスを重視
・顧客や従業員が第一
・WIN-WINの精神、和、中庸を重んじる
ここ15年近く、バブル崩壊以降、規制緩和などで、市場主義
が推進され、小泉内閣でさらにそういった仕組みになりました。
マネジメントでも、株主第一、成果主義という言葉に代表されるように、
欧米のマネジメントスタイルが日本のビジネスパーソンにも浸透
したように思います。
ただ、一方で、その弊害もおおく発生しているのではないでしょうか?
経済格差の問題、精神的な病での求職者の増加の問題などなど、
経済全体、そして、企業の中でもおおくの問題が発生しています。
これらが、マネジメントスタイルが原因とも、言えませんが、
一因としては、あるような気がします。
和の精神、中庸の精神といったものをベースにした
マネジメントスタイルに再構築する、改めて見直してみる
というときに来ているのだと感じます。