【400文字作文】ぎざぎざ太陽 汗と雲 | 【400文字作文】下半身は地球を救う。

【400文字作文】ぎざぎざ太陽 汗と雲

 身体のあらゆるところから汗が湧き出てく
る。太陽は当然のように僕らの肌を焦がし、
体力を奪っていく。僕らから体力や水分を奪
って、太陽は何を得るのだろうか。そう思い
ながら空を見上げたら真っ白な雲があった。
そう思いながら地面を見たら、たくさんの雑
草が、風も無いのに揺れていた。
 蝉の声が僕らを取り囲んでいる。僕は車の
ボンネットみたいに熱くなった腕で額の汗を
拭う。そのままだらりと腕を地面へ垂らすと、
その汗は手の甲を伝い、指先から地面へと落
ちる。
 僕が落とした汗で、色濃くなった土も太陽
に焦がされ、すぐに乾く。
 それを見て興奮したのか、蝉の声はもっと
分厚くなり、雑草は肩を揺らして笑う。
 ギザギザした蝉の鳴き声は、地面や肌を焦
がす太陽の音だ。
 そのままでいることを、夏の太陽は許して
くれない。