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ピン芸人・淳矢淳矢のブログ。優柔不断で慎重派。

フリーのピン芸人 淳矢淳矢のブログです。道に迷っても迷ってない雰囲気を出すタイプの人間の書くブログです。
主に映画のランキングをつけています。

お疲れ様です、淳矢淳矢です!





毎月恒例の新作映画ベスト3のお時間です。





3月は全国民待望のシンエヴァ公開がありましたが他にも佳作がたくさん。



果たしてシンエヴァはベスト3に入るのか?





3月に鑑賞した新作公開・配信映画は18本


今月はやたらと豊作で、結局「ミナリ」行けてないなどありますが

それでも選ぶのに苦心する大接戦でした!


ちなみに先月試写会で観させていただいた『野球少女』は今月分に入れてます。



では早速今月の私のランキングはこちらです

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3位

『シン・エヴァンゲリオン

劇場版:II』




※エヴァに関してはネタバレしないと感想書けなかったので


まだ観てない人は下の2位まで高速スクロールをオススメします!!

















ではここから感想始めます↓↓↓↓








改めて


🥉3位🥉

『シン・エヴァンゲリオン

劇場版:II




旧シリーズを含めた集大成


ファンの怨念にも似た想いを浄化する見事な幕引き






言わずもがなな大人気アニメのリブート4部作の最終作

ここまでの3作ハッキリ「起承転」の役割がある中での4作目。


エヴァだから一筋縄ではいかないんでは?本当に「結」があるのか?という気持ちで鑑賞。

結果、これ以上ないほどの完結編でした!



冒頭は「破」「Q」同様に、新劇場版の新キャラマリのバトルシーンでスタート。

ここで既に新しい物を見せてやるという気概を感じてワクワクするし、激しいアクションで魅せながら、マヤの「これだから若い男は」を置いていく素晴らしい幕開け。



その後の過去キャラとの再会、ニアサードインパクト後の世界の説明をしながらのじっくりとした日常描写。

綾波初期ロットが些細な感情を一つ一つ覚えていくのは、どうしようもない世界にも喜びはある事を描いているのかと思います。

「この世界の片隅に」感があって良い!

まさにラスボス前の静けさ。



そして終盤、ゲンドウがこれまでない程の心情吐露をシンジに対して見せるのは、最も過去作とは違う部分で最大の見所だと思います。


アウトプットだけ見ると実に利己的な人物に見えるけど、この男の弱さまで知れる今作ではまた違う一面が見れた気がします。

「知識が好きだ」の所はすごくよくわかる。


たぶんここまで細かくゲンドウの心理描写をする事ってなかったと思うし、私はここでようやくハッキリと、監督は今回で終わらせる気なんだなと感じました。

あとこの辺のシーンで一方その頃的に「これだから若い男は」もキッチリ回収して抜け目ない!



エヴァでお馴染みのガイナックス味のある絵コンテ垂れ流し、実写演出もありました。

しかしただの別にファンサービスというわけでは全くなく、とても物語上効果的な演出になっていたのが印象的。


あらゆる事にケリをつけた0の状態のシンジを絵コンテで表現し、そこに迎えに来る原画のマリが色付いていく。


これまでと違う道でも前を向いて進んでいくという静かながら力強いシーンになっていたし、更に極め付けはオーラスの駅のホームでのシーン。


頻繁に精神世界の舞台となっていた電車には乗らずに外の実写世界へ飛び出していく。


キャラクターもファンもエヴァから解き放たれ

エヴァンゲリオンのない世界で生きていく


これまでのエヴァからは想像できない晴れやかな幕引きで、僕はとても好みでした。



でも、こんな観賞後感エヴァじゃないと感じる人もちょこちょこ見かけ、、、気持ちはとてもわかる!

というかキチンと終わらせて不満を言われるのもエヴァならではの現象で、これはこれで良いもの見た感があります!


ただ、そういう人こそ解放されて欲しいという想いが今作に込められているようにも感じるし、想像の余地を残す事でカルト化していったエヴァが、そういう手法から離れてしっかり物語を締めてみせたのは僕的には大拍手以外あり得ませんでした。


今作の物語的わかりやすさを良しとしないのもわかりますが、それでも考察がしがいがある含みがふんだんに盛り込まれているので、まだシンエヴァの二次的な盛り上がりは止みそうにありません。

僕は苦手なのでやりませんが!

とりあえず庵野総監督お疲れ様でした!

これまでエヴァ観てきて良かったです!!!!
























🥈2位🥈

『JUNK HEAD』



「ほぼ一人で制作」などどこ吹く風!


カオスな世界観にどっぷり浸かれるエンタメ特化型ストップモーションアニメ!





去年はスタジオライカの「ミッシング・リンク」、最近ではテレ東の「PUI PUI モルカー」で注目を浴びたストップモーションアニメ


カメラで撮影しては少し動かしまた撮影しを繰り返しそれらを繋げてアニメを作る手法です。

その手間ゆえに莫大な労力を要する事は想像に難くなく、日本で目にする機会も減ったように思います。



本作は、そのストップモーションアニメを堀貴秀監督がほぼ一人で撮り、しかも撮影ノウハウ0の状態から独学で学びながら7年間かけて作り上げたという、それだけでも変態的な一作なのです。


しかしながら本作を観て真っ先に思ったのが

そんな広告の打ち方をしなくて十分なクオリティ!!という事!



退廃した地下世界というカオスな世界観にどっぷり浸かりながら、時にキャラクターのキモカワイイ造形にときめき、時にグロい描写にゾクゾクし、更には大立ち回りのアクションでぶち上がる。

エンタメ映画として文句なしに物凄く面白い!!

みんな大好き対話不可能目無し唇モンスターも出てくるので最高です!



というかそもそも


遺伝子操作…ウイルス感染…生殖機能を失った人類…生命の木…


などという固苦しくもなりそうな物語を、ストップモーションアニメならでの温かみや、わかりやすい面白さで包み込んでいるのが上手いし、それ故に奥行きのあるストーリーもするりと飲み込む事ができました。


一歩間違えば現代文明に対する説教臭さ満載にもなりかね無いけれど、んなもの微塵も感じさせない

心置きなく映像に身を委ねられる。



そして何より、セット、キャラクターへ込められた、情熱、拘りが手を取るようにわかる!それだけで胸に迫るものがある!


ここは監督の仕事がダイレクトに伝わってくるという点で、一人で制作した意味が大きく出ている部分かもしれませんね!

劇場では撮影に使われたキャラが展示されていたので上映後も楽しかったです。



かわいいエンディング曲も監督本人が作曲。どこまでも監督色

エンドロールに流れる大量の「堀貴秀」で一番狂気を感じられる傑作!


本作は3部作らしいので絶対に次回作もマストですね!

監督インタビューで「もうこの制作体制は取らない」とは言っていましたが!























🥇1位🥇

『あのこは貴族』


異なる階層の人間が交錯し生まれる優しい世界


日本シスターフッド映画の到達点❗️





名家の生まれで何不自由ない生活をしてきたお嬢様華子。

「女の幸せは結婚」と教え育てられてきた彼女は、理想の結婚相手を探すために出会いの場に足を運ぶ。


一方地方の裕福ではない家庭に生まれた美希。

努力の末に慶応に入学し憧れの上京を果たすも、現実とのギャップに苦しんでいく。


そんな生まれた階層も向かう幸せの方向も違う二人の物語



金持ちでもなく、とりわけ貧乏な家庭で育ったでもなく、ましてや女性でもない私でも琴線に触れまくる作品でした!



東京には階層が多数存在し、違う階層に属する人間同士は決して交わる事がない

というアプローチでそれぞれの人間にスポットを当て、悩みや葛藤を描きながら物語は進んでいきます。



片方だけを見ていてはわからない、それぞれの生きづらさに自分を重ね、それをすればするほど浮き彫りになる華子と美希の階層の違い


この二人に分かり合える共通項などあり得ないとさえ思います。



しかしそんな折に共通の友人を介して訪れる相見えるシーン!

こんなの異なる階層の人間同士、決定的に対立してしまう!世界の終わり!もうダメだ!世界の終わりだ!


となっても、テッテーーーして傷つけ合う事はしない!



なんなら、お互いの生き方に触れる事で開ける世界がある

異なる階層の人間=敵というわけではない

という優しさを持って相手と自分を分断することはせず互いの存在を認め合います


劇中の友人の

「日本の女同士を分断、対立させる風潮が嫌」

的なセリフがすべて。



収入だったり能力だったりで何事も上下を作る、そうすると自ずと嫉妬や軽蔑が生まれ、両者の対立に発展します。


それならお互い距離を取って関わらないようにする方が得

というのが世の中の常。



でもすべきなのはそういった事に囚われ互いの違いから目を背けるようにする事ではなく


どんな人間でもそれぞれ悩みや葛藤を抱えながら生きている事や

そのための努力をして生きている事


他者のそういった諸々を尊重しながら互いの存在を認め合う事ができたら

くだらない事でお互いを分け隔てたりする事はないし

引いては自分自身の世界を決め付ける事もなくなる。

生きづらい人生と思う事だってなくなる


そうしてより開けた生きやすい道に進む事ができるんじゃないか。



本作は女性たちの群像劇を通して、そんな事描いているなのかな〜と思いました!


またシスターフッド映画でありながら、レールから外れんとする男性側の辛さも感じられる描き方なのがまた素晴らしい!



更に細やかな所作や演出による人物の立体的な描き方も本当に秀逸です。


グラスも持ち方一つや鏡に映る姿などのさりげない部分にも気を配られているのがわかるし


それらに胸に迫る物があったり時におかしかったりして

物語の背景として流れるだけの部分にも味わう要素がたくさんあります。


ここで書ききれないほどに毎シーンなだれのように本当にたくさんあります。

私がまだ気付けていない部分もあるでしょう。




一番好きなのは華子が道路を挟んで、明らかに階層の違うギャルたちとささやかに手を振り合うシーン。


他者に歩み寄り、決め付けていた世界に囚われない自分を持てた華子に目頭が熱くなりました。




と色々取り留めもなく書きましたが、兎にも角にも、とても繊細なバランスで成り立ってる映画だと思いますし、男として観ていて本当に色んな気付きを得られる映画でした。



今月のランキングは、3位は国民的超大作の最終作。2位は孤高のクリエイターによる挑戦的な一作。

それに比べるとこの1位は派手じゃない事この上ないです。


しかしだからこそ集中して鑑賞できる映画館で観る価値のある作品だと思いますし、細やかな描写の積み重ねで描き出す現代の生きづらさ、それに対する映画なりの回答。

そしてあらゆる人間たちの生き様を見守る東京の景色。


どこを切り取っても上品で、嫌味のない美しさと暖かさで包まれた一作です!

おそらく今年の邦画を代表する作品になること請け合い!

手放しで褒めちぎりたい大傑作でした!!!!


 










というわけで3月の1位は『あのこは貴族』でした🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉




ここまで書き殴っておいてなんですが、正直この作品は私の拙い文章を読むよりも、実際に一度観てからどう思うか判断して欲しいです。


百聞一見にしかず!!






今月は劇場公開作品もNetflixオリジナル配信作品も全体的に良い物が多かった!


ベスト3圏外で特に観て欲しいのが

『まともじゃないのは君も一緒』 


人によっては今年ベスト級のインパクトがある作品だと思います!



他作品の感想もTwitterで載せてますのでよろしければ

@juny8ama




4月はかなり豊作の予感!

注目は


吉田恵輔監督『BLUE』

公開延期していた『ザ・スイッチ』

予告から楽しさが滲み出てる『パーム・スプリング』

キャストで当たり確定すぎる『砕け散るところを見せてあげる』

今年早くも2本目の今泉力哉監督『街の上で』


辺りでしょうか!

もちろん他の映画もしっかり観に行きます!




ここまで読んでいただきありがとうございました🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♂️