課題に終われ二週間程更新が途絶えておりましたが、久々に更新したいと思います(そもそも、本来であれば修論に集中していないといけないこの時期に課題をやっている人間がいるようなプログラムを組んでいること自体おかしいのですが。エクセターMBAはいくらなんでも忙しすぎでしょう)
今回はドイツ編。
---
クラスで一番仲が良いドイツ人クラスメートと、その彼女と、ベルリンに行ってきました。前回も書いた通り、今回は彼女の友人の結婚式ということで企画された旅なのですが、「是非一緒に」ということで、旅どころか結婚式にも参加してきました。カメラマンとして…。
ロンドンで友人と合流した後、ライアンエアーでベルリンへ向かいます。悪評高いライアンですが、特にそんなに問題もなく乗ることが出来ました。注意点は、事前にボーディングパスを印刷しておくこと。現地でやってもらうと£15とられます。あとは荷物を最小限に抑え、なんとか機内に全て持ち込むこと。一定の大きさを超えると強制的に預けになり、額は大きさによりますが、£30などとられます。
---
ドイツの首都ベルリンは歴史を感じさせる美しい街です。また、落ち着いた印象です。東京やロンドン、パリなどと違い、建物は高くて5階建て程度。人口も2012年時点で350万人。ゆったりとした空気が流れていました。
首都圏に人が密集する日本と違い、ドイツはベルリン、ミュンヘン、ハンブルク、フランクフルト、ケルン、etc... と多くの都市に人が分散しています。日本は、1300万という人口を誇る東京を中心に、首都圏に3500万人近い人が住んでいます。(日経新聞) 三大都市圏(東京、大阪、名古屋) では5,000万人。
日本の総人口が1.3億人であることを考えると、ドイツの、総人口8,000万に対して首都ベルリンの人口350万は、ひどく小さな割合に感じられます。
ドイツのこの「人の分散」は、日本が見習うべきところの一つなのではないでしょうか。というのは、国防の観点から、一極集中というのは極めてリスクが高いですし、文化的な面を考えても、地方の衰退は日本文化の多様性を削いでいくのではないかと思います。
などと考えながらビールをガブガブ飲んでおりました。
結婚式は人前式スタイルでした。※友人が「普通は教会でやるんだけど、彼らは無神論者なのかもしれない」と言っていました。
2時開始で夜の11時まで滞在しました。談笑しながら、ブッフェスタイルで自由にご飯、飲み物を楽しむ、とても居心地の良い時間。若者からお年寄りまでが、同じ空間で、皆同じように笑顔で過ごしていました。
友人に「日本の結婚式ってどうなの?」と聞かれました。
「人によるんだけど、多くの人が西洋式の式をやるよ。変だよね。俺たち別にキリスト教徒でもないのに西洋式のドレス着て教会で神に誓うんだぜ。多分、欧米が最高だって考えが根底にはあるんじゃないかな。俺が結婚する時は、日本式、ジャパニーズ・シントー式でやりたいよ。」
「この前みせてくれた写真たちだよね。残念だね、日本のハカマ、キモノは最高にクールだよ」
「To be fair、それは日本が、色々な価値観、概念などを受け入れることができるという良さの裏返しでもあるんだけど。」
※この前見せたという写真。友人です
---
4泊のベルリン滞在は、あっという間に終わりました。この友人は、エクセターに滞在する自分と違い、ロンドンでプロジェクトを行っているため、もう会う機会は殆どありません。ただ、この尊敬する素晴らしい友人とは、生涯かけて付き合っていけたらと思います。
とりあえず、彼と彼女の結婚式にはカメラマンで出たいな…と思っています。
「日本はいつがベストシーズンなの?」
「It depends. 桜は春、高山と海とビールは夏、紅葉は秋、ウィンタースポーツは冬。でも一般的に気候がいいのは3~5月、9~11月かな。」
「じゃあ四回行くわ」
いつでもお待ちしてますよ。