「青春18きっぷ」で出かける、真夏の非冷房列車ばかりの旅2013!



今回は四国の四万十市に40℃超えをされるまで国内最高気温記録を保持していた熊谷市を有する群馬の県都、前橋市へ。 本日は上毛電鉄開業85周年を祝して、中央前橋から西桐生までの全線が、何と戦前生まれのデハ101型電車で2往復だけ記念運転される日なのである。普段は営業運転に入らなく希少で、モーター唸る旧型の吊り掛け駆動方式で貴重だから、これはこれは
自分としては見ずにはいられない。

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そんなわけで、先月のSLレトロ碓氷に引き続いて、また朝から高崎駅にやって来てしまった。そこからは春の旅で綴った経路と一緒、中央前橋駅へと至る。入線30分前、もう”鉄“な人達は散見される。群馬テレビとNHKの取材クルーも来ていた。よもや私は関東ローカルのニュースで報道されてしまうのであろうか!?…一応、お昼のNHKニュースは予約してきたけど。


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10時ちょうど、チョコレート色の単行電車は乗客の数も程よく発車した。重い上昇窓を押し上げてから、ロングシートにて斜め横向きになり、のどかな車窓を眺めながら残暑の上州の風を受ける。陽は照っていても、じっと座っていれば、意外と心地良いものなのだ。NHKのインタビュアーはめぼしい乗客にマイクを向けては笑顔をふりまき、終わるや真顔、さほど効果のない扇風機の下で汗を拭っていた。

板張りの床、微かに漂う油の匂い…。約1時間のタイムトリップを満喫。そして私は、昔の西武池袋線中村橋駅のような三角屋根のマンサード駅舎の西桐生駅を背に遠ざかり行き、至近のJR桐生駅へと去ったのであった。


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(p.s.写真の日時はリセットされていた模様です^^;)