来週2月22日(金)、京王電鉄のダイヤ改定が実施される。



前回のブログにも記した、半年消滅した京王線「特急」は、分倍河原と北野を停車駅に追加(要は現行準特急と同じ!)して復活。それに伴い、「準特急」は北野から分岐する本線系統の京王八王子には乗り入れないこととなり、高尾線(北野~高尾山口)全線を各駅停車として運行することになった。(しかし、格下のはずである「急行」は高尾線内を従来通り急行運転をするのだとか)


そこで今回は、京王八王子発着「準特急」及び完全消滅する「通勤快速」乗り納めに出かけた。


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では何で今回わざわざ「特急」にするのだろうか。京八から北野を経た後、車中で頭に巡らす。


それは現時点での最速が「急行」しかない京王相模原線(調布~橋本)への特急電車復活(かつて一時期だったが相模原線内には京王多摩センターのみ停車という特急らしい特急が走っていたことがあった。だが"空気を運んでいる"と揶揄され程なく廃止)が大きく関わっている。

改正後の橋本系統特急は、新宿~調布が現行の準特急と同じ停車駅(新宿・明大前・調布)で、相模原線内が現行の急行と同じ停車駅(調布・京王稲田堤・京王永山・京王多摩センター・南大沢・橋本)となる。この列車種別となれば、京王本線内では急行停車駅を通過できることができ、新宿~橋本の速達性が向上されるというわけ。・・・並行する小田急線との対抗ですかね。


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そして次いで触れたところの「通勤快速」は停車駅を変えずして終日運転の「区間急行」という種別に名称変更。また、「快速」は今まで通過していた調布~東府中間で各停扱いに変更へ。

(写真:橋本行「通快」表示は調布駅にて:京八行「通快」の電車は東府中駅にて)


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昨年夏の調布駅地下化で、調布駅構内の上下4線が地下2線ずつの二層式に分離され、それ以後は調布止まりの上り電車は調布駅先の地上で転線していた芸当が不可能となった。ゆえに、この状態では、布田・国領の先にある地上駅つつじヶ丘迄回送運転を余儀なくされるのだ。

ということは、相模原線電車を全て新宿方面直通にしてしまえば、この手間は完全に解消!!

その点から見れば、名ばかり「特急」での利便性重視2.22改定は案外妥当なのかも知れない。

(写真:京王八王子行「準特急」電車 府中駅にて)

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<追記>

http://keio.ekitan.com/pc/T5?slCode=264-3&time=0000&d=1&dw=0&tdKey=20130222&pFlg=0

改正後時刻表を見たところ、高尾線準特急は平日は早朝1本のみ!!それ以外の準特急は一括して「特急」化。

http://keio.ekitan.com/pc/T5?slCode=264-3&time=0000&d=1&dw=1&tdKey=20130222&pFlg=0

「準特急」は今後、土休日に活躍の場を移すようです。


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(高尾線系統「急行」は朝限定・・・上りほぼ残存。夜間帯に上下とも「快速」が多数現れるらしい)