アンティークショップ~紫の石~


















































それからは…。




まーくんは今まで通り週末以外ほぼ毎日ウチに来て、潤と夕飯を作ってくている。(週末は潤がお袋に料理を教わる為に俺の実家に行く事が多いので。)


それまでは俺が帰る前にはまーくんは帰って姿を見せる事はなかったのだが、カズからの許可が出てからはまーくんは俺が家に帰るまで潤と一緒に待っていてくれるようになったのだった。








そして例の如く職場の後輩からは、小鳥の餌を渡される日々を送っており…。




今日も嬉しそうに、



「櫻井さんっ!!
これ、小鳥のジュンちゃんにどうぞっ!!」



と紙袋の中に入った小鳥の餌を渡されたのだった。





あ…。


何で後輩が〝ジュン〟の名前を口にしているかというと…。



後輩に、


『櫻井さん。
小鳥の名前を教えてくださいよっ!!』


と聞かれてはじめは笑って誤魔化していたのだが、何度も何度も聞いてくるもんだからついつい、


『潤だよ。』



と答えてしまったので、後輩は!


『小鳥のジュンちゃん。』



と呼ぶようになったのだ…。
    







「おっ!!
ありがとう。
うちの潤が喜ぶよ。」



と言うと後輩は俺の顔をジッと覗き込んできて、



「櫻井さーん。
今度写真でいいから〝ジュンちゃん〟見せてくださいよー。
櫻井さんが溺愛するっていう事は相当可愛い子ですよねー!!」


と言ってきたのだった。






「はっ!?
そんな事したらお前が惚れるからダメだよっ!!」



と餌を受け取りながらそう言うと、



「ハハハッ…。
櫻井さん、惚れるって…。
もう相当〝ジュンちゃん〟にメロメロですねー。」



とニヤニヤとしながらそう言ってきたので、



「バッカッ!!
メロメロ…って…。
まあ、確かに潤は可愛いし気が効くし…。」


と言うと、



「櫻井さん…。
小鳥に気を効かして貰ってどうするんですかっ!?
餌…本当に食べさせてあげているんですよね?
小鳥のジュンちゃんが櫻井さんに気を遣って餌をおすそ分けしてくれているとかないですよねっ!?
…なんか…ありそうで俺…怖いんですけど…。」



と、ドン引きされながらそう言われたのだった。



「いや…。
さすがに鳥の餌は食べないし…。」



と言うと、後輩は笑いながら、



「ハハハッ。
それならいいんですけど。
じゃあ、今度絶対にジュンちゃんの写真見せてくださいよ!!」


と言うと、



「櫻井さん、お先に失礼します。」



と言いペコリと頭を下げると帰って行ったのだった。


























アンティークショップ 〜紫の石〜 ㊷




























後輩から貰った小鳥の餌を家まで持ち帰り、


「潤、ただいまーっ!!」



と玄関のドアを開けてそう言うといつものように、



「しょおさん、お帰りなさーいっ!!」


「翔ちゃん、お帰りーっ!!」




と言う潤とまーくんの声がリビングから聞こえ、リビングのドアがガチャッと開くとトテテテテテテテッと潤が走って玄関まで出迎えてくれるのだ。











が…。



今日はいつもと違い、






〜♩♫♪♫♩♪♩♫…





ピアノの音が部屋の中を流れていたのだった。




「あれ?
今日は音楽かけているんだ…?」


と潤に聞くと潤は慌てて、


「あっ!!
止めるのを忘れていました…。」


気まずそうな顔をして、そう言ったのだった。



「えっ?なんで?
潤が聞きたいのなら遠慮せずすに俺が居る時も聞けばいいんだよ。」



と言うと潤は、


「本当ですかっ!?」



と嬉しそうな顔をしてそう言うと、



「それなら今度からはしょおさんが居る時も聞かせて貰いますねっ!!」



と嬉しそうに微笑んだのだった。





リビングへと向かうと、ソファーに座ってピアノの音を楽しそうに聞いていたまーくんが、


「あっ!!
翔ちゃん、お帰りなさいっ!!」


と立ち上がりながらそう言い、


「まーくん、ただいま。
座っていてくれていいよ。」


と言うとまーくんはストンッとソファーに再び座ったかと思うと…。



「あっー!!」


と声を上げて慌てて立ちがると、リビングの棚の上にいつの間にやら置いてあったシルバーのカセットデッキまで走って行くと、カチッとボタンを押して流れていたピアノの演奏を止めたのだった。



そんなまーくんを見た潤は、


「まーくん。
今度からしょおさんが居る時も聞いてもいいって許可を貰ったので、止めなくても大丈夫なんです。」


と嬉しそうにまーくんにそう言うと、まーくんも太陽の様な明るい笑顔で、


「えっ!?
潤ちゃん、そうなのっ!?」



と言うとカセットデッキのボタンを押すと再び…、


〜♩♫♪♫♩♪♩♫…



とピアノの音が流れ始めたのだった。




「潤ちゃん、よかったねっ!!」


「はいっ!!」


とまーくんと潤は手を取り合ってピョンピョンと跳ねながら喜んだ後、ソファーへとポスンッ!!と座り、潤はうっとりとしながらピアノの音を聞いていたのだった。




「ふはっ!!
潤は本当にピアノの演奏を聞くのが好きなんだな。」


と笑いながらそう言うと、



「僕が好きなのは…。
しょおさんが奏でるピアノの音なんです。」



と頬を赤らめて上目遣いそう言ってきたのだった。




うっわっ!!


その顔可愛い…。



と可愛らしい潤の顔に見惚れていると、







「翔ちゃん、本当にピアノ弾くの上手だねー。」




と、まーくんはピアノの音に合わせて楽しそうに頭を左右に揺らしながらそう言ったのだった。






「えっ?
まーくん、何で俺がピアノを弾くのを知っているの?」


と聞くと、


「えっ?
だって今流れている…このピアノを弾いているの翔ちゃんだよね?」



まーくんは驚いた顔をしてそう答えたのだった。


























アンティークショップ 〜紫の石〜 ㊷
⭐ to becontinued⭐




























いつもお話を読んでくださって、ありがとうございます照れ



ここ最近、嵐さんが大渋滞ですよねラブラブ





ここからはまだ相葉ちゃんと潤くんの嵐ジオを聞いていない方や、昨日の嵐さんのTwitterをご覧になっていない方がいたらごめんなさい…あせる



そしてRONTA の妄想なので軽く流して読んでくださいね汗






11/25の嵐ジオの相葉ちゃんと潤くんの、






と脳内変換したり…。




昨日の嵐さんのTwitterなんて…。




ノノ`∀´ルいいなー😳潤は嫉妬しているよーw


に鼻血出そうでした…。
なに?この公開イチャイチャは…。
今朝は早かったから昨晩は残念でしたが…。
翔くん、今晩は潤くんをちゃんと食べてあげてくださいねラブ

などと思ってしまいましたあせる



はい、もう腐った思考でごめんなさい…えーんあせる