とりあえず自分の部屋へと駆け込み、ベッドへと潜り込むと少しずつ少しずつ人の姿へと変化していった。





そのままベッドの中に隠れていると、




「ショコラーッ!!」


「ショコラーッ!!
どこにいるのーっ!?」



とショコラを探している潤の声が少しずつ近付いてきた。





「ショコラーッ!!
どこーっ!?」





「あっ!!
ここだっ!!」



と言う声が聞こえたかと思うと、



カラカラカラッ


とガラス障子の開く音かして、



「ごめんなさい…。
…お邪魔しまーす…。」


と遠慮がちに潤がオレの部屋に入ってくるのと同時に、甘い…甘い…花の香りが部屋に充満していった。





ベッドの上で布団に包まり、息を潜めて丸まっていると、




「ショコラー。
いるんでしょう?」



と言いながら潤が近づいてきた。








「ねえ、ショコラ。
どうしたの?」





と言いながら潤が布団の上からオレの背中を撫でてきた。


「……。」


黙って息を潜め続けていると、


「もうっ!!
ショコラったらっ!!」


と言い、潤がガバッと布団をまくり上げた。



「「あっ!!」」




一瞬、顔を上げて潤の方を見ると、潤とバッチリ目が合ってしまい、


「ご、ごめん…。
ショコラがいると思って…。
裸で寝ていたのにごめん…ね…。」


と潤が顔を逸らしながら謝ってきた。


「いや…。
大丈夫…。」



と言うと布団を引っ張り再び布団の中に潜り込んだ。






この場に和がいなくてよかったな…。


こんな真っ裸な姿で…。

しかもそれを潤に見られたとなると、和なら絶対に、


『翔ちゃん、そんな姿を潤くんに見せるなんてっ!!
このど変態っ!!』

って言うよな…。





そんな事を考えていると、




「ねえ。
もしかして、貴方がしょおくん…?」


と潤が聞いてきた。







潤に分かるように布団の中で大きく頷くと、


「そっか…。
貴方が翔くんなんだ…。」


「あれ…?」


「でも、そうだよな…?」


「うーん…。」




ブツブツと潤は独り言を言っているかと思うと突然、





「そっかっ!!」


と大きな声を出してビックリしてビクッとしてしまったオレを見て、



「あ、ごめんね…。
驚かせてしまって…。」


と謝ってきた後に潤は、



「俺…勘違いしていた…。」


と呟いた。









    





⭐to be continued⭐








いつもお話を読んでくださってありがとうございますラブラブラブ


昨日の“嵐の休日”どうだろう?と思いながらブログに載せたので、思いの外いいねが沢山ついていて嬉しかったですキラキラ
リアル設定は書いてもいいのだろうか?と小心者の私的にはかなり悩んでしまうので…あせる
読んでくださって本当にありがとうございました照れキラキラキラキラキラキラキラキラ