相葉さんの発言で、驚きのあまり目を見開いていたJが慌てて、

「と…も…に、か…ずの…おい…わ…い、た…のま…れ…た。」
「と…も、こ…ども…ち…がう…。」

と、言ってきた。


「Jちゃんは、にのちゃんのおじいちゃんの子供じゃないんだね。あー、ビックリしたー。」


「ビックリしたのは、こっちだよっ!!!Jなんて驚き過ぎて目が見開いたままだったよっ!!」

Jもウンウンと頷く。


「でも、にのちゃんのお祝いって、明日のにのちゃんの誕生日の?」

Jがコクンと頷き、

「は…たち…。お…い…わ…いす…る。」


「俺の二十歳のお祝い?」

そっか、じいちゃん俺が二十歳になったら一緒にお祝いしたい、って言ってたもんな…。


Jが頷き、

「は…たち…、な…った…ら…わた…す…。」

「渡すって何を?」

「えー?何、何?何があるの?」

「早く見たいんだけど。」

と言うと、

Jがにベッドに置いてある目覚まし時計を指差した。

「ま…だ、だ…め…。」

時計の針は21時50分を指していた。


「にのちゃんの誕生日にならないと渡せないのかな?」

Jが頷く。

「えーっ!?じいちゃんいないんだから、バレないじゃん。早くちょうだいよー!!」


Jは首を横に振る。


「Jは真面目なんだね。」

ガッカリ。


「17日になれば渡せる、って事はあと2時間ちょっとだよね?」

Jがコクンと頷く。

「だったらさ、今のうちににのちゃんとJちゃん、お風呂に入ってきなよ。そうすればいい時間になるんじゃない?」

「確かにそうだね。」

「俺はプレゼントが気になるから、今日はにのちゃん家に泊まろうかなー。」

「えっ!?」

「えっ!?ダメなの…?」

「ダメじゃないけど…。」

「そうと決まったら、にのちゃんとJちゃん順番にお風呂に入っておいでよ。俺はここを片付けるから。」

相葉さんはテーブルの上に並べられた料理やお皿を、鼻歌を歌いながら片付けていく。


どうしようかと迷っていると、


「ほら、にのちゃん、Jちゃん、早くっ!!早くっ!!」

と相葉さんに急かされるので、Jをお風呂に案内した。



「使い方分かる?」

と聞くと首を傾げるので一通りの使い方の説明をして、Jに着替えとタオルを渡して部屋に戻った。






⭐to be continued⭐