〝StoJ〟
という事は、蹲っていた人は〝J〟の方かな…。
〝J〟から始まる名前…。
相葉さんと交互に言っていく。
「ジョン」
「ジェイソン」
「ジャック」
「ジロウ」
「いや…、〝ジロウ〟って顔じゃないでしょ?」
「えー。じゃあー。」
「もう、〝J〟でよくない?」
「〝J〟かー。そうだねー、〝J〟って顔っぽいよねー。くふふふ。」
「今日からお前は〝J〟だっ!!」
と、蹲っていた人、改め〝J〟に言うと、Jはコクコクっと頷き嬉しそうにした。
Jが相葉さんを指差して首を傾げる。
『アナタはダレ?』
と言っているようだ…。
「あっ。Jちゃん、自己紹介が遅くなってごめんねー。俺は、相葉 雅紀。」
「ヨロシクね。」
と言って相葉さんは、両手でJの右手を掴みブンブン振っている。
「あ…い…ば…まー…。」
「まー…。」
「うん。じゃあ俺の事は、〝まー〟って呼んでね、Jちゃん。」
「俺の事知ってるみたいだけど、フルネーム知ってるの?」
Jに聞いてみる。
「に…のみ…や。かず…な…り…。」
「か…ず…。」
「正解。俺の名前、本当に知ってるんだ…。」
何処で会ったんだろう…?
考えていると、
グ〜〜〜ッ、とお腹が鳴った。
お腹を押さえたJと目が合った。
実は俺のお腹もさっきから、鳴っているんだよね。
Jに、
「お腹空いたね。」
と言うと、コクコクコクッと頷く。
「相葉さーん、お腹空いたー!!」
「まー…。すい…たー!!」
「にのちゃんも、Jちゃんもさっきからお腹鳴っているもんね。ご飯にしようね。」
相葉さんは笑いながら、キッチンに消えて行った。
「とりあえず今日はにのちゃんの誕生日前夜祭と、Jちゃんとお友達になったお友達記念パーティーだねっ!!いっぱい食べよーね!!」
相葉さんがテーブルいっぱいに、料理を並べてくれた。
⭐to be continued⭐