映画三昧 #2544 ⭐️⭐️ ゾンビランド ダブルタップ(19) | juntana325 趣味三昧

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前作の時は、ウッディ・ハレルソン以外の三人は、駆け出しというイメージだったが、今や、ジェシー・アイゼンバーグとエマ・ストーンが二枚看板になった。前作の方が、面白かったかどうかも、すでに忘れてしまうほど、時間が経過しての続編だから、この作品だけを単に楽しむしかない。



ゾンビものは、かなり出回っているが、悲壮感がなく、楽天的でコメディタッチ、深く考えず、ポップコーンでもつまみながら脱力して観るのに丁度いい。一言で、ゾンビものと言っても、かなりレンジは広い。ゲーム感覚で、ゾンビをバッタバッタと倒していくのは、安易だが、爽快だ。


そんな彼ら四人は、ゾンビ狩りを愉しみながら、ホワイトハウスに住んでいる。そこで、安穏に暮らしていれば、それでいいと思うが、アメリカ人のフロンティア魂だろうか、どうしても旅立ちたくなる。装備をみると、ゾンビ狩りの旅だ。




そんな折、コロンバスが、ウィチタに結婚を申し込む。すると、縛られるのは嫌だと、ホワイトハウスを妹のリトルロックと出て行ってしまう。ゾンビの危機感などまるでない展開だ。傷心のコロンバスは、すぐにマディソンというお相手を見つける。すると程なく、ウィチタだけが戻ってくる。リトルロックが、駆け落ちしたというのだ。さらに能天気な展開になってくる。




その後、リトルロックを探しに、キング(プレスリー)の館に行ったり、ロードムービーの体裁に。ついには、平和の楽園バビロンに到着。そこは何とも60年代を彷彿とさせるヒッピー文化の天国。笑えるほど呑気で、ゾンビとも仲良くやっていけそうな雰囲気だ。ベトナム戦争の一方でヒッピー文化が存在したように、ゾンビ戦争の対極にこの楽園が存在するのだろう。




ラストの最終ゾンビ決戦は、最大の見せ場だ。バビロンのビルの屋上から、ゾンビが雪崩れ込むようにダイビングする景色は、美しくもある。ロングショットで撮ったら、ビルからゾンビが、綺麗に滝のように流れ落ちて見えた事だろう。


また、10年後に続編が撮られるだろうか。今回よりも、中年と初老になった四人が、どんな事をするのかが楽しみだ。その頃には、この作品の内容などは忘れているかもしれないが…。



解説

ゾンビが蔓延した世界を舞台に、自ら編み出した「生き残るための32のルール」を実践する引きこもりの青年を描いた人気ゾンビコメディ「ゾンビランド」の10年ぶりとなる続編。爆発的なウィルス感染によって地球上の人類がゾンビと化したなか、コロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックの4人は、コロンバスが作り上げたルールに従い、10年にわたってゾンビ社会を生き抜いていた。そして2019年、地球上のゾンビたちが、パワーもスピードもレベルアップした新種へと進化。そのほかの生存者を仲間に加えたコロンバスたちは、ルールさえ守れば何でもありな状態で、ゾンビたちをなぎ倒していくが……。コロンバス役のジェシー・アイゼンバーグを筆頭に、ウッディ・ハレルソン、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンという、前作以降にそれぞれ大きくブレイクを果たしたメインキャスト4人が再結集。監督も大ヒット作「ヴェノム」を手がけたルーベン・フライシャーが、再びメガホンをとった。