映画三昧 #2458 ⭐️⭐️ トリプル・リベンジ(18) | juntana325 趣味三昧

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サスペンス仕立てのB級アクション。特にサスペンスが効いている。一つの事件のように思われた展開が、実は別々な事件だった。いかにも一つの事件にみせるような演出に騙された。しかも、CIAが登場すると、何でもありで、御構いなしの状態になる。




物語は、嵌められた元刑事ダニーのリベンジマッチだ。刑事殺しの汚名を着せられたダニーに、警察関係者は非協力的だ。そんな彼に協力的なCIAレベッカが現れる。こんなCIAいるか?と思えるほどセクシー。ハニートラップ要員なのだろうか。次第に彼女の罠に掛かっていく。きっと彼女の手口なのだろう。




ダニーが、事件を解明していくというより、彼女が語る事件の全容を、後追いしていくように映る。半信半疑ながら、観ている方も、辻褄が合うので、いつの間にか彼女の言葉を信じてしまう。しかし、彼女のストーリーのほつれが見つかると、一気に虚像は瓦解する。




それによって、ダニーの冤罪と、車爆破事件は別の事件だと分かる。B級アクションにしては、凝ったストーリーになった。主演がカール・アーバンでなかったら、複雑なストーリーでも良かったが、彼は不適任。近年アンディ・ガルシアは、一癖ある役が多い、ここでも、もう一捻りが欲しかった。



解説

巨大な陰謀に巻き込まれた元エリート刑事の闘いを、「スター・トレック」シリーズのカール・アーバン主演で描いたクライムアクション。麻薬売買の罪を着せられ3年間を刑務所で過ごした元麻薬捜査官ダニー。出所後、その冤罪は政府高官の妻の爆破殺害事件にもつながる巨大な陰謀だったことを知る。魅惑的な代理人レベッカからの情報をもとに、単独で事件の真相を追うダニーだったが……。共演に「オーシャンズ」シリーズのアンディ・ガルシア、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」のソフィア・ベルガラ。「クラッシュ」でアカデミー賞を受賞した脚本家ボビー・モレスコが監督・脚本を手がけた。「のむコレ2018」(18年11月3日~、東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。