映画三昧 #2387 ⭐️⭐️➕ マイル22(18) | juntana325 趣味三昧

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「レイド」シリーズ以来、イコ・ウワイスはすっかりハリウッドスターの風格を身につけた。格闘術シラットも健在で、アクションでは、主人公マーク・ウォールバーグもしのぐ見せ場を作る。





ストーリーは、ブルース・ウィリスの「16ブロック」に似ていて、タイムリミットB級アクション。しかし、観始めると、そう単純でもなかった。合間合間で、全く関係ないロシアの哨戒機のシーンが入る。何かいわくありげで、非常に気になる。しかし、それは最後の最後にならないと、ヤラレタッとは気がつかない。コンゲームのようだ。




キーマンのノアーは、家族を国に殺されたとして、アメリカに亡命を希望する。その代わり、核物質のありかを記したSSDのパスワードを教えるという。大概こういうのは、スパイの罠だったり、第三者の謀略だったりして、身辺を徹底的に調べる。




イコ・ウワイスは、どうも、一癖ある風貌ではないから、最初から好感を持ってしまう。しかも、大使館で、政府の殺し屋に狙われたりすると、さらに信憑性が増していく。そして問題の22マイルに突入すると、「レイド」さながらの連続攻撃が浴びせられ、シルバの部下は次々と非業の死を遂げる。負傷して、死んでいく者は、まるで、ゲームオーバーとばかりに、手を差し伸べられる事なく見捨てられていく。この部隊の宿命なのだ。


犠牲払いながらも、目的の空港に到着したが、最後に、彼らにトドメを刺す。そこまでして、復讐したかったのか。ロシアの哨戒機の意味も、リー・ノアーの本当の使命も、すべてが明らかになり、スッキリしたが、後味は虚しい。



解説

「ローン・サバイバー」「バーニング・オーシャン」「パトリオット・デイ」に続き、マーク・ウォールバーグとピーター・バーグ監督が4度目のタッグを組んだアクションサスペンス。何者かに国家レベルの危険物質が盗まれた。その行方を知るリー・ノアーは重要参考人として政府の保護下にあったが、そんなノアーを抹殺するため武装勢力が送り込まれる。ジェームズ・シルバ率いるCIAの機密特殊部隊はノアーを国外脱出させるため、インドネシアのアメリカ大使館から空港までの22マイル(約35.4キロ)を、武装勢力の攻撃を浴びながら、ノアーを護送するミッションに挑む。ウォールバーグがシルバを演じるほか、「ザ・レイド」シリーズ、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のイコ・ウワイス、ドラマ「ウォーキング・デッド」のローレン・コーハン、初代UFC世界女子バンタム級王者のロンダ・ラウジー、「RED レッド」シリーズのジョン・マルコビッチらが顔をそろえる。