アカデミー賞で最多12部門13ノミネート、作品賞、助演女優賞ほか最多6部門受賞作。ボブ・フォッシー振り付けの同名ヒット・ミュージカルを、ブロードウェイの人気舞台演出家ロブ・マーシャルが映画化。
ハリウッドの専売特許、ミュージカル。このエンターテイメントは、揺るぎない。毎年のように、必ずヒット作品を出す。
1920年代のシカゴ、とにかく人殺しは当たり前の時代だったんだろう。世相も殺人に慣れている。それと、ショービジネスをミックスした、異色のミュージカルだ。今もロングランを続けているので、アメリカ人は余程好きらしい。ショービジネスを描いているとは言っても、実はその世界は、ほとんど描かれておらず、もっぱら、主人公ロキシーの幻想にすぎない。殺人事件というスキャンダルを利用して、成功しようとする商魂たくましいところは、ハリウッドらしい。
歌数少ないとか、エンターテイメント性が乏しいとか、ありますが、とにかくAnd all that jazz