京本大我くん 古川琴音さんの
映画「言えない秘密」を観ました🎹
これオリジナルは台湾の映画で
主演の周 杰倫(ジェイ・チョウ)さんが
監督・脚本、ピアノが重要な物語なんですが
その曲も作曲されているとのこと
スターが自分主演で映画を作るって
自己満足な作品になりそうな予感しかしないけど
大ヒットさせてるんだから すごい才能ですね
日本版は結末も変わっているようです
オリジナルも観たいんだけどまだ観られてない
因みにまだ観てないなら
ネタバレなしの感想も読まない方が良いと思います
ちょっとしたワードでもピンと来ちゃいますし
以下 ネタバレしてますよ
ピアノの演奏シーンがとても素敵でした
大我くんは独学で少し弾ける程度だったので
この映画の為に猛特訓したそう
琴音ちゃんは経験者ですがブランクがあるそうで
やっぱり大変だったみたいです
でもそんな苦労は全然感じさせませんでした
特に2人で連弾するシーンは
本当に楽しそうだし
2人の手が交差する様子は
ちょっとドキッとするラブシーンでした
キスシーンもあるんですけど
よほど初々しくてエロティックにも感じた
前半はとにかくほぼ一目惚れ同士の
ベタな青春感満載な恋模様が続いて
可愛いよめっちゃ可愛いよ
でもちょっと胸焼けするってか赤面するってか
おばちゃんどんな気持ちで観たら良いか困惑する
とか思いながら観てたんですけど
この一目惚れがねー
つまり運命なんですよね
目を合わせたその瞬間に運命が決まったの
ヒロインには秘密があるって事はわかってて
まあ大体そうなんだろうなと想像はつくんですけど
私はちょっと予想外なところもありました
音大生っていう設定もね
意味があったんだなあと
クラシカルで上品な服装や佇まいが
不自然じゃないですもんね
秘密がある事はわかってるので
ずっと切ない予感はあるんですよね
雪乃の表情とかさー
何にも知らない時でも
その表情だけで泣けて来ましたよ
湊人はこの先は永遠にあると思ってて
それは若い人の傲慢さだけど
だからこそ屈託がなくて未来へ向かう力がある
湊人を好きになってしまった
好きになるべきではなかったのに
雪乃はリミットがある事を知っているから
多分そう思いながらも会いに行く事をやめられない
何も知らない湊人の
真っ直ぐに向けてくれる恋心に
一緒にトキメいて一緒に苦しくなって
切なくて 結末は悲しいけど
ものすごく綺麗なものに触れた気持ちになった
最後のシーンでの雪乃の
「ただの女の子でいたかった」の後の
「わかってくれる?」がめちゃ好きだったな
めっちゃ可愛かった
そうなの 後々どんどん辛くなるのはわかってたけど
ずっと何も知らずにいて欲しかったの
これやっぱり琴音ちゃんがお芝居上手いんだな
とは思うんですけど
大我くんのピュアな感じがすごく生かされてて
2人揃っての純粋さ清らかさがすごかった
湊人はピアノに全ての感情が乗る素直な人で
雪乃はそこに惹かれるんですけど
ピアノに挫折してやさぐれてるけど
大好きなピアノを諦め切れてなくて
雪乃に促されてすぐにやる気がでるの
めっちゃ可愛いなと思った
本当に真っ直ぐ素直で
もうなんか眩しくてたまらなかった
最初はゆっくり進んでいた物語が
雪乃の秘密が明かされてから急速に動き出して
いろんな違和感が解消されていくのが
観てて気持ちよかったですね
どうしようもない事だからもちろん悲しいんだけど
湊人の必死さとか赤いトイピアノとか
108歩がどんなに大切な事なのかとか
雪乃の「生まれて来てくれてありがとう」とか
もうポロポロ涙こぼれました
最初に泣けたのは
湊人と父親の会話でしたけどね
お父さんが暖かく見守ってくれててさー
押し付けがましくない親の愛 泣けるね
幼馴染のひかりも可愛いんですよ
お話の都合もあるので仕方ないけど
邪険にされ具合がちょっと可哀想だったな
もしかしたら今後もひかりがそばにいるのかも
でも大事な人が心にいる事がわかってて
それは辛いか…と想いを馳せてしまいました(笑)
ひかりにも幸せになってほしい
と思うくらい良い子だった
色々気になるところはあるんですよ
やはりお涙頂戴だなと思わなくもないし
でもなんかそんな事思うの申し訳なくなるくらい
2人が本当に真っ直ぐでキラキラしてるの
あのポスターや宣伝の感じだと
ザ・アイドルの映画に思う人もいるのかな
私は事前に
オリジナルがとても素敵だと聞いていたので
丁寧で純粋な恋物語なんだろうなと
思って観たんですけど
内容が掴みにくい人もいたようですね
つまんないアイドル映画だと思って敬遠してるなら
是非観てみて欲しいです
劇伴も本当に良くて
映画館で良い音楽を聴くの贅沢ですよねー
ラストシーンはそこで終わっちゃうのって感じで
せっかくピアノへの情熱を取り戻しかけていたのに
湊人はこれから前向きに生きていけるのかなって
心配になるんですけど
エンディングで流れる
「ここに帰ってきて」の歌詞が
その答えなんだろうなと思いました
この曲含めての物語だった
あらためてエンディングに聴くと
救われる気持ちになりました
もともと好きだけど
主演の2人をとても好きになりました
誰も彼もが一生懸命 誠実に取り組んだんだな
とよくわかる丁寧な素敵な作品でした