映画「夜明けのすべて」観ました花




松村北斗 上白石萌音 W主演

瀬尾まいこ 原作

三宅唱 監督 作品です

反対にした事に意味はないですてへぺろ



これ 良かったです

事前に思ってた通りの優しい話だった


優しすぎてこんなの現実的じゃないよって

思ってしまったら残念だなと思ってたんですけど

そんな嘘くささや寒々しさは 私は感じませんでした

それが本当に良かった



藤沢さん(上白石萌音さん)はPMSで

山添君(松村北斗くん)はパニック障害で

それぞれ自分の事なのにコントロール出来なくて

他人にも迷惑をかけてしまう

根は真面目できちんとした人なので

余計に苦しくて


その序盤の様子だけで

私はずっと涙が止まらなかった



藤沢さんのPMSは本当に酷くて
確かにこんな人が同僚だったら
びっくりして距離を置くよなあって思うんですよね
仕事出来ない人、やる気のない人
なのに理不尽にキレてくる変な人って思うかも

生理の重い軽いは人それぞれだし
PMSはここまで感じない人も多いと思うから
わかんないんですよね その人の辛さなんて

迷惑かけてるのは事実だから
理解して欲しいと言うのも憚られる

(でもさーこれは個人的な恨みなんですけど
生理はどんなに軽くてもダルいし鬱陶しい

だから我慢出来るとか出来ないじゃなくて
他人に我慢を強要しないで欲しいって話ですよ
生理ってだけで一大事でしょうよ
体から血が出てるんだから)


山添君は元々バリバリ働いてたんでしょうね
元同僚はみんな明るくて仕事出来そう
その中にスーツに高いヒールを履いた恋人がいて

なのに今の自分は小さな工場で単純作業をしていて
劣等感と焦りがある


パニック障害の事は私はわからないけど
寄り添いたいのにどうにも出来ない彼女の
気持ちも思うとつらくて

山添君もその気持ちもわかってるだろうけど
どうにも出来ない
自分の事もままならないのに出来るはずない

元同僚も恋人も嫌な事は何一つ言わないんだけど
徐々に離れて行くように感じる

(でもそれも仕方ないんですよね
世界は常に変わって行く
離れてもまた近づいてくる事もある
そう思って割り切るしかない)

その焦りとか苛立ちとか
症状が出る事への怯えだったり
ここは自分の居場所じゃないって頑なな様子も
何も知らなければただ暗くて不機嫌な人
仲良くなる気のない人なんですよね


2人ともとても自然で まるで素のようなんですけど

結構言動がトゲトゲしかったりして

確かにこれは演じているんだなと思いました


調子悪くしてる時だけじゃなく普段から
こんなに我慢してるのに
こんなに頑張ってるのにって
気持ちが見える感じもあるし

あと気を許してからも
恋愛感情がない故の表現なのか
割とズケズケしていて
側からだとちょっと行き過ぎにも見えるけど
2人が気にしていないからそれでいいんだって感じ

なんか言葉にするの私下手ですけど

誰が見ても優しく丁寧な訳じゃなくても

本人達の間でOKならそれが正解って事を

ちゃんと描いてるんだろうなって思いました



ちょっとクスッとするところも

つられてめっちゃ笑ったところもあって

全体的には気軽に観られたのも良かったと思います


本人達はめちゃめちゃしんどそうなんだけど

症状は劇的に改善するはずないし

心持ちは自分にしかどうしようもなくて

それをただ見守っている


共感して泣かせようとする訳じゃなく

無理矢理感動させようとするでもなく

そっと一緒に寄り添う気持ちになれる


だから最後に感じる光の気配に

ホッとするんですよね

2人の笑顔にホカホカとした気持ちになる



山添君の元上司とのエピソードが1番泣けた

特に最後の表情良かったな

渋川清彦さん良いですよね好き


山添君はわかってるのかどうか

わからないところも良かった

伝わってるとは思いますけどね


苦しんでる主役の2人以上に

周りの大人達の様子が泣けて仕方なかった

こういう大人になりたい

そうでなきゃいけないなって思った



劇的な何かがあるわけじゃないので

観る人は選ぶかもしれないけど

なんか観終わった後に

自分も少し前に進めたような

安心して生きていけるような

そんな気持ちになりましたので

出来れば大人の方こそ観てほしい


こういう会社が至る所にある世界を

作るためにはみんながこんな風になればいい訳で

でも現実はそうではない事も多い訳で

おとぎ話みたいに見えるかなと思ったんですけど


とても現実的な展開になっていて

あ 自分でも出来そうって思えたんです

ほんの少し気が付けば

私も誰かの助けになれるのかもって


助けて欲しいって言うことも

助けてあげたいって言うことも

難しいなって私は思う

でもこんな風に当たり前みたいに

助け合ってるんじゃないかな みんな

それをちょっと意識できれば

もっと拡がっていくんじゃないかなって


夢物語みたいにただ

こんな会社があればいいのにって

願うばかりじゃなくて

結構至る所にあるんじゃないかなって

そんな無理な話じゃないんじゃないかなって


そう思わせてくれる映画でした





ついでに6月公開の「言えない秘密」のムビチケと

きき湯目当てでバスクリンのガチャガチャ

公開に合わせて入荷してたのかな?

このガチャなかなかないそうなんですけど

あるやん!ってテンションが上がった(笑)



ピンクのきき湯が欲しかったけど

緑も良しです 可愛い

青いのはポーチで

絶妙に使いにくそうな大きさと形でしたがもぐもぐ


すっごい久しぶりにこういうのに手を出したけど

昔食玩とか集めてた感覚からすると

高くなったなーって思いますね まー仕方ない


これは推し活の一環なので安いもんですけど


京本大我くん主演の映画は

泣ける系の恋愛ものっぽい

台湾の映画のリメイクだそうですが

丁寧な作品だといいな


古川琴音さんも好きなんです

可憐な雰囲気のある役者さんですよね 可愛い


雰囲気はとても好みっぽいので

良い作品だといいなーと期待してますスター